理工学研究科Graduate School of Science and Engineering
BLS500Y2（生物科学 / Biological science 500）細胞間コミュニケーション特論Intercellular Communication
南 栄一Eiichi MINAMI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 理工学研究科Graduate School of Science and Engineering |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | YD013 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 土1/Sat.1 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 小金井 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 生命機能学専攻 |
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Outline (in English)
Higher plants are exposed to the environmental stresses, including interactions with various pathogenic microbes. Understanding of how plants respond to biotic stresses is crucial to crop development. In this class, students are expected to have interest in the plants' strategies of survival in the hostile environment. It is highly required to be critical when reading original papers on this topic (and other topics too). Students are rated according to reports of introduction of original paper of their interests in addition to the attitude to science observed in daily classes.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
高等植物は自らの生育に大きなインパクトを持つ微生物との相互作用において、ユニークな信号認識・伝達システムを発達させてきた。これらを知ることは作物生産の観点からも重要であり、研究の歴史は長い。この授業では, 植物-微生物間の細胞レベルでの相互作用を取り上げ、特に細菌病、菌類病についてこれまでの重要な研究成果を概説する。
到達目標Goal
当該テーマにおける理解を深めるとともに論文等で報告された研究成果を批判的に読む姿勢を身につける。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
植物- 微生物間の相互作用の分子機構についてこれまでになされた重要な研究の概要を、主に原著論文の図表で紹介する。また学生は選んだ原著論文容を紹介するとともにその要約をレポートとして提出する。具体的な講義内容については最新の研究動向を見ながら適宜変更もありうる。授業は隔週を原則とするが場合によってスケジュールを変更する可能性があることをあらかじめ了承されたい。なお、植物病理学の基礎的な知識を受講の前提とする。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]：エリシターの構造と作用
ペプチド性エリシター、Pep13
2[対面/face to face]：エリシターの構造と作用
ペプチド性エリシター、フラジェリン
3[対面/face to face]：エリシターの構造と作用
ペプチドエリシター、タンパク伸長因子
4[対面/face to face]：エリシターの構造と作用
糖質エリシター、キチンオリゴ糖
5[対面/face to face]：病原細菌の感染機構
Pseudomonas 属細菌のエフェクター、AvrPtoおよびAvrPtoBを中心に
6[対面/face to face]：病原細菌の感染機構
Xanthomonas 属細菌（ピーマン斑点細菌病）のTALエフェクター
7[対面/face to face]：病原細菌の感染機構
Xanthomonas 属細菌（イネ白葉枯病）のTALエフェクター
8[対面/face to face]：半活物菌の感染機構
トマト葉カビ病菌の感染過程とキチンを中心とする細胞壁表層の動態
9[対面/face to face]：半活物菌の感染機構
イネいもち病菌の感染過程
10[対面/face to face]：半活物菌の感染機構
イネのいもち病抵抗性遺伝子と非病原力遺伝子
11[対面/face to face]：半活物菌の感染機構
イネいもち病菌の病原性因子としての非病原力遺伝子-その同定と機能解析
12[対面/face to face]：半活物菌の感染機構
イネいもち病菌のユニークな病原性因子
13[対面/face to face]：演習、ただし授業の状況により後日レポート提出のみとする可能性あり。
受講生による論文紹介（時間は受講生の人数による）
14[対面/face to face]：演習、ただし授業の状況により後日レポート提出のみとする可能性あり。
受講生による論文紹介（時間は受講生の人数による）
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習時間は、各４時間を標準とします。】日頃から英語の原著論文を深く批判的に読むよう心がけること。
テキスト（教科書）Textbooks
パワーポイント資料を配布する。
参考書References
指定しないが、講義で紹介する原著論文や総説の出典を示すのでそれを参考にすること。
成績評価の方法と基準Grading criteria
植物と微生物の病理学的な相互作用等に関する英語原著論文を紹介しその研究の意義や問題点などをレポートとして提出する。（60％）。これに平常点（40％）を加味して成績評価とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
講義内容の節目で重要なポイントを整理して提示する。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
なし。