情報科学部Faculty of Computer and Information Sciences
ECN138KA-GH-103（経済学 / Economics 100）ファイナンスFinance
清水 正人Masahito SHIMIZU
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 情報科学部Faculty of Computer and Information Sciences |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | J0303 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 月4/Mon.4 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 小金井 / Koganei |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 選択・必修Optional/Compulsory | |
| カテゴリー（2022年度以降入学者）Category (2022~) | |
| カテゴリー（2021年度以前入学者）Category (~2021) | |
| カテゴリーCategory |
教養科目 人文系科目 |
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Outline (in English)
Introduction to asset managements and financial markets. Explanations of basic financial instruments and theoretical concepts in the markets are provided in this lecture. You face various financial instruments, such as bank deposits, stocks, bonds, mutual funds, pensions, loans, and so on after graduated, and you often have decision makings about them. Reasonable decision makings and asset managements support your life. You learn analytical tools and preparations for your reasonable decisions and asset managements. Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content. Final grade will be calculated based on the term-end report (50%) and in-class contribution (50%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
本講義は、資産運用を理解するための入門コースである。決済、貯蓄、投資、年金、保険、ローン、為替、各種金融商品などを通して、わたしたちは、金融・資本市場と日々密接にかかわっている。基本的には資金を必要とする「資金調達者」と資金を提供する「資金提供者」をつなげる場である金融・資本市場は、現代社会の重要なインフラストラクチャーの一つである。その基本的な事柄を理解し、自らのライフプラン実現を支援する将来の資産形成のために重要な資産運用を中心テーマとして学習する。
到達目標Goal
金融・資本市場の基本的な役割とその機能を理解する。資産運用の重要性を理解し、その基礎的な知識を習得する。さらに資産運用の基礎となる考え方や理論の概要を理解し、投資分析の基礎的な考え方や計算等を理解する。理解を深めるための演習課題を解く。同時に金融・資本市場のいろいろな分野で活用されている数理・情報的なアプローチの一部を知る。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち「DP1」と「DP3-1」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
講義を中心に進める。また講義の中で取り上げる分析や計算に関して、演習課題を用意し、各人が実際にその分析や計算を行う時間を設け、理解を深める。演習結果については適宜評価解説を行う。期末に、指定したテーマについてレポートの作成を行い、さらに理解を深める。なお、基礎的な数理的手法をもちいるいろいろな話題が含まれている。すなわち数式の展開、確率・統計の基礎的な事柄に慣れていると理解が一層深められる話題が含まれている。これらについては、必要に応じて補足をしながら進める。資料のアップ、課題の提示など学習支援システムを活用して進める。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[オンライン/online]：はじめに、現代社会のわたしたちと金融
講義全体の導入。現代社会において活動するわたしたちと金融とのかかわり。
2[オンライン/online]：金融・資本市場
金融・資本市場の概要とその役割について。
3[オンライン/online]：時間と不確実性
資産運用における、「時間」と「不確実性」の考え方、扱い方。
4[オンライン/online]：証券投資のリスクとリターン
いろいろな証券投資のリスクとリターン、その関係。
5[オンライン/online]：債券分析
債券及び債券市場の基礎知識。金利と債券価格の関係について。債券投資のリスクとリターン、その投資分析。
5[オンライン/online]：債券分析演習
債券分析の課題演習
6[オンライン/online]：株式分析
株式及び株式市場の基礎知識。財務諸表、利益と配当、配当割引モデル、一株当たり指標について。株式投資のリスクとリターン、その投資分析。
8[オンライン/online]：株式分析演習
株式分析の課題演習。
9[オンライン/online]：ポートフォリオ
ポートフォリオとは。ポートフォリオ理論。ポートフォリオ・マネジメント。
10[オンライン/online]：ポートフォリオ演習
ポートフォリオ作成などの課題演習。
11[オンライン/online]：資産運用のリスクとその管理、資産運用業務
資産運用における多様なリスクとその管理。資産運用業務と資産運用商品・サービス。
12[オンライン/online]：運用のパフォーマンス評価
ベンチマークとは。いろいろな評価尺度。運用のパフォーマンス分析と評価。
13[オンライン/online]：仮想運用評価演習
仮想の運用結果の評価などについての総合的な演習。
14[オンライン/online]：トピックス、まとめ、レポート出題
デリバティブ、行動ファイナンスなどのトピックス。講義のまとめ。期末レポートテーマの出題。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
復習、課題演習、レポートの作成など。本授業の準備・復習時間は、計4時間を標準とする。
テキスト（教科書）Textbooks
資料を学習支援システムにアップするとともに必要に応じて講義の中で配布する。
参考書References
書名：リスク －神々への反逆－
著者：ピーター・バーンスタイン/青山護訳
出版：日本経済新聞社（1998年第1版）
書名：現代ファイナンス論 －意思決定のための理論と実践－
著者：ツヴィ・ボディ、ロバート・C・マートン/大前恵一郎訳
出版：ピアソン・エデュケーション（2007年改訂第6版）
書名：新版バブルの物語
著者：ジョン・Ｋ・ガルブレイス/鈴木哲太郎訳
出版：ダイヤモンド社（2008年）
書名:社会人1年目からの とりあえず 日経新聞が読める本
著者:山本博幸
出版:ディスカバー・トゥエンティワン(2016年)
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点（約50％）＋期末レポートの評価点（約50％）。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
講義の中で取り上げるいくつかのテーマについて演習の時間を設け、各人が実際にその分析や必要な計算を行うことにより、テーマの理解を深める。
資料は学習支援システムにアップするとともに重要な部分などを適宜講義の中で配布する。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
PCなど。
その他の重要事項Others
金融・資本市場は、広義の情報システムともいえる。またそのいろいろな局面で、数理・情報的な考え方やアプローチが広範に活用されている。文系・理系といった既成の枠組みにとらわれずに物事を観察し、自らの言葉で考え、いろいろな事に興味をもつ方々の受講を期待したい。