理工学研究科Graduate School of Science and Engineering
MTL500X1（材料工学 / Material engineering 500）鉄鋼材料工学特論Iron and Steel Engineering
栗山 幸久Yukihisa KURIYAMA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 理工学研究科Graduate School of Science and Engineering |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | YA006 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 金2/Fri.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 小金井 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 機械工学専攻 |
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Outline (in English)
【Course outline】
This course provides basic knowledge in following area
1) manufacturing process of steel products.
2) material properties of steel demanded for application.
3) deformation properties and forming limits of steel.
【Learning Objectives】
The goal of this course is to get above mentioned knowledge of 1), 2) and 3), and to get capability to compare steel and other materials for some application and LCA evaluation.
【Learning activities outside of classroom】
After each lecture, students will be expected to make summary of it to understand the content.
【Grading Criteria /Policy】
Overall grade will be evaluated by 30% in mid-term (+weekly) reports and 70% in term-end report.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
１）各種鉄鋼製品の製造プロセスに関する基礎知識の修得
２）各種用途に要求される鉄鋼材料特性に関する基礎知識の修得
３）鉄鋼材料の変形特性と変形限界に関する基礎知識の修得
到達目標Goal
鉄鋼の原料から鋼材が製造できるまでの一連の製造プロセスに関する基礎知識が修得できる。厚板・薄板・線材・棒鋼等の鉄鋼製品の種類とそれぞれの製造プロセス及び必要特性に関する知識が修得できる。また、他の材料と比較して鉄鋼材料の特性を修得できる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
本講義では、鉄鋼の製造プロセスや特性に関して基礎から学習する。
講義開始は4/8(金)を予定しています。
対面講義を基本としますが、コロナなどの状況で最大7回までZOOMによるオンライン双方向講義となります。
ポータルに教材などをupしますので、予習・復習に活用してください。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[未定/undecided]：鉄鋼製品概略
鉄鋼プロセスの概略，各種鉄鋼製品の種類・用途
第2回[未定/undecided]：鉄の歴史
鉄の生い立ち，製鉄業の歴史
第3回[未定/undecided]：製銑
鉄鉱石，石炭などの原料、および、高炉，溶銑予備処理
第4回[未定/undecided]：製鋼
転炉，二次精錬，連続鋳造
第5回[未定/undecided]：圧延
圧延基礎理論，熱間・冷間圧延プロセス
第6回[未定/undecided]：厚板
厚板製造プロセス，強度，靱性，溶接性，ＴＭＣＰ
第7回[未定/undecided]：前半の振返り・討議
前半のレポートを提出してもらい、それに基づきグループ討議
第8回[未定/undecided]：薄板
冷間圧延プロセス，自動車用鋼板，ハイテン
第9回[未定/undecided]：線材
線材の製造プロセス、強化機構
第10回[未定/undecided]：棒鋼
棒鋼の製造プロセス，鍛造加工、熱処理
第11回[未定/undecided]：鋼管
シームレス鋼管，ＵＯ鋼管，スパイラル鋼管，電縫溶接鋼管
第12回[未定/undecided]：引張試験
単純に見えるが材料の変形の種々の基礎が現れることを学ぶ
第13回[未定/undecided]：リサイクル・LCA
他の材料との比較も含め，環境負荷の検討
第14回[未定/undecided]：発表
各人の提出したレポート内容の発表および質疑・討論
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習時間は、各４時間を標準とします。】特になし
テキスト（教科書）Textbooks
参考資料を配布
参考書References
・「鉄と鉄鋼がわかる本」，日本実業出版社
・「鉄の未来が見える本」，日本実業出版社
・「鉄の薄板・厚板がわかる本」，日本実業出版社
・「スーパー鉄鋼 先進ハイテン」，文藝春秋社
成績評価の方法と基準Grading criteria
レポート課題：70％
平常点：30％
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
2021年度はコロナ禍のため、全てZOOMでオンライン双方向講義を行った。
教員側は学生の反応が掴み難かったが、学生から提出して貰う受講メモで理解度が把握でき、疑問点にも回答できた。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
オンライン双方向講義の場合、パソコンないしタブレットと通信環境
その他の重要事項Others
「鉄鋼材料工学特論」は、数十年にわたり鉄鋼会社の研究所・現場に勤務した経験を、大学に移ってから補強した理論で裏付けることにより、現象や事実だけでなく何故そうなっているかの理解を図って講義します。