法務研究科Law School
LAW500A2(法学 / law 500)行政学Public Administration
西山 慶司Keiji NISHIYAMA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法務研究科Law School |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | V3171 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期集中/Intensive(Fall) |
曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 1~ |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 選択 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory |
基礎法学・隣接科目群 隣接 |
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Outline (in English)
(Course outline)
This course will cover basic concepts, theories, principles, and practices of public administration/management for students to develop their interest in public issues. In particular, the class is designed as an introduction to the public administration in the central government and will discuss an evaluation of the theoretical and practical issues due to the impact of public management like NPM
(Learning objectives)
Students will deepen their understanding of public administration/management and learn practical applications to solve issues through the series of classes
(Learning activities outside of the classroom)
Before/after each class meeting, students will be expected to spend 2 hours understanding the course content
(Grading criteria/policy)
The grades will be based on a combination of the following
presentation:30%, final essay:30% and in-class contribution:40%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本授業では、国レベルにおける公共管理(パブリック・アドミニストレーション)の仕組みを理解し、行政と受講生の生活との接点を見出せる講義を目指しています。また、NPMなどの公共経営(パブリック・マネジメント)がわが国に導入され、その影響は広範囲に及んでいます。本授業では、どのようなNPM型評価の実践や課題が発生しているかについて理解を深める授業を志向しています
到達目標Goal
①公共管理に関する基本的な特徴・考え方を習得し、わが国で実践されている行政の現状や課題について理解を深めることができる
②公共経営に関するテーマの情報の収集、分析・考察、解決策をまとめて、発表・議論・総括することができる
③自らが積極的に政府と行政の動向について関心をもつことができる
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
初日と各日の初回は原則講義、残りは受講生による発表とディスカッションを想定しています。初日に発表の担当を決めますので、本テキストを軽く一読しておくことを勧めます。各日の最後に当日の振り返りを実施しフィードバックを行います。なお、進行やテーマは政治・行政の動向などに応じて、弾力的に運用することがあります。また必要に応じて、外部からのゲストを招くこともあり得ます
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:公務員制度
日本官僚制の特徴、キャリアとノンキャリアについて概説します
第2回[対面/face to face]:内閣制度
内閣の特徴、内閣の補佐機構について概説します
第3回[対面/face to face]:行政組織
中央省庁の位置づけ、内部部局について概説します
第4回[対面/face to face]:NPMと評価
NPMをめぐる2つの教義、公共部門における3つの評価について概説します
第5回[対面/face to face]:開発援助評価
受講生による発表とディスカッション
第6回[対面/face to face]:学校評価
受講生による発表とディスカッション
第7回[対面/face to face]:意思決定
トップダウンとボトムアップ、稟議制について概説します
第8回[対面/face to face]:独立行政法人評価
受講生による発表とディスカッション
第9回[対面/face to face]:自治体評価
受講生による発表とディスカッション
第10回[対面/face to face]:政府立法
国会提出までのプロセス、国会審議対応について概説します
第11回[対面/face to face]:指定管理者評価
受講生による発表とディスカッション
第12回[対面/face to face]:大学評価
受講生による発表とディスカッション
第13回[対面/face to face]:政策評価
受講生による発表とディスカッション
第14回[対面/face to face]:男女共同参画評価
受講生による発表とディスカッション
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業では、論点が数多く存在するため、ディスカッションの時間を増やしたいと思っています。また、受講生は割り当てられたテーマについてまとめたうえで、その内容をアップデートすることを期待します。なお、本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします
テキスト(教科書)Textbooks
山谷清志編『公共部門の評価と管理』(晃洋書房、2010年)
参考書References
東田親司『現代行政の論点』(芦書房、2012年)
外山公美 他『日本の公共経営』(北樹出版、2014年)
真渕勝『行政学 新版』(有斐閣、2020年)
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業における発表を30%、期末のレポートを30%、授業への参加意欲と適切な発言といった授業への貢献度を40%として評価します
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
ディスカッションの議論を活発化させることで、より双方向的なコミュニケーションを図っていきたいと思います
その他の重要事項Others
本授業では、公共部門で勤務経験がある教員が、公共管理と公共経営の知識だけでなく、実務上の課題についても講義します。なお、通年で学習する公共管理と公共経営を短期間で集中的に授業するため、授業計画上の一貫性は取れていないように見受けられるかもしれませんが、両者の概念などは融合できるようにしたいと思います