文学部Faculty of Letters
PSY300BG（心理学 / Psychology 300）研究法Ⅰ（６）Research Practicum I (6)
藤田 哲也Tetsuya FUJITA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | A3648 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 水2/Wed.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 3～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリーCategory | 心理学科 |
| 他学科公開科目 | |
| クラスGroup | |
| 昼夜表記Day or Night |
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Outline (in English)
[Course outline]
In this class, students will learn how to set up psychology research plans and how to write papers in a practical and systematic manner with the goal of approaching graduation theses.
[Learning Objectives]
By the end of the course, students should be able to do the following:
<4th grade>
1.Students can properly search for articles on the theme of your choice. Accurately read the specific experimental / survey methods, paper structure, and data analysis methods described in the selected paper.
2.Students can review (overview) multiple previous studies and read them critically.
3.Students can make a unique research plan based on 1 and 2.
4.Students can make an effective presentation.
<3rd grade>
1.Students can properly search for articles on the theme of your choice. Accurately read the specific experimental / survey methods, paper structure, and data analysis methods described in the selected paper.
2.Based on 1, students can formulate and implement a research plan based on the follow-up examination of previous research, and analyze it by an appropriate method.
3.Students can make an effective presentation.
4.Students can summarize research results in the form of a dissertation.
[Learning activities outside of classroom]
The standard preparation and review time for this class is 2 hours each.
[Grading Criteria /Policy]
The overall grade of the class is determined based on the following.
<4th grade>
In-class contribution 40%, research presentation 60%.
<3rd grade>
In-class contribution 40%, research presentation 30%, mini-thesis 30%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
卒業論文に向けて，心理学の研究計画の立て方から論文の書き方まで，実践的・体系的に学ぶことが授業の目的です。
到達目標Goal
半期の授業が終了した時点で，以下のことができるようになっていることが到達目標です。
＜４年生＞
１．自分で選んだテーマの論文の検索を適切に行えること。選んだ論文に記載されている，具体的な実験・調査の方法や，論文の構成，データ分析法について正確に読解すること。
２．複数の先行研究をレビュー（概観）し，批判的な読み方をすること。
３．１，２をふまえて，独自性のある研究計画を立てること。
４．発表の場で，効果的なプレゼンテーションを行うこと。
＜３年生＞
１．自分で選んだテーマの論文の検索を適切に行えること。選んだ論文に記載されている，具体的な実験・調査の方法や，論文の構成，データ分析法について正確に読解すること。
２．１をふまえて，先行研究の追試を基本とした研究計画を立て，実施し，適切な方法で分析できること。
３．発表の場で，効果的なプレゼンテーションを行うこと。
