社会学部Faculty of Social Sciences
SOC300EA（社会学 / Sociology 300）社会を変えるための実践論Seminar for Social Movement Making
荒井 容子Yoko ARAI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 社会学部Faculty of Social Sciences |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | L0120 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 月2/Mon.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 入学年度Admission year | |
| カテゴリーCategory | 講義・実習科目 |
| カテゴリー（2022年度以降入学者）Category (2022～) | |
| カテゴリー（2018～2021年度入学者）Category (2018～2021) | |
| カテゴリー（2017年度以前入学者）Category (～2017) | |
| コース・プログラム名Course/Program name |
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Outline (in English)
Course outline
This course is to study how citizens/people can challenge social problems and difficulties by their own in the society. Lecturers offer various case studies of social movements. Students will discuss the way to survive in “buzz sessions” (small-group discussions) and will give presentations in the classroom.
Learning Objectives
At the end of this course, students are expected to notice some social problems they face or will face and to take some positive action for themselves against them with some variety ways.
Learning activities outside of classroom
Students are required to prepare for written-reports for discussion in each class as well as at the mid-term discussion with the mid-term report and at the final discussion with the final report.
Grading Criteria /Policy
Grading is according to the total evaluation of Mid-term report (35 %), Final report (35%), and class contribution/participation (30%). Students are required to contribute/participate in the mid-term discussion and the final discussion.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
社会問題に当事者として立ち向かっていった複数の実践事例について学び、当事者としての教員やゲストを交えて、受講生同士で討議しながら、直面した社会問題の解決にむけて行動する力を養うことを目的とする。
到達目標Goal
社会問題に直面したとき、その解決に向けて主体的に行動するとはどういうことか、その意味と方法を認識し、実践につなげる力を養う。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
社会学部のディプロマポリシーのうち，DP1・DP3・DP4に関連。 DPについてはこちら https://www.hosei.ac.jp/shakai/info/article-20200325181407/
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
授業運営は複数の教員が集団で行う。社会問題の解決のために行動している多様な事例を取り上げ、当事者の立場を重視しながら受講生と教員が一緒になってそれらの事例について討議していく。当事者をゲストとして招く場合もある。
毎回宿題を課す。テキストの関係章、オンラインで提供するビデオを観たうえで取り組む課題がだされるときもある。宿題の回答は講義時に自分でも手元に用意して、講義当日のグル－プ討議に活用してもらう。講義の感想・意見も講義後に毎回提出してもらう。これらへの応答は講義時に必要に応じて行うが、学習支援シテスムを通じてコメントを提示する場合もある。
授業計画は授業の展開によって若干の変更があり得る。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]：ガイダンス バズセッション
自分が社会問題に直面するとはどういうことだろう （担当 全員）
2[対面/face to face]：生活を支える「お金」１
学生にとってのお金
－奨学金とブラックバイト－
ゲスト講師 大内裕和（中京大学）（担当 鈴木宗徳）
3[対面/face to face]：生活を支える「お金」２
体験報告と討議 「第1章 最低賃金を1500円に！ AEQUITASがはじめた新しい『声のあげ方』」をもとに
（担当 鈴木宗徳）
4[対面/face to face]：政治を動かす１
地方議員と地方議会「第5章 そろそろ政治の話をしよう 地方議員と地方議会を知ろう」をもとに（担当 荒井・島本）
5[対面/face to face]：政治を動かす 2
市民として政治に関わる
「第６章 保育園民営化問題に直面して」をもとに（担当 島本）
6[対面/face to face]：働く誇りを育む海外の労働運動
労働権に目覚めるボリビアの子どもたち（子ども労働組合）（担当 荒井）
7[対面/face to face]：中間総括討議
バズセッション（担当 全員）
8[対面/face to face]：「声をあげること」について考える
「声をあげる」自由とは何だろう（担当 荒井ほか）
9[対面/face to face]：社会を変える海外の市民運動
フランスの黄色いジャケット運動（担当 中筋）
10[対面/face to face]：国際的に動く１
国際的な貧困格差問題
「第８章 グローバル市民社会と私たち」
「第９章 人類史の流れを変えるｸﾞﾛｰﾊﾞﾙﾍﾞｰｼｯｸｲﾝｶﾑと歴史的不正義」
をもとに （担当 吉村）
11[対面/face to face]：国際的に動く２
国際社会と歴史的不正義－パレスチナ問題から考える （担当 岡野内）
12[対面/face to face]：メディアを動かす
ソーシャルメディアを活かす「第４章 社会を変えるためにソーシャルメディアを使う」をもとに （担当 藤代）
13[対面/face to face]：司法に訴える
不当解雇と闘う「第７章 教員の不当解雇と裁判闘争」をもとに
14[対面/face to face]：総括討議
現代を生きぬくために必要な力とは バズセッション ～実践体験の分析も交流～ （担当 全員）
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
毎回、事前に宿題を提出してもらう。宿題の中には、事前にテキストを読んで準備してもらうときや、オンラインで提供するビデオ鑑賞したうえで書いてもらうときもある。宿題として提出したものは手元で見ることができるようにしておき、講義当日はそれをもとにバズセッション（グル－プ討議）を行う。グル－プ討議の内容はその場で担当者が記録し、記録者はそれをもとに、直後に行う全体の場で報告する。このグル－プ討議の記録は、講義後に学習支援システムを通じて記録担当者に提出してもらう。講義の感想・意見も講義後に学習支援シテスムを通じて提出してもらう。
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。
テキスト（教科書）Textbooks
田中優子＋法政大学社会学部「社会を変えるための実践論」講座編『そろそろ「社会運動」の話をしよう―自分ゴトとして考え、行動する。社会を変えるための実践論』改訂版明石書店2019年4月発行
参考書References
講義時に適宜紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
中間総括討論会と総括討論会時に活用するため、それぞれの講義時の前に事前に提出してもらう中間レポ－ト、最終レポ－ト（各35％程度）を中心に、時々の宿題、ほぼ毎回回収する感想・意見を30％以内で加味して評価する。中間総括討論会と総括討論会は授業内試験に相当する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
宿題、レポ－トの締切を早め、宿題については教員が、また宿題については教育・受講生が事前に目を通すことができる時間を確保するようにしておくと、討議が充実する。グル－プ討議に割り振る時間は、割り振られた受講生の力量によって大きく異なるので、当日の工夫とともにあらかじめかなり配慮して臨む必要がある。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
授業支援システムによる「お知らせ」のeメールが確実に自分に届くようにしておくこと。
その他の重要事項Others
社会問題について学んできた問題意識の高い学生が受講することを推奨する。すべての学生にグループ討議を通じて発言が求められる。また講義の目的・運営上の必要から150人までに受講を制限する。春学期の受講登録手続きより前にウェブ抽選を行い、当選したものだけが受講登録を行うことができる。秋学期に受講登録を変更することはできない。