政策創造研究科Graduate School of Regional Policy Design
ARSl520R1(地域研究(援助・地域協力) / Area studies(Regional cooperation ) 500)コミュニティーメディア論Community Media
北郷 裕美Hiromi KITAGO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 政策創造研究科Graduate School of Regional Policy Design |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | XW117 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期後半/Fall(2nd half) |
曜日・時限Day/Period | 金6/Fri.6,金7/Fri.7 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
選択・必修Optional/Compulsory | 選択 |
カテゴリーCategory |
(修士課程)プログラム科目 文化・都市・観光創造群 |
所属群1Affiliation group 1 | |
経済・社会・雇用創造群Economic/Social/Employment/ Creation Group | |
所属群2Affiliation group 2 | 文化・都市・観光 |
文化・都市・観光創造群Culture/City/Tourism/ Creation Group | |
所属群3Affiliation group 3 | |
地域産業・企業創造群Regional Industry and Business Creation Group |
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Outline (in English)
The purpose of this lecture is to think about how community media as communication means should be grasped on the premise of the problem of civil society (especially local,regional community).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
地域社会を含む様々なコミュニティに帰属する一人の市民として、各々が多様な活動を行う際の、異なったセクター同士を結ぶコミュニケーションツールとしてのメディアの在り方、捉え方を考える。メディアも時代とともに多様化し、インターネットの普及でグローバルな発信のメディアとして市民が活用する機会・環境も生まれてきた。そこで市民社会(特に地域社会)の課題を前提に、如何様にコミュニケーション手段としてのコミュニティーメディア、市民のメディアを捉えるべきか,を考える。
到達目標Goal
本講義は毎回テーマ文脈を埋めながらメディア・コミュニケーションの歴史等も時系列的に捉えなおし、最終的に、受講者に市民メディアの役割を理解してもらうとともに、理想的な市民社会のコミュニケーション・モデル(規範モデル)を考えることを目標とする。現状認識としてマス・メディアと市民メディアの定義や機能・役割の違い、及び課題に焦点を当て比較検討し、その視点を基にメディア相互の特性や機能についても考察していく。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
政策創造研究科修士課程のディプロマポリシーのうち、「DP1」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
基本的に講義は対面、オンラインどちらの場合も、パワーポイント及びウェブサイト・リンクや視聴覚教材を使った形式を取る。必要に応じて音声や画像、You tube、DVD動画の視聴等も取り入れる。授業計画にあるような全体を繋ぐテーマを毎回設定しているため、講義後に提出いただく受講生のコメントや質問からピックアップした内容を基に、毎回講義内容を反映したQ&Aやディスカッションも盛り込もうと考えている。これらのことは講義における双方の重要なコミュニケーションの一つと考えている。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:ガイダンス~地域情報・コミュニケーションの過去と現在(失われた空間の意味するところ)
本講義の前提となる社会状況を俯瞰する
第2回[オンライン/online]:マス・メディアの発展と限界
高度経済成長期の花形メディアは今いかなる状況にあるかを考える
第3回[オンライン/online]:市民メディアの種類と歴史
多様なコミュニティメディアの役割を時系列で総論的に扱う
第4回[オンライン/online]:パブリックアクセスを学ぶ
市民メディアのキーワードである『パブリックアクセス』について考える
第5回[オンライン/online]:映画視聴①
米国映画 (Public Access)を視聴する
第6回[オンライン/online]:ディスカッションと解説
米国映画(Public Access)についての意見交換と解説
第7回[オンライン/online]:映画視聴②
邦画(コミュニティ放送前夜の時代を描いた作品)を視聴する
第8回[オンライン/online]:ディスカッションと解説
日本のコミュニティ・メディアを念頭に映画についての意見交換と解説
第9回[オンライン/online]:動画視聴講義 コミュニティ放送を観る
日本のコミュニティFM放送を取材したNHKドキュメンタリーほか動画視聴 意見交換と解説
第10回[オンライン/online]:コミュニティ放送の概要と機能 公共性指標
北海道のコミュニティFM放送調査を事例に解説
第11回[オンライン/online]:コミュニティ放送の運営課題
日本のコミュニティFM放送の組織経営の在り方と課題について
第12回[オンライン/online]:コミュニティ放送と防災
様々な事例より、コミュニティメディアの防災側面 リスク最大値からの教訓を考える
第13回[オンライン/online]:動画視聴講義 テロ事件をテーマとしたメディアリテラシー
映像をまじえて『メディアリテラシー』全般について考える
第14回[オンライン/online]:ネット社会とコミュニティメディア
コミュニティメディアのインターネット空間への広がりにおける可能性と将来的な課題を探る
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
準備学習のために、毎回事前に講義用のレジュメを学習支援システムにアップする。講義後はコメントシート作成も兼ねて授業の復習は十分お願いしたい。また参考になる書籍やウェブサイト等を講義内で紹介するので適宜閲覧願う。
テキスト(教科書)Textbooks
・『コミュニティFMの可能性: 公共性・地域・コミュニケーション
― 』(北郷裕美著 青弓社)
参考書References
・『日本のコミュニティ放送-理想と現実の間で-』(共著 晃洋書房)
・『新・公共経営論』(共著 ミネルヴァ書房)
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点 20%、授業中の討議参加 20%、レポート試験 60%を原則的な配分として評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
毎回受講生のコメントや質問を参考にしながらその内容を具体的な事例を中心に講義内で扱っていく。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
講義は原則として、毎回PC機器、視聴覚機器(DVD等)を使ったプレゼンテーション型の講義をPPTで行う。受講生がPCを用意して講義ノートを作成することは差し支えない。
その他の重要事項Others
授業後に質問等を受け付けるが、時間の関係で大学の学習支援システムを使って毎回の課題スペースに記していただくことを推奨する。