社会学部Faculty of Social Sciences
LAW200EA(法学 / law 200)法と社会Law and Society
白田 秀彰Hideaki SHIRATA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 社会学部Faculty of Social Sciences |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | L0100 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 月2/Mon.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
入学年度Admission year | |
カテゴリーCategory | 講義・実習科目 |
カテゴリー(2022年度以降入学者)Category (2022~) | |
カテゴリー(2018~2021年度入学者)Category (2018~2021) | |
カテゴリー(2017年度以前入学者)Category (~2017) | |
コース・プログラム名Course/Program name |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
The goal is for students to be able to grasp that current laws and institutions are temporary. We will overview functions of law in the modern society. Then students will be given an explanation of how social circumstances and laws have interacted each other ending up with a form of law which we see these days, while tracing back history.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本講義の目的は、現代の法制度が歴史的なものであり絶対的ではないことを理解することである。現代社会における法の機能について概観したあと、歴史をたどりながら、社会の状況と法がどのようにかかわりあい、現在のような法の姿となったのかを解説する。
到達目標Goal
現代社会における法の実際の機能について考察して、多面的な理解を得ることを目的とする。また、常識を疑う問題意識を獲得してほしい。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
社会学部のディプロマポリシーのうち,DP1・DP3に関連。 DPについてはこちら https://www.hosei.ac.jp/shakai/info/article-20200325181407/
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
広い意味での法の発展史をまとめたプレゼンテーションを使いながら、その当時の事例や学説を紹介し、それが現在の法のあり方をどのように導いたのかを解説する。
新型コロナ状況下であるため、対面が可能な場合は対面で行うが、対面講義とほぼ同内容の動画による講義となる可能性がある。講義に関する連絡その他は、指定されたGoogle Classroomにて行う。課題に対する講評は、Google Classroom のストリームにて適宜行う。また必要に応じて個別にメール等の方法で指導を行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:法の現実的機能
社会において現実に法が果たしている機能について。
2[対面/face to face]:法の歴史的遷移 その1 日本法の基盤
現在の法制度が形成されるまでの歴史を法制史・社会史から解説する。明治期に現行法が導入された経緯や思考様式について。
3[対面/face to face]:その2 支配権力なき紛争解決
法が前提としている「権力」が制度的に存在していない状態での紛争解決法について。
4[対面/face to face]:その3 古代ローマ法
西洋法の基礎を形成している古代ローマ法について。
5[対面/face to face]:その4 古代ローマの法学
古代ローマ共和政期に成立した法学の状況について。また、現代まで続く普遍的な思考法について。
6[対面/face to face]:その5 中世初期の部族法
古代ローマを継いだゲルマン諸部族において行われた紛争解決法や法について。
7[対面/face to face]:その6 ローマ法の再発見
ルネサンス期に再発見されたローマ法の遺産が、現代の法の基盤として再構成されるよ様子について。
8[対面/face to face]:その7 教会の法と世俗の法
市民生活に強い影響力を及ぼしていた教会法について。また、世俗の法との違いを法理や管轄の面から。
9[対面/face to face]:その8 都市の自由と法
中世後期からルネサンス期の都市の形成と都市法を解説し、現代まで続く市民権について。
10[対面/face to face]:その9 絶対王政下の法と法律
絶対王政下の法の様子を解説。また、この時期生じた「法」概念の変化について。
11[対面/face to face]:その10 自然法という切り札
絶対王政の問題点を克服するために、法の歴史に通底してきた基本的思想が理論化・制度化されていく様子について。
12[対面/face to face]:その11 大法典時代と法
現在一般的な「法典」が形成されていく過程について。また、法典形成を支えた法学・法理論について。
13[対面/face to face]:その12 観念論と歴史法学
現在の法律学の理論的基礎となった観念論哲学を紹介し、それが法学に応用される様子を示す。
14[対面/face to face]:家族と結婚の制度
現在の家族制度が形成されてきた歴史的背景について、主として日本法制史・文化史から解説する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業中に指定された動画・参考文献・関連文献を参照すること。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書は指定しない。講義内容を整理した小冊子を準備する。頒布方法については、この講義のGoogle Classroomにて説明する予定である。
参考書References
参考書は適宜指示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
評価は、対面授業であった場合には、期末論文試験によって評価する。一方、オンライン授業になった場合には、各セクションごとに適宜課す小論文の合算点によって行う。すなわち、各小論文を10段階評価し、期末にその素点を合算する。
いずれの場合でも、最高得点をとった学生の素点を100点と換算し、以下全員の素点を換算する。このとき60点未満の学生は単位を落とすことになる。
また、論文試験や小論文等において剽窃(コピペ)を確認した場合は、不正行為として教授会に報告し処分されることになるので注意するよう。その期の単位をすべて失い留年が確定することになる。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
内容を整理し、より遅い進行で易しく解説するよう努力する。