文学部Faculty of Letters
PSY300BG（心理学 / Psychology 300）研究法Ⅰ（３）Research Practicum I (3)
渡辺 弥生Yayoi WATANABE
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | A3645 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 水2/Wed.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 3～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリーCategory | 心理学科 |
| 他学科公開科目 | |
| クラスGroup | |
| 昼夜表記Day or Night |
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Outline (in English)
The aim of this course is specifically designed to support graduation researches. From experiences obtained from training in the second year and third year, students are required to plan and propose their research plans. In this training, students are expected to collect the latest theses and formulate their interest in researching trends. From the knowledge obtained from the collected theses, students will have to determine currently existed issues. Furthermore, students will have to conduct studies regarding original methods and theories which are then used to solve the identified problems. In addition, not stopping at researches, this training will also provide the necessary social skills for students to correctly convey the outcomes of the study which they conducted, helping students to become more confident as a member of the society.
・The goal of this course is not only to write papers, but also to develop social skills, including logical thinking, creativity, the ability to gather information, and the ability to carry out plans, as skills that can be utilized in society.
・The standard preparation and review time for this class is 2 hours each.
・Grading will be decided based on each class assignment (70%) and
presentations (30%)
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
卒業研究を対象とした専門演習です。2年次、3年次の演習の成果をふまえて、各自研究の計画を立案します。最新の論文を収集し、興味をもった研究の動向を明らかにします。先行研究の理解をもとに、問題点を明確にし、改善するオリジナリテイのある理論的展開や方法について検討します。また、研究にとどまらず、社会人として与えられた課題をこなし、成果を広く発表し、伝えていくためのソーシャルスキルも学びます。
到達目標Goal
論文を書くことだけではなく、各自が社会にでて活かせるような力として、論理的思考、創造力、情報収集能力、計画遂行力をふくむソーシャルスキルを育むことを目標とします。
（１）専門の論文を検索できる。
（２）論文から研究の流れを理解する。
（３）先行研究の目的から考察迄の内容を理解できる。
（４）先行研究を批判し、オリジナリティを加えられる。
（５）具体的に自分の研究計画を立案する。
こうした、研究のスキルだけでなく、ゼミのネットワークを強める貢献をし、互いにペアやグループワークを活用し、相互に研究力だけでなく人間力を高めることを目標とする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
学習内容：自分の決めたテーマにかかわる文献を集め整理し、問題意識を明らかにします。そこから、仮説を立て研究計画を完成させます。その際、発達や臨床にかかわる研究の難しさや倫理的な配慮、モラルについても学びます。毎回、全員が何かしら発言し、互いの考えを共有できるようアットホームな形でのぞんでいきます。課題のフィードバックは、学習支援システムを通じて行う。
授業方法：演習・実習方式
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：研究の枠組みについて確認
スキーマの獲得:研究のイメージをつかむことができる
ようになることを目標とする。
第2回[対面/face to face]：研究計画1
テーマ決定：一口に心理学と言っても、かなりバリエーションがある。どのようなテーマがあるかを概観したうえで、興味あるテーマを決定する。
第3回[対面/face to face]：研究計画2
先行研究のリスト：興味あるテーマを絞ったとしても、その歴史は長く、研究の経緯がある。まずは、リストをつくる。
第4回[対面/face to face]：研究計画3
先行研究の理解：これまでの研究の流れを、理解→批判→問題提起という作業の枠組みを通して考える。
第5回[対面/face to face]：研究計画4
先行研究の理解：前の時間をさらに継続する。
第6回[対面/face to face]：先行研究の論点の整理
先行研究のマップ作り：ビジュアルに理解できるように、ノートを工夫してまとめる作業をする。
第7回[対面/face to face]：先行研究の論点の整理
先行研究のマップ作り：先の作業を完成させる。
第8回[対面/face to face]：問題提起の作成
論理的な構造作り：マッピングした流れを、文章に書いてみる。論文の書き方を体験する。
第9回[対面/face to face]：問題と目的を書く１
論理的な構造で書けているかをチェックする。
第10回[対面/face to face]：問題と目的を書く２
ライティングの完成
第11回[対面/face to face]：方法について検討
その目的を実行するためにどのような方法が必要かを考える。協力者へのお願いの手紙など、協力者を得るための手続きも確認する。
第12回[対面/face to face]：発表
プレゼンテーション
第13回[対面/face to face]：発表
プレゼンテーション
第14回[対面/face to face]：総括
全体のまとめ
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
毎回、各授業内で消化できないことが出てくるので、授業時間外で予習復習に各２時間を補っておく。互いに、意見を交換したり、質問しあったり、活動レベルを高められるよう工夫します。研究論文を読みながら研究の流れを知ることと同時に、レヴュー本を読んで研究論文で扱われている問題が、広い領域のなかのある一部だということを理解する。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
授業開始時に適宜紹介する。
参考書References
授業開始時に適宜紹介する。論文の書き方をタイトルとした本を一冊準備する。
改訂新版 心理学論文の書き方---卒業論文や修士論文を書くために 単行本 – 2010/7/13 松井 豊 (著) などこの種の本を１冊読んでほしい。
成績評価の方法と基準Grading criteria
毎回の課題遂行(70%)とプレゼンテーション(3０％)。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
かなり勉強したと評価している人がいるので、このペースで。「判断力」「苦手克服」という点がのびるようにしてほしい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
パワーポイントやＤＶＤなど。
その他の重要事項Others
上記計画は、研究の進み具合によって、多少変更します。研究法をコアにした授業外のゼミ活動（ゼミ行事、合宿）で総合力を養ってほしい。授業支援システムに登録する。新型コロナウイルス感染の状況によって、オンラインに変更する可能性はある。