４．研究成果を論文形式でまとめること。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
３年生と４年生が合同で授業をします。研究方法を身につけるため，先行研究を参考にしながら実験・調査を行うことが，この授業の具体的な作業目標となります。まず，自分が解明したいと考える日常生活における疑問等を，心理学の研究分野（記憶，認知，動機づけ，自己など）に関連づけて整理しましょう。その上で，自分の興味に近い先行研究がないか，探してみましょう（必ず見つかるはずです）。見つけてきた先行研究の背景となる議論の理解から始め，実験・調査の実際の方法，得られたデータを適切に分析する方法まで，一通りの過程を，先行研究を参考にしながら自分自身でたどってみましょう。４年生は複数の先行研究を概観するレビュー発表と，そのレビューによって明確になった問題意識を発展させた卒論中間発表の2回の発表機会があります。３年生は一つの先行研究を熟読し，改善点などの自分なりのオリジナルな視点を加え，実際に研究を行った成果発表を行った上で，発表によって明らかになった改善点を踏まえ，ミニ論文として論文形式で研究成果をまとめてもらいます。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：イントロダクション
シラバス記載事項の確認と補足説明，卒論とは何かについての概説，受講上の注意，発表順の決定
第2回[対面/face to face]：それぞれの研究課題
４年：レビューの仕方，３年：研究テーマの決定と先行研究の選定
第3回[対面/face to face]：レビュー発表１
４年：発表，３年：発表へのコメント，実験材料・調査用紙の作成
第4回[対面/face to face]：レビュー発表２
４年：発表，３年：発表へのコメント，実験・調査の準備および実施開始
第5回[対面/face to face]：レビュー発表３
４年：発表，３年：発表へのコメント，自分の研究の実施と平行して分析法の確認，結果の分析
第6回[対面/face to face]：研究実施
４年と３年：３年生の調査実施
第7回[対面/face to face]：中間まとめ
４年：これまでのレビュー発表総括，３年：研究中間報告
第8回[対面/face to face]：卒論中間報告１
４年：発表，３年：発表へのコメント，自分の発表用資料の構成
第9回[対面/face to face]：卒論中間報告２
４年：発表，３年：発表へのコメント，自分の発表用資料の作成
第10回[対面/face to face]：卒論中間報告３
４年：発表，３年：発表へのコメント，自分の発表練習
第11回[対面/face to face]：３年生研究発表１
４年：発表へのコメント，３年：発表
第12回[対面/face to face]：３年生研究発表２
４年：発表へのコメント，３年：発表，論文の構成について
第13回[対面/face to face]：ミニ論文仮提出
４年と３年：受講生同士によるミニ論文の相互評価
第14回[対面/face to face]：総括とミニ論文本提出
授業の振り返り，到達状況の確認，フィードバック
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
自分の研究および発表のために準備を行うことはもちろんですが，他の受講生の発表に対して，学習支援システムの掲示板上で質問やアドバイスなどのコメントを書き込んでください。また，発表者は自分の発表に対して書き込まれたコメントに対して返信を行ってください。以上のことから，本授業の準備・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
特に定めません。
参考書References
テキストはありませんが，レジュメおよびミニ論文の書き方や引用の仕方については，参考文献として次の本を持っていることを前提にして説明しますので購入してください。「大学基礎講座」（藤田哲也(編), 北大路書房, 2006年）。
成績評価の方法と基準Grading criteria
４年生：
平常点（40％）…授業へ出席し終了時に感想用紙を提出することとと，授業内および学習支援システム上でのほかの受講生に対するコメントを評価の対象にします。
研究発表（60％）…自分で選択したテーマに沿ったレビュー発表と，自分自身の研究の中間計画を発表してもらいます。それぞれの発表において，発表の内容と発表のしかた，発表資料（レジュメ）の正確さとわかりやすさ，質疑応答の適切さが評価の対象です。
３年生：
平常点（40％）…授業へ出席し終了時に感想用紙を提出することとと，授業内および学習支援システム上でのほかの受講生に対するコメントを評価の対象にします。
研究発表（30%）…研究内容に加え，レジュメの体裁，プレゼンの仕方，質疑応答がそれぞれ評価対象となります。
ミニ論文（30%）…研究内容と論文の体裁が評価対象となります。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
前年に授業担当がなかったので最新の2020年度分を載せます：「履修してよかった」の評価は4.85，「理解度」は4.46で，ほぼ例年通りの高評価となりましたが，授業外学習時間の個人差が大きいようです。3時間以上が3人いるのに対して，1時間未満が1人となっていましたが，これは学年差でしょうか…。この授業では，掲示板への書き込みなど指示された課題だけでなく，自主的に自分の研究を進めるための課題を見つけてもらいたいと思っています。
その他の重要事項Others
研究法I・IIは，通年で同じ教員の授業を履修してください。その際，どの教員の研究法を履修するのかは，原則として４年生は３年次に行った「卒業論文指導希望調査」，３年生は２年次に行った「研究法事前調査」の結果に従ってください。また，授業の運営方針や授業計画の説明，発表順の決定などをしますので，受講者は初回の授業に必ず出席してください。