情報科学部Faculty of Computer and Information Sciences
OTR200KA-TT-102(その他 / Others 200)情報化社会と職業Information Society and Emerging Vocation
中島 円Madoka NAKAJIMA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 情報科学部Faculty of Computer and Information Sciences |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | J0312 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 土2/Sat.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 / Koganei |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2022年度以降入学者)Category (2022~) | |
カテゴリー(2021年度以前入学者)Category (~2021) | |
カテゴリーCategory |
教養科目 人文系科目 |
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Outline (in English)
■Course Outline
This course deals with the information society, the IT industry and professions and information ethics. The course also aims to improve students' skills in understanding and explaining the correct use of computers, mobile, information networks, social media and other tools.
■Learning objectives
By the end of the course, students are expected to be able to.
- How IT is used in the real world, what historical background it has and what companies, institutions and personalities have built it, as well as the reality of the information industry.
- Research, analyse and disseminate information on how IT and the latest smartphone technologies are designed.
- Understand and explain internet crime, privacy issues and information ethics.
■Learning activities outside the classroom
Lectures (2 credits)
Students will be expected to read the relevant chapter of the textbook before each class. A minimum of one hour of study is required in each class.
■Grading criteria/policies
Final grades will be calculated using the following process. A short report for each class (70%), a final report (30%), attendance and contribution in class.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
情報通信技術の進化を背景に、これからの情報化社会を生きるべき膨大な情報に対する的確な選択と判断を行う必要性を理解する。
具体的には、コンピュータやモバイル、情報ネットワーク、ソーシャルメディア等のツールを正しく理解して 適切に活用し、主体的に情報を選択・処理・発信出来る能力を身に付け、情報に関する職業人(ITプロフェッショナル)としての在り方を身に付けていく。
到達目標Goal
1.ITが実社会でどのように利用されているのか、また、どのような歴史的背景をもち、どのような企業や研究機関、人物が築いてきたのか、さらには日本のみならずシリコンバレーやインドにおける情報産業の実態について説明することができる。
2.ITや最新のスマートフォン技術に触れ、利用するだけでなく、実社会においてどのようにデザイン、開発、管理されているのか調査・分析し、情報発信することができる。
3.IT発展のその影と言われるインターネット犯罪やプライバシー保護の問題、情報倫理について意見を述べることができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち「DP1」と「DP3-1」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義の前半は、ITが実社会においてどのように使われるているかについて、多くの実例とともに進める。
講義の後半は、最新のインターネット技術とインターネット犯罪、セキュリティについて議論する。
毎回の講義の流れは、小レポートのフィードバック、スライド説明、ディスカッション、動画上映、小レポートとなっている。ディスカッションの時間をできるだけ多く取り、活発に意見を出し合えるよう進行していく。
■ 小レポートのフィードバック: 前回の小レポートのフィードバックを行う。できるだけ多くの受講生と対話をしながら進める。
■ スライド説明: 授業計画に掲げたテーマに沿って、スライドで説明する。話が一方的にならないよう、常時対話をしながら進める。
■ 動画上映: 毎回、IT企業や情報リテラシーに関する動画を上映する。
■ 小レポート: 箇条書き、図解、表による整理方法、情報処理試験問題など、毎回講義にあわせて出題する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:情報通信技術とは、IT革命とは、ITやICTが企業や生活に及ぼす影響
・オリエンテーションとして、授業の目標、進め方、評価を伝える。
・情報通信技術の発展と企業や生活に及ぼす影響に関して学ぶ。
2[対面/face to face]:情報化社会における企業での職業の種類と役割
国内外の情報通信業界ならびに関連の業種や職種、仕組みについて理解する。
3[対面/face to face]:政府・地方自治体の情報化 - IT戦略/電子政府/オープンガバメント -
日本国内を中心としたIT戦略やDX(デジタルトランスフォーメーション)、例えばマイナンバー等の仕組みや課題について学ぶ。
4[対面/face to face]:IT産業構造の変化、ビジネスの変化、企業情報システム部門の構成
通信技術の発展により産業構造やビジネスがどのように変化しているかについて習得する。
5[対面/face to face]:IT利活用:マネージメント、流通・生産、金融サービス
情報通信技術の利活用として、企業経営、SCMなどの流通・生産、金融について理解する。
6[対面/face to face]:企業経営を変える最新のIT手法、企業教育・eラーニング
企業経営の戦略的ツールであるERPや人材育成に欠かせないeラーニングについて学ぶ。
7[対面/face to face]:ITが働く環境に及ぼす影響・課題、コミュニケーションの変化
前半の授業を振り返り、疑問点をクリアにする。また、情報通信技術により働き方の変化について理解する。
8[対面/face to face]:IT産業における国際規格とグローバル化
ITと「標準」の関係とさまざまな国際規格の役割について習得する。
9[対面/face to face]:インターネットの出現からクラウドコンピューティングまで
インターネットの歴史を振り返り、その基礎的な技術を確認し、今後の発展性について学ぶ。
10[対面/face to face]:スマートフォン、ソーシャルメディア、IoT(Internet of Things)への展開
スマートフォンやソーシャルメディアの登場とIoTが今後どのように発展していくかについて理解する。
11[対面/face to face]:ITベースの知的財産権、情報化社会における法律
情報処理技術の保護に欠かせない知的財産権について、その役割と課題を習得する。
12[対面/face to face]:情報化社会におけるリスクとセキュリティ
情報化社会におけるさまざまなリスク、例えば情報漏洩やネット犯罪などについて理解する。
13[対面/face to face]:情報倫理:情報の収集・発信・公開・保護と個人の責任
インターネットやAI(人工知能)の発展にともない、新たな情報倫理や情報モラル等の問題が発生している事実を知り、その対応について学ぶ。
14[対面/face to face]:ITSS(ITスキル・スタンダード)、関連資格と資格試験と最終確認
情報通信技術のスキル体系と関係する資格について知り、キャリアパスについて学ぶ。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
毎回の授業前に、教科書の該当章を読んでおくことが望ましい。各授業で最低1時間の学習が必要。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書は使用しない。投映資料(PowerPoint)を使用し、そのファイルは授業前に公開する。参考書は授業中に示す。
参考書References
情報教育シリーズ情報と職業(丸善出版)、情報社会(NTT出版)、よくわかる情報システムIT業界(日本実業出版社)、世界一わかりやすいIT(情報サービス)業界の「しくみ」と「ながれ」(自由国民社)、ウェブ進化論(ちくま)、第4の産業革命(朝日新聞)、センサーシティー(インプレスR&D)
成績評価の方法と基準Grading criteria
毎週の小レポート(約70%)、最終レポート(約30%)授業への貢献等を総合して評価する。期末試験は行わない予定である。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
以前のアンケートからの気づき:アンケートでは「思考力」「判断力」のポイントが低かったので、なぜこの技術が必要なのか、なぜこのような問題が起きているのか、常に自分で考え判断して発言できように、ディスカッションの時間を多く取る。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
新型コロナウィルス感染症に状況によってはオンライン授業を行います。そのため、インターネット接続可能なパソコンまたはスマートフォンを利用することがあります。