政策創造研究科Graduate School of Regional Policy Design
SOC500R1(社会学 / Sociology 500)社会学Sociology
須藤 廣Hiroshi SUDO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 政策創造研究科Graduate School of Regional Policy Design |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | XW142 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期前半/Spring(1st half) |
曜日・時限Day/Period | 金6/Fri.6,金7/Fri.7 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
選択・必修Optional/Compulsory | 選択 |
カテゴリーCategory | (修士課程)関連科目 |
所属群1Affiliation group 1 | |
経済・社会・雇用創造群Economic/Social/Employment/ Creation Group | |
所属群2Affiliation group 2 | |
文化・都市・観光創造群Culture/City/Tourism/ Creation Group | |
所属群3Affiliation group 3 | |
地域産業・企業創造群Regional Industry and Business Creation Group |
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Outline (in English)
Sociology is the way of understanding the characteristics of modern society and humanity. This course introduces the essence and the point of view in sociology. Students learn hidden institutions and ambiguous ways of life in modernity and postmodernity.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
社会学とは、近代とは何か、そして近代生きる人間とは何かについて、人と人との繋がりを中心に、根源的に知る方法である。この授業では、受講生が、主に社会学史を追いながら、現代社会(近代及びポスト近代社会)を理解するために必要不可欠な社会学の両義的視点を身につけることを目的とする。
到達目標Goal
この授業での到達目標は、学生が、①社会学が何を解明してこようとしたのかについて根本的に理解すること、②社会学が分析しようとしてきた人と人との繋がりの変容を知ること、③現代社会(特にポスト近代社会)が持っている問題点を多元的に知る方法を身につけること、④現代文化のとは何か、現代人の意識とは何かを的確に知る方法を身につけること、⑤現代社会(特にポスト近代社会)の問題点を解決する道を探る方法を身につけること、である。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
政策創造研究科修士課程のディプロマポリシーのうち、「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
主に、前半の授業では社会学の歴史とその基本的な考え方について講義するする。
主に、後半の授業では、現代社会の諸現象について、各種資料、論文等を交えて議論する。議論のテーマは現代文化や社会意識等が中心となる。主に後半の授業では、前もって配布された資料、論文等を読んで意見を表明することが求められる。学生は与えられた資料を元に予習しておくこと。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
講義1[未定/undecided]:ガイダンス、講義「社会学のパースペクティブと社会学第1世代」
授業内容、授業の進め方について概略を案内する。そして、Covid-19問題を議論しつつ、社会学のものの見方、パースペクテイブについて考える。さらに、社会学がどのような観点を出発点としたのか、コント、スペンサー等社会学第一世代の考え方から考える。
講義2[未定/undecided]:講義「社会学第2世代(デュルケムの社会学」
主にデュルケムの『自殺論』について講義し、社会学における方法論的全体主義について考える。ここでは、主に社会の構造主義的把握の仕方を目指す。
講義3[未定/undecided]:講義「社会学第2世代(ウェーバーの社会学)」
主に『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』について講義し、社会学における方法論的個人主義について考える。ここでは主に、行為者に思われた意味と社会構造との関係について考える。
講義4[未定/undecided]:講義「現代の社会学(ジンメル、ゴフマン、シュッツ、バーガー、パーソンズ、ギデンズ、ハバーマス、ルーマン)
構築主義的社会学を中心に現代の社会学の到達点を講義する。
講義5[未定/undecided]:講義「現代文化の社会学(アーリ、ラッシュ、バウマン)」
ポストモダニティとポストモダニズム、グローバリゼーションについて主に議論する。アートプロジェクトの諸問題も議論する。
講義6 [未定/undecided]:講義「Covid-19とリスクの社会学(ベックの「リスク社会論」を中心に)
コロナ危機とは一体何だったのか、ベックの「リスク社会論」から考える
講義7[未定/undecided]:議論「現代人の意識と現代文化(諸論文を使いながら)」
現代文化と現代人の意識について資料や論文を使いながら議論する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業のなかでも参考書をいくつか紹介するので、これらの参考書のなかから数冊選び、授業準備や復習のために読んでおくこと。本授業の準備学習・復習時間は各 2 時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書はこれといって使用しないが、指定された参考文献には目を通すこと。授業ごとに資料を配布する予定。
参考書References
E・デュルケーム『自殺論』宮島 喬(訳)中央公論社(中公文庫)、 2018年
Kindle版有
M. ヴェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 』岩波書店(岩波文庫)
マックス (著), 大塚 久雄 (訳)、1989年
Kindle版有
A・ギデンズ『近代とはいかなる時代か? ─モダニティの帰結─』松尾精文、小幡正敏(訳)而立書房、1993年
J・アーリ『オフショア化する世界――人・モノ・金が逃げ込む「闇の空間」とは何か?』
須藤 廣他(訳)明石書店、2018年
成績評価の方法と基準Grading criteria
レポート(7割)と、平常点(3割)で評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
できる限り学生の意見を聞きながら、授業を進める。
その他の重要事項Others
不明の点、学習の進め方などわからない点は、メールで自由に問い合わせること。