社会学部Faculty of Social Sciences
ARS400EB, ARS400EC, ARS400ED演習３（卒業論文）Seminar 3
岡野内 正Tadashi OKANOUCHI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 社会学部Faculty of Social Sciences |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | L1448 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 年間授業/Yearly |
| 曜日・時限Day/Period | 火1/Tue.1 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 8 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 入学年度Admission year | |
| カテゴリーCategory | 専門演習 |
| カテゴリー（2022年度以降入学者）Category (2022～) | |
| カテゴリー（2018～2021年度入学者）Category (2018～2021) | |
| カテゴリー（2017年度以前入学者）Category (～2017) | |
| コース・プログラム名Course/Program name |
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Outline (in English)
A seminar class for academic writing. At the end of the course, students are expected to write a graduation thesis of their own. Students will be expected to have completed the required assignments after each class meeting. Your study time will be more than 4 hours for each class. Grading will be decided based on the quality of the Thesis (100%; proper form of academic writing 60%, originality 20%, priority 20%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
これまで各自が大学で研究してきたことを卒業論文としてまとめる作業を行い、最後に完成したものを発表する。
到達目標Goal
現代社会の問題に関して、自らが設定したテーマについて、先行研究を調べ、研究状況と到達点を明らかにした上で、独自のデータあるいは見解に基づいて考察を行い、今後の研究課題を問題提起するような、２万字程度の卒業論文を、学術論文の形式をふまえて作成する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
社会学部のディプロマポリシーのうち，DP1・DP2・DP3・DP4・DP5・DP6・DP7に関連。 DPについてはこちら https://www.hosei.ac.jp/shakai/info/article-20200325181407/
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
受講生は、簡単な卒論の中間報告を毎回行い、より詳細な報告を順番に行う。卒論作成の第一段階として、春学期末には、論文を完成して、大学の懸賞論文に応募できる水準までもってくる。秋学期は、それをもとに毎回の報告で修正しながら、卒論を作成していく。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]：ガイダンス
授業説明と顔合わせ。ゼミ運営の役割分担。合同ゼミ合宿や学部研究発表会での報告準備などの年間計画、卒論中間報告などの決定
2[対面/face to face]：卒論構想の検討①受講生からのテーマ報告。
卒論構想の報告と討論(1)
3[対面/face to face]：卒論構想の検討②参照文献の報告。
報告と討論(2)
4[対面/face to face]：卒論構想の検討③先行研究の整理について。
報告と討論(3)
5[対面/face to face]：プレカリアートの時代①階級論。
テキストについての論点提起と議論（１）
6[対面/face to face]：プレカリアートの時代②新自由主義論。
論点提起と議論（２）
7[対面/face to face]：プレカリアートの時代③多国籍企業論。
論点提起と議論（３）
8[対面/face to face]：プレカリアートの時代④権力論。
論点提起と議論（４）
9[対面/face to face]：グローバル・ベーシック・インカム(GBI)入門①ベーシック・インカム論。
テキストについての論点提起と議論（１）
10[対面/face to face]：GBI入門②ナミビアの事例。
論点提起と議論（２）
11[対面/face to face]：GBI入門③ブラジルの事例。
論点提起と議論（３）
12[対面/face to face]：GBI入門④インドの事例。
論点提起と議論（４）
13[対面/face to face]：卒論構想の再検討①テーマと章立て。
半期のあいだ進めた作業をもとに、卒論構想の報告と討論（１）
14[対面/face to face]：卒論構想の再検討②先行研究の整理。
報告と討論（２）
15[対面/face to face]：ガイダンス
秋学期の計画の詳細を決定
16[対面/face to face]：卒論の中間報告①テーマと章立て。
夏のあいだに進めた卒論作成の中間報告と討論（１）
17[対面/face to face]：卒論の中間報告②論理的一貫性。
報告と討論（２）
18[対面/face to face]：卒論の中間報告③実証性。
報告と討論（3）
19[対面/face to face]：卒論の中間報告④学術論文という形式。
報告と討論（４）
20[対面/face to face]：グローバル・ベーシック・インカム構想の射程①
テキストについての論点提起と議論（１）
21[対面/face to face]：GBI構想の射程②ベーシック・インカム論
論点提起と議論（２）
22[対面/face to face]：GBI構想の射程③開発戦略論。
論点提起と議論（３）
23[対面/face to face]：GBI構想の射程④開発援助論。
論点提起と議論（４）
24[対面/face to face]：GBI構想の射程⑤多国籍企業論。
論点提起と議論（５）
25[対面/face to face]：卒論草稿の検討①テーマと構成。
卒論草稿の報告と討論（１）
26[対面/face to face]：卒論草稿の検討②論理性と実証性。
報告と討論（２）
27[対面/face to face]：卒論草稿の検討③先行研究の整理。
報告と討論（３）
28[対面/face to face]：卒論草稿の検討④学術論文形式。
報告と討論（４）
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
春学期終了後には、大学の懸賞論文に応募できる水準のものを作成する。11月末までに卒論を完成させる。したがって、授業外の時間を用いて、自分の興味のあるテーマについて資料を集め、ひたすら論文の作成作業をする必要がある。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
岡野内正著訳『グローバル・ベーシック・インカム入門』明石書店、2016年、2000円プラス税。
ガイ・スタンディング著、岡野内正監訳『プレカリアート』法律文化社、2016年。
岡野内正『グローバル・ベーシック・インカム構想の射程』法律文化社、2021年。
参考書References
ヘレン・カルディコット著 岡野内正他訳『狂気の核武装大国アメリカ』（集英社新書、2008年、定価777円）
成績評価の方法と基準Grading criteria
卒論の学術的水準で成績評価します。学術論文の形式（引用や参照にかかわる注があり、先行研究や研究状況の整理があり、適切な参考文献目録がある）と内容（論理的に首尾一貫している）があれば、単位取得が可能な60%とし、着想のユニークさ、先行研究の整理の適切さ、フィールドワークや文献調査などの実証的データの新しさ、今後の研究課題の提起における発想の豊かさなどの点で加点し、100%で採点します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
早めに草稿を完成させ、仕上げていけるように工夫しました。
その他の重要事項Others
「実務経験のある教員による授業」に該当。長年の国際開発・人権NGOでの活動経験と観察を踏まえて、授業での討論を展開します。