イノベーション・マネジメント研究科Business School of Innovation Management
MAN510F2(経営学 / Management 500)人材イノベーション特別講義Global Business Management
本間 浩輔Kosuke HOMMA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | イノベーション・マネジメント研究科Business School of Innovation Management |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | W0112 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 夏期集中/Intensive(Summer) |
曜日・時限Day/Period | 火6/Tue.6,火7/Tue.7,木6/Thu.6,木7/Thu.7,土6/Sat.6,土7/Sat.7 |
科目種別Class Type | 専門講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 1・2 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 共通選択科目 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory |
専門科目 共通選択科目 |
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Outline (in English)
This lecture will teach you about your career. I think career is a theory that has implications for all workers, not just managers.
Lectures are organized based on a module consisting of
1) lectures (outline career famous theories)
2) group work to deepen understanding
3) reflection
(Also, This lecture requires attendance each time and a review of about 2 hours after the lecture)
Grading Criteria
1) Contribution to group discussion 30%
2)Each report and assignment 50%
3)Test 20%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
経営理論を学ぶみなさんにとって、クルトレビンのThere is nothing as practical as a good theory(よい理論ほど実践的である)という名言は、重要です。
みなさんは、みなさんの仕事に活かす何かを得るために、大学院にきたのだと思います。一方で、理論オタクになっても仲間から疎んじられるだけです。理論と実践との懸け橋に資する講義、これが大切だと考えています。
次にテーマですがキャリアを取り上げます。その理由は、私が企業経営に関わった経験で厄介なのは「people matter」であり、キャリアに関する理論を学ぶことは、これらの問題に示唆をもたらしてくれると思うからです。(少なくも私の場合はそうでした)。
以上を踏まえて、本講義ではキャリアの概論にふれながら、参加者が実践できる知識を深めていきたい、これが目的です。
到達目標Goal
本講義の目標は、
1)参加者がキャリアを正しく理解する、
2)参加者なりに解釈し、現場でつかえるようにする
ことにおきます。具体的には、みなさんが組織での課題解決に取り組むときに、補助線になるような(または選択肢を増やせるような)考え方を学ぶことを目的とします。
本講義は、組織のなかや組織に対して仕事をする人を対象としています。
(個人で仕事をする人には不向きかもしれないです)
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
イノベーション・マネジメント研究科のディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP4」「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義は、1)講義、2)理解を深めるためのグループワーク、3)振り返り、からなるモジュールをもとに編成します。講義では、予習は重視せず(予習がないわけではありません)振り返りを重視するため、みなさんは講義の予習に多くの時間かけるようスケジュールを工夫してください。
また、一部のグループワークでは、各グループに現役の人事パーソン(ヤフー社など)がアシスタントとしてジョインします。これは、理論を理論で終わらせず使える理論にするためです。なお、この講義は今年が初となるため、原則内容は変更しませんが、かける時間や順番は変化する可能性があります。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:overture/学習契約
講義の概要を説明し、参加者とラーニングコントラクトの締結(この時点で合意できなければ講義に参加する必要はありません)
第2回[対面/face to face]:lecture1
キャリアの定義やキャリア論の概論
第3回[対面/face to face]:lecture2
Career assessment
キャリアについてアセスメントを通して学ぶ
第4回[対面/face to face]:Dialogue
lecture2に対する議論と実践的な理解(グループ討議)
第5回[対面/face to face]:Guest lecture
キャリアの理論を理解(キャリアで社会人ドクターを取得)しつつ、企業で人事の責任者を担う企業経営者の講演
第6回[対面/face to face]:Dialogue
Q&A
ゲストとのQAや対話から理解を深める。
第7回[対面/face to face]:lecture3
Theorist's career theory
理論家によるキャリアの理論の概説
第8回[対面/face to face]:Dialogue
lecture3に対する議論と実践的な理解(グループ討議)
第9回[対面/face to face]:lecture4
Career support
キャリア支援の理論から、個のキャリアについて考える
第10回[対面/face to face]:Dialogue
lecture4に対する議論と実践的な理解(グループ討議)
第11回[対面/face to face]:lecture5
Career development
キャリア発達の理論から、個のキャリアについて考える
第12回[対面/face to face]:Dialogue
lecture5に対する議論と実践的な理解(グループ討議)
第13回[対面/face to face]:finale/まとめ
これまでの講義をふまえた復習とまとめを行う
第14回[対面/face to face]:finale/まとめ2
これまでの講義を踏まえて、個人の課題として実践的なキャリアを考える
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
前述の通り、本講座はふりかえりを重視します。振り返りはレポートの形式で毎回の講義後の作業(宿題)となり講義の翌日に提出を求めます。本講義は集中であり、参加者の負担は少なくありませんが、講義の目的と効果を考えてこのスタイルとします(1~2時間程度の学習時間が目安)
一方で、ゲスト講師に関する宿題のほかは、事前学習はほとんど必要とはしません。「事前に考えてきてください」という指示をすることがありますが、ビジネスの経験がある方は、大学にくる電車のなかで考えてくれば足りる内容です。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書ではありませんが、キャリアに関するアセスメントを受けてもらう予定です。アセスメントと解説本の費用として1,000円程度、必要になります(期間中に徴収します)。
参考書References
使用しません。講義のなかで参考図書を紹介することはありますが、必読ではありません。
成績評価の方法と基準Grading criteria
グループ討議への貢献(グループメンバーの相互評価)30%、毎回のレポートと課題(50%)、テスト(最終日)20%により評価します。
なお、本講義は集中講義であるため、全ての講義に参加することが評価の前提となります。すべての講義に参加できない方は、参加をご遠慮ください。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度新規科目につきアンケートは実施していません。この講座は集中であり、対話型+グループワークで行うため、ハードな講義になると思いますが、その分、受講者のみなさんが得るものの多い講義にしたいと思っています。よい講義をつくるためには、参加者の協力も不可欠です。学ぶ覚悟と意欲をもった方の参加を希望します。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
とくにありません。
その他の重要事項Others
ヤフーなどでの約10年間の人事経験および、経営者としての経験、加えて社会人大学院(MBAを含む)に3つ通った経験をもとに、実践的に理論を扱うことを目指します。