人間社会研究科Graduate School of Social Well-being Studies
SOW600J1（社会福祉学 / Social Welfare 600）論文研究演習ⅠMaster's Thesis Research I
岡田 栄作Eisaku OKADA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人間社会研究科Graduate School of Social Well-being Studies |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | S0104 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 年間授業/Yearly |
| 曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 1 |
| 単位数Credit(s) | 4 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory |
福祉社会専攻 演習科目 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
・Course outline
The aim of this course is to help students acquire the basics of research design and research methodologies that are important in writing a dissertation.
・Learning Objectives
The goals of this course are to How to write a dissertation
・Learning activities outside of classroom
Students will be expected to have completed the required assignments after each class meeting. Your study time will be more than four hours for a class.
・Grading Criteria /Policies
① Learning attitude 30%
② Contents of the submitted assignment 50%
③ Attitude toward the process up to the research concept 20%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
論文を作成するで核となるリサーチクエスチョンの作成、研究デザインの構築、文献検索、論文の批判的吟味、データの収集、分析、方法、結果のまとめ方など研究方法論の基礎を学ぶ。
到達目標Goal
①学術論文の構成を理解している
②リサーチクエスチョンを組み立てることができる
③研究デザインを理解している
④学術論文を批判的に読むことができる
⑤自らでデータを収集し、研究データを適切に管理することができる
⑥自らで統計解析ソフトを使いこないし、データを分析することができる
⑦研究倫理を理解している
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」と「DP2」と「DP3」と「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
講義と個人指導を交えた形で進めていきます。修士論文作成のための第1ステージとしての重要な段階であり、研究に対するモラルや倫理規定を理解し、真摯な態度と積極的な意見交換と共に指導教官の助言を定期的に受けることが望まれます。
準備段階の成果と今後の研究進展を目的に10月頃に1度、修士論文構想発表会を実施します。本講義の授業計画の変更・教材・課題の提示およびフィードバックについては、学習支援システムを通じて行い、講義内でもその都度行う予定です。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：イントロダクション
ガイダンスの実施
第2回[対面/face to face]：研究とは
どのようなプロセスをたどれば研究と言える成果物が出版できるのか。受講者とともに考える。
第3回[対面/face to face]：文献検索の方法
どのように文献を収集するか。文献検索の方法を学ぶ。
第4回[対面/face to face]：リサーチクエスチョンの組み立て方
研究仮説の立て方を学ぶ。
第5回[対面/face to face]：先行研究のレビューの仕方
自分の希望研究テーマに関連する文献の収集と整理の仕方を学ぶ。
第6回[対面/face to face]：量的研究デザインを理解する～横断研究～
横断研究の研究デザインを学ぶ。
第7回[対面/face to face]：量的研究デザインを理解する～ケースコントロール研究・コホート研究～
ケースコントロール研究とコホート研究の研究デザインを学ぶ。
第8回[対面/face to face]：質的研究デザインを理解する～現象学的アプローチ～
現象学的アプローチについて学ぶ。
第9回[対面/face to face]：質的研究デザインを理解する～グラウンデッドセオリーアプローチ～
グラウンデッドセオリーアプローチについて学ぶ。
第10回[対面/face to face]：混合研究法のデザインを理解する
混合研究法の研究デザインについて学ぶ。
第11回[対面/face to face]：リサーチクエスチョンと研究デザインのマッチング
作成したリサーチクエスチョンに対応した研究デザインを選択する方法を学ぶ。
第12回[対面/face to face]：研究の批判的吟味
先行研究の批判的吟味の方法について学ぶ。
第13回[対面/face to face]：先行研究のレビューをまとめる
先行研究を読み、どこが解決していて、どこが解決していないのか論点を整理する。
第14回[対面/face to face]：先行研究のレビューを発表する
レビューを発表することで論点をより明確にする。
第15回[対面/face to face]：仮説の設定
研究仮説の設定方法について学ぶ。
第16回[対面/face to face]：研究対象者のペルソナの設定
研究対象者のペルソナを想定する。
第17回[対面/face to face]：研究のサンプリングの検討
サンプリングの意味と方法について学ぶ。
第18回[対面/face to face]：研究方法の検討
サンプリングに対応した研究方法を設定する。
第19回[対面/face to face]：研究データの分析計画の作成
データ分析の計画の立て方について学ぶ。
第20回[対面/face to face]：論文全体構想の検討
論文全体の構想を練る。
第21回[対面/face to face]：論文構想の発表
論文の構想をまとめ、プレゼンテーションを行う。
第22回[対面/face to face]：論文構想の修正
報告した論文構想について、多くの質問や意見を踏まえて修正する。
第23回[対面/face to face]：論文構想の研究計画への具体化
作成した論文構想について研究計画への落とし込みを行う。
第24回[対面/face to face]：研究計画作成の基礎
研究計画の作成の仕方を学ぶ。
第25回[対面/face to face]：研究計画の作成
研究計画を作成する。
第26回[対面/face to face]：研究対象の選出の検討
調査可能な研究対象の選出方法について学ぶ。
第27回[対面/face to face]：研究協力者への依頼方法の検討
研究協力者への依頼の仕方について学ぶ。
第28回[対面/face to face]：倫理審査の意味と方法
倫理審査の書類作成方法について学ぶ。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
研究方法に関する図書、統計や分析に用いるソフト関連の概説書などは各個人の努力で事前学習しておいて欲しい。本授業の準備・復習時間は、各回４時間を標準とする。
テキスト（教科書）Textbooks
研究方法論に関するテキストは各々の研究の関心領域や研究方法論の概観が出てきてから指定します。
参考書References
近藤克則（2018）「研究の育て方」，医学書院
成績評価の方法と基準Grading criteria
①平常点・学習態度 30％
②提出課題の内容 50％
③研究構想までの過程への態度 20％
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
受講者の意見を聞きながら進めていきます。
その他の重要事項Others
学生の研究進度によっては計画を変更することがあります。
担当教員の専門分野
＜専門領域＞福祉疫学、ファシリテーション論、保健医療福祉論
＜研究テーマ＞介護・医療関連情報の見える化、地域診断と健康
＜主要業績＞
『ソーシャル・キャピタルと健康・福祉』（共著書、ミネルヴァ書房、2020年）
『住民主体の楽しい「通いの場」づくり』（共著書、日本看護協会出版会、2019年）