社会学部Faculty of Social Sciences
HSS100EA(健康・スポーツ科学 / Health/Sports science 100)身体論Study of the Human Body
矢田部 英正Hidemasa YATABE
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 社会学部Faculty of Social Sciences |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | L0066 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 火4/Tue.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
入学年度Admission year | |
カテゴリーCategory | 講義・実習科目 |
カテゴリー(2022年度以降入学者)Category (2022~) | |
カテゴリー(2018~2021年度入学者)Category (2018~2021) | |
カテゴリー(2017年度以前入学者)Category (~2017) | |
コース・プログラム名Course/Program name |
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すべて閉じるHide All
Outline (in English)
This course introduce the pattern of cultures from the view point of t the Body technique. Philosophy of the "BODY" is underlying in the depths of culture and deeply connected with your daily postures and styles of clothing, the way of living, and the manner of eating, etc. The aim of this course to help students acquire an understanding of cultural styles of Japan and Europe through topics of fashion, interior, food culture, etc.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この講義では「身体技法」という視点から、日本と西洋の文化様式について学びます。身体についての思想は、人間の生活様式と密接に関係していて、いわば文化の深層に潜在するものです。それらはみなさんの日常的な姿勢や振る舞い、衣・食・住の様式とも密接に関係しています。ファッション、インテリア、食文化といった身近な題材から、日本とヨーロッパの文化様式を相互に理解することを講義の目的とします。
到達目標Goal
日本人の学生にとっては自国の文化がどのように成立してきて、それが現在の実生活とどのように関係しているのかを、衣・食・住の具体的な事例から理解することを到達目標とします。また留学生にとっては日本とヨーロッパのそれぞれの文化様式が、母国の文化とどどのように異なり、また共通点をもつのか、正しく比較するための論理的な視点を身につけることを目標とします。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
社会学部のディプロマポリシーのうち,DP1・DP3に関連。 DPについてはこちら https://www.hosei.ac.jp/shakai/info/article-20200325181407/
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
令和4年度はオンラインで行う。講義の内容は基本的にテキスト指定された書籍にもとづき、毎回所定の箇所から小レポートの提出が求められる。小レポートは授業の後半にチャット欄に記載する時間を設ける。授業に対する意見や質問についてもチャットへ記載し、可能な範囲で授業に反映させる。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:身体論とは何か?
「心」と「からだ」と「世界」のつながりについて、人類はどのように考えてきたのか?
第2回[オンライン/online]:坐の象徴論
床坐と椅子座の文明
第3回[オンライン/online]:座の空間論
身体の「坐」、空間の「座」_日本家屋の身体性について
第4回[オンライン/online]:座の様式論
クラシック家具の身体性_「ルイ15世様式」は、なぜ世界王室のスタンダードになったのか?
第5回[オンライン/online]:坐の語彙論
フランス社会科学に学ぶ、分類理論と名称化のはたらきについて
第6回[オンライン/online]:坐の技法論
「自然体」の構造と技術_ストレスのない姿勢を身につけるには?
第7回[オンライン/online]:坐の文明論
闘争と瞑想の身体技法_「自然の理法」にもとづく文明
第8回[オンライン/online]:文化としての身体
日本人と西洋人はなぜ歩き方がちがうのか?
第9回[オンライン/online]:歩行と履物の文化様式
モノを生み出す身体の論理について
第10回[オンライン/online]:和装の身体技法
日本人の身体の美意識
第11回[オンライン/online]:ファッションと身体
シャネルとディオールの身体観
第12回[オンライン/online]:モードにおける和装の表現
ファッションシーンに日本文化がはたしてきた役割について
第13回[オンライン/online]:「からだの自然」と創造の原理
松尾芭蕉の芸道論に学ぶ
第14回[オンライン/online]:講義の総括とレポートの解説
「身体論」とは、「からだの自然」を正しく理解し、使いこなす技術を身につけることである。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
テキストの該当章を事前に読んでくる。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
『坐の文明論』矢田部英正著、晶文社 『たたずまいの美学』矢田部英正著、中公文庫
参考書References
『身体論』湯浅泰雄、講談社学術文庫 『文化としてのマナー』熊倉功夫、岩波書店 『キモノマインド』バーナード・ルドフスキー、鹿島出版会
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点80%,期末レポート20%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
以下のような意見がありました_「自然体の技術と構造について理解できたことで、意味もなく不安になることがなくなり、自分に自信が持てるようになった。」「外国人に日本の文化について聞かれたときに、歩き方やファッションからも文化を語れる視点は目からウロコが落ちることばかりで、日本に生まれたことを誇りに思えるようになった。」「自然の理法をお手本にした東洋の文明は、今でも見習うことがメチャクチャあると思った。」「講義で習ったことが、実際にできているかどうか判断がつかないので、実技の授業を開講して欲しい」という意見が多数ありました。