政策創造研究科Graduate School of Regional Policy Design
ECN520R1（経済学 / Economics 500）少子高齢化と社会保障Populaion Economics and Social Security
高尾 真紀子Makiko TAKAO
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 政策創造研究科Graduate School of Regional Policy Design |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | XW101 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期後半/Fall(2nd half) |
| 曜日・時限Day/Period | 火6/Tue.6,火7/Tue.7 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| 選択・必修Optional/Compulsory | 選択 |
| カテゴリーCategory |
（修士課程）プログラム科目 経済・社会・雇用創造群 |
| 所属群１Affiliation group 1 | 経済・社会・雇用 |
| 経済・社会・雇用創造群Economic/Social/Employment/ Creation Group | |
| 所属群２Affiliation group 2 | |
| 文化・都市・観光創造群Culture/City/Tourism/ Creation Group | |
| 所属群３Affiliation group 3 | |
| 地域産業・企業創造群Regional Industry and Business Creation Group |
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Outline (in English)
This course deals with the problems of Japan's declining birthrate and aging population, population decline, we discuss its background and its impact on economy and society. Students will discuss what policies are desirable for social security such as pension, medical care, nursing care etc.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
日本の人口減少、少子高齢化、それに伴う社会保障費の増加は日本社会にとって最大の課題となっている。本講義では、日本の少子高齢化、人口減少の背景と経済、社会、地域への影響、財政悪化の最大の要因となっている社会保障費の増加にどのように対応すればよいのか等について議論し、政策提言に必要な知識及び視点を得る。
到達目標Goal
日本の人口構造の変化等の基本的な課題について理解するとともに、社会保障の基本的な考え方と年金、医療、介護等の現状について基礎的な知識を習得し、政策立案・遂行に必要な視点を得る。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
政策創造研究科修士課程のディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP3」「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
日本及び各国の少子高齢化と社会保障の現状と課題について、できるだけデータに即した客観的な視点を提示し（講義）、課題解決の方法について討議を行う。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[未定/undecided]：人口構造の変化と将来展望
日本及び地域別の人口構造の変化と将来展望について講義し、その社会・経済的影響について議論する。アジア地域の少子高齢化についても議論する。
第2回[未定/undecided]：少子化の背景と子育て支援策
少子化の経済・社会的背景とその影響及び子育て支援策について議論する。
第3回[未定/undecided]：人口構造の変化と社会保障
日本の高齢化の現状と経済への影響及び社会保障の基本的な考え方について議論する。生活保護、ベーシックインカムについても議論する。
第4回[未定/undecided]：人口構造の変化と年金制度
日本の年金制度創設の背景、制度改革の内容、各国の年金制度の比較等を提示し、どのような年金制度が望ましいのか、議論する。
第5回[未定/undecided]：高齢化と医療政策
日本の医療の特徴、制度改革の内容、各国の医療の比較等を提示し、どのような医療政策が望ましいのか、議論する。
第6回[未定/undecided]：高齢化と介護政策
公的介護保険創設の背景と介護の現状及び課題について提示し、どのような介護政策が望ましいか、議論する。
第7回[未定/undecided]：課題発表
各自の関心あるテーマについて発表と議論を行う。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
少子高齢化、社会保障は身近な問題であり、ニュース等で取り上げられることも多いため、日頃から新聞、ニュース報道に接し、問題意識をもっておくことが望ましい。自分の関心のあるテーマについては参考図書に挙げた書籍を読んでおくと役に立つ。本授業の準備学習・復習時間は各 2 時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
毎回レジュメや参考資料を配布する
参考書References
○政府の白書等
内閣府「国民生活白書」「高齢社会白書」「少子社会白書」厚生労働省「厚生労働白書」
○その他
エスピン－アンデルセン『福祉資本主義の三つの世界』ミネルヴァ書房
阿部彩『子どもの貧困』岩波新書
池上直己『医療・介護問題を読み解く』日経文庫
大竹文雄・平井啓(編著)『医療現場の行動経済学 すれちがう医者と患者』東洋経済新報社
大泉啓一郎『老いてゆくアジア』中公新書
小塩隆士『社会保障の経済学』日本評論社
河野稠果『人口学への招待』中公新書
小峰隆夫『人口負荷社会』日経プレミアシリーズ
柴田悠『子育て支援が日本を救う』勁草書房
友原章典『移民の経済学』中公新書
永吉希久子『移民と日本社会』中公新書
山口慎太郎『子育て支援の経済学』日本評論社
山口慎太郎『「家族の幸せ」の経済学』光文社新書
山崎史郎『人口減少と社会保障－孤立と縮小を乗り越える』中公新書
吉川洋『人口と日本経済』中公新書
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点（議論への参加）（30％）、各回の課題（20％）、最終レポート（50％）を総合的に評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
ディベート形式のディスカッションを取り入れ、学生の多様な意見を授業に活かす。