キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies
SOC200MA(社会学 / Sociology 200)多文化社会論ⅡMulti-Cultural Society II
金 泰植Thaesik KIM
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | C7325 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 月2/Mon.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(新)Category (2019) |
展開科目 選択必修(領域別) ライフ |
カテゴリー(旧)Category (2017) |
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Outline (in English)
【授業の概要(Course outline)】In today's Japanese society, the aspect of a multicultural society has been further strengthened by the increase in foreign residents as a new workforce. On the other hand, there are also extrinsic movements against foreigners.This lecture will examine how Japanese multicultural situations were created, focusing on Korean residents in Japan.The purpose of this lecture is to consider the issues facing Japanese society.
【到達目標(Learning Objectives)】Learn how the multicultural situation in Japan was created. And have ideas for forming a society where everyone is respected.
【授業時間外の学習(Learning activities outside of classroom)】Prepare to write on the reaction paper after the lesson what you noticed in the lesson and the questions that led to you. The standard preparation and review time for this class is 2 hours each.
【成績評価の方法と基準(Grading Criteria /Policy)】Year-end report 70%
Class assignments (reaction paper, etc.) 30%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
今日の日本社会は新たな労働力としての外国籍住人の増加により、多文化社会としての側面をより一層強めている。しかし日本の多文化状況がどのように作られたかに対する省察は少なく、多文化社会に対する排外主義的な動きも起きている。本講義は、戦後日本の最大の「外国人」集団であった在日コリアンを中心としながらもその他のルーツを持つ人たちも射程としながら、日本の多文化社会がどのように作られ、どのような課題を抱えているかについて考える。
到達目標Goal
日本の多文化状況がどのように作られたかについて日本と東アジアの近現代史の中で捉え、日本社会の中にいる多様なルーツを持つマイノリティたちが直面している問題を知り、日本社会の問題として考え、受講生が全ての人が尊重される社会の形成のためのアイディアを持つようになることを目標とする。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業はリアルタイム型とオンデマンド型を組み合わせて実施する。具体的には学習支援システムで指示をするが、初回はzoomで行う予定である。
授業の初めに、前回の授業で提出されたリアクションペーパーからいくつか取り上げ、全体に対してフィードバックを行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:ガイダンス
授業ガイダンスおよび「帝国の拡張と多文化状況の出現」について
第2回[オンライン/online]:日本の朝鮮植民地統治と在日コリアンの誕生
日本の「外国人」問題の起源とも言える在日コリアンについて
第3回[オンライン/online]:戦後日本の外国人政策について
サンフランシスコ講和条約。包摂と追放の対象としての外国人
第4回[オンライン/online]:日韓条約
在日コリアンの法的地位問題及び、今日のヘイトスピーチの燃料となっている日韓の歴史問題について
第5回[オンライン/online]:在日コリアンの教育
民族学校の誕生と学校閉鎖令、民族学級と朝鮮学校、韓国学校への整備
第6回[オンライン/online]:多文化共生と市民社会
川崎を中心とした市民社会における多文化共生のための取り組みについて
第7回[オンライン/online]:日本の入管制度について
成り立ちと、現在入国管理施設に収容されている外国人たちの人権問題について
第8回[オンライン/online]:在日中国人
渡航、日本での生活、教育について
第9回[オンライン/online]:日系ブラジル人
渡航、日本での生活、教育について
第10回[オンライン/online]:LGTBQ
日本におけるセクシャルマイノリティをめぐる状況について
第11回[オンライン/online]:韓流と嫌韓流の狭間で
韓国ブームと排外主義が在日コリアンに与えている影響について
第12回[オンライン/online]:ヘイト・スピーチ
外国人に対するヘイト・スピーチと、これを規制するための運動と条例について
第13回[オンライン/online]:技能実習生制度について
外国人技能実習生制度の問題点について
第14回[オンライン/online]:マイクロアグレッションについて
マイクロアグレッションについて学ぶ
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
毎回の授業時に次の授業の内容について告知するので、事前にそのトピックについて調べて、授業後にリアクションペーパーに授業での気づきや持つに至った質問などを書けるように準備すること。なお本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
指定のテキストはない。毎回資料を配布する。
参考書References
田中宏『在日外国人第三版』(岩波新書)、師岡康子『ヘイト・スピーチとは何か』、月刊『イオ』編集部『日本の中の外国人学校』
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末試験はレポートの作成とし70%、授業のリアクションペーパー(メールなどで提出)を特に重視した平常点30%の配分とする。
レポートは論理の整合性を重視する。不適切なデータの引用などは厳しく採点する。また独創的な意見や着眼点は高く評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
昨年度の授業においては在日コリアンの問題のみならず、技能実習制や入管にいる外国人の人権の問題、またマイクロアグレッションの概念に関心の高い学生が多かった。これらの問題をうまく繋げて説明できるように心がける。
その他の重要事項Others
初回の授業時にアンケートを行い、その結果を元に講義の計画の一部を柔軟に変更することがある。