社会学部Faculty of Social Sciences
PHL200EA（哲学 / Philosophy 200）社会思想史ⅡHistory of Social Philosophy II
明戸 隆浩Takahiro AKEDO
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 社会学部Faculty of Social Sciences |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | LL003 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 月4/Mon.4 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 入学年度Admission year | |
| カテゴリーCategory | 講義・実習科目 |
| カテゴリー（2022年度以降入学者）Category (2022～) | |
| カテゴリー（2018～2021年度入学者）Category (2018～2021) | |
| カテゴリー（2017年度以前入学者）Category (～2017) | |
| コース・プログラム名Course/Program name |
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Outline (in English)
Course outline:
This course aims to examine the problem of ethnicity and multiculturalism in the United States since the latter half of the 20th century from the perspective of social philosophy.
Learning Objectives:
(i) To understand social thought developed in the American multicultural society in line with the contexts in which they were born.
(ii) To apply the social thought acquired in (i) to the concrete problems of contemporary society and broaden your horizons.
(iii) Through (i) and (ii), to acquire a perspective that will serve as a foundation for living in contemporary society.
Learning activities outside of classroom:
I will present related literatures in each lecture, you should read them according to your own interests. The average time required for preparation and review is 2 hours each.
Grading Criteria /Policy:
in-class contribution: 30/100, term-end report: 70/100
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
20世紀後半以降のアメリカにおけるエスニシティや多文化主義の問題を、関連する社会思想を通して見ていきます。
到達目標Goal
（１）多文化社会アメリカにおいて展開されてきた社会思想を、それが生まれた文脈に即して理解する。（２）（１）で見た社会思想の射程を現代日本の具体的な問題に適用し、視野を広げる。（３）（１）（２）を通して、これから現代社会を生きる上で土台となるような視点の獲得を目指す。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
社会学部のディプロマポリシーのうち，DP1・DP3に関連。 DPについてはこちら https://www.hosei.ac.jp/shakai/info/article-20200325181407/
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
毎回一人の思想家を取り上げ、（a）その人となりや社会的背景を解説した上で、（b）原典の抜粋の講読を行い、（c）それが現代の日本においてどう応用できるかを考えます。また学期後半の授業では、関連テーマについてのグループディスカッションも行います。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]：イントロダクション
（全体の流れを概説します）
2[対面/face to face]：公民権運動
多文化社会アメリカの原点
3[対面/face to face]：ブラック・パワー
「ラディカルなマイノリティ」をどう理解するか
4[対面/face to face]：ニューヨーク知識人
ユダヤ系知識人がアメリカで歩んだ道
5[対面/face to face]：ｱﾌｧｰﾏﾃｨﾌﾞ・ｱｸｼｮﾝ
「平等」と「能力」の狭間で
6[対面/face to face]：ヘイトスピーチ
「表現の自由の国」アメリカの限界
7[対面/face to face]：多文化主義
90年代アメリカにおけるエスニック問題の複雑化（１）
8[対面/face to face]：ポリティカル・コレクトネス
90年代アメリカにおけるエスニック問題の複雑化（２）
9[対面/face to face]：911テロ事件と監視社会
「エスニックに不平等な監視」をめぐって
10[対面/face to face]：トランプと「暗黒啓蒙」
アメリカにおける「保守」の多様性
11[対面/face to face]：最終レポートに向けて
（最終レポートに向けてのガイダンスを行います）
12[対面/face to face]：ｸﾞﾙｰﾌﾟﾃﾞｨｽｶｯｼｮﾝⅠ
（テーマは実施の際に提示します）
13[対面/face to face]：ｸﾞﾙｰﾌﾟﾃﾞｨｽｶｯｼｮﾝⅡ
（テーマは実施の際に提示します）
14[対面/face to face]：最終ディスカッション
（最終レポートをもとにグループごとの意見交換を行います）
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
毎回関連文献を提示するので、各自の関心に沿って積極的に読み進めてください。授業内では授業で得た知識があれば答えられる簡単な課題に取り組みますが、そこに時間外に学習したことが反映できている場合、より高く評価します。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
とくに指定せず、毎回資料を配布します。
参考書References
南川文里『アメリカ多文化社会論――「多からなる一」の系譜と現在』（法律文化社、2016年）
中山俊宏『アメリカン・イデオロギー――保守主義運動と政治的分断』（勁草書房、2013年）
堀邦維『ニューヨーク知識人――ユダヤ的知性とアメリカ文化』（彩流社、2000年）
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点（毎回簡単な課題に取り組みます）：30/100点、期末レポート：70/100点
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
毎回の授業内課題については原則として授業時間内に行うことを想定していますが、じっくり取り組みたい場合は授業時間外も使えるようにする予定です。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
必要に応じて授業支援システムを利用します。
その他の重要事項Others
前期に開講される「社会思想史Ⅰ」の受講は必須ではありませんが、併せて受講することでこの講義についてもより知識を深めることができます。