文学部Faculty of Letters
BSP200BD(初年次教育、学部導入教育及びリテラシー教育 / Basic study practice 200)2年次演習(3)Seminar for Second-year Students (3)
小島 尚人Naoto KOJIMA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | A2973 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 水1/Wed.1 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 2 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 英文学科 |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
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Outline (in English)
This course is an introduction to literary studies in seminar classes. Through the close reading of The Great Gatsby as well as one of its film adaptations, students will develop their skills to discuss literary and visual texts in a critical way.
Most classes consist of presentations by students, class discussions, and lectures. In particular, students participate in many group discussions on the topics introduced in the lectures.
Grades will be determined based on the following:
1) Participation and presentations (40%)
2) Final paper (60%)
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
F. Scott Fitzgeraldの小説The Great Gatsbyを読んだうえで、この作品についての批評を読み、小説について論じる方法を学習する。また、この小説を原作とした映画のうち2013年に公開された最新のものを見て、映画の分析の仕方も学ぶ。小説の英語の精読と映像・小説の比較検討というやや趣きの異なる二つの分析方法に同時並行的に取り組むことで、受講者それぞれが作品への理解をより深めるとともに、自分の批評的関心のありかを考える機会をもつことができる。そうした関心を発展させて、期末レポートにまとめる。
到達目標Goal
・作品の細部に目を配り、正確に意味をとって解読しようとする習慣をつける。
・アメリカ文学を代表する作品の一つを原書で読みとおすことの達成感を味わうことで、さらなる読書への意欲を持つことができる。
・小説、映画の分析方法について、その基礎を学ぶことができる。
・多様な批評の方法についての知識を得て、関心を持てるようになる。
・文学作品を題材にした発表とディスカッションを通じて、自分の考えを分かりやすく効果的に伝える力、人の考えに耳を傾け理解する力を伸ばす。
・自分の解釈を、先行研究を踏まえてレポートにまとめる技法を習得する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
小説The Great Gatsbyを精読する。基本的に授業は演習形式で進め、毎回二人の担当者が発表をおこなった後、受講者全員でディスカッションをする。小説の解釈にくわえて、映画の該当箇所を参照し、さまざまな異同とその意味についても吟味する。学期後半には批評論文の調査、収集、読解の実践を通じて、期末レポートに向けた準備をおこなう。
発表に対しては授業内で口頭によるレスポンスがなされ、レポートに対してはフィードバックのコメントをつけたファイルが返却される。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:ガイダンス/映画版を観る(1)
授業の進め方の説明のあと、映画『華麗なるギャツビー』を観始める。
第2回[対面/face to face]:映画版を観る/導入
映画『華麗なるギャツビー』を観終える。フィツジェラルドの生涯とその作品についての概説。発表の分担を決定する
第3回[対面/face to face]:小説の読解、映画との比較(1)
The Great Gatsbyの第一章を精読する。発表(初回は教員が担当)と質疑応答、ディスカッション
第4回[対面/face to face]:小説の読解、映画との比較(2)
The Great Gatsbyの第二章を精読する。担当学生による発表と質疑応答、ディスカッション
第5回[対面/face to face]:小説の読解、映画との比較(3)
The Great Gatsbyの第三章を精読する。担当学生による発表と質疑応答、ディスカッション
第6回[対面/face to face]:小説の読解、映画との比較(4)
The Great Gatsbyの第四章を精読する。担当学生による発表と質疑応答、ディスカッション
第7回[対面/face to face]:小説の読解、映画との比較(5)
The Great Gatsbyの第五章を精読する。担当学生による発表と質疑応答、ディスカッション
第8回[対面/face to face]:小説の読解、映画との比較(6)
The Great Gatsbyの第六章を精読する。担当学生による発表と質疑応答、ディスカッション
第9回[対面/face to face]:小説の読解、映画との比較(7)
The Great Gatsbyの第七章を精読する。担当学生による発表と質疑応答、ディスカッション
第10回[対面/face to face]:小説の読解、映画との比較(8)
The Great Gatsbyの第八章を精読する。担当学生による発表と質疑応答、ディスカッション
第11回[対面/face to face]:小説の読解、映画との比較(9)
The Great Gatsbyの第九章を精読する。担当学生による発表と質疑応答、ディスカッション
第12回[対面/face to face]:批評論文の読解(1)
The Great Gatsbyについて書かれた日本語論文を読む。日本語論文の調査、収集法についても学ぶ
第13回[対面/face to face]:批評論文の読解(2)
The Great Gatsbyについて書かれた英語論文を読む。英語論文の調査、収集法についても学ぶ
第14回[対面/face to face]:まとめ
受講者が各自レポートの計画について発表し、意見交換をする。その後、作品の主題を整理して、授業のまとめをおこなう
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
発表担当者になっているときはもちろん、そうでないときも、毎回事前に作品を読んで、ディスカッションに積極的に参加できるように準備しておくことが最も重要。読みながら面白かった点、気になった点、質問したい点などについてメモをとっておく(予習4時間)。
テキスト(教科書)Textbooks
F. Scott Fitzgerald, The Great Gatsby (Scribner, 2004). ISBN: 9780743273565
参考書References
アンドルー・ターンブル『完訳 フィッツジェラルド伝』(こびあん書房、1988年)
野崎孝(編)『フィッツジェラルド』(研究社、1966年)
村上春樹『ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック』(中央公論新社、2007年)
リチャード・リーハン『「偉大なギャツビー」を読む――夢の限界』(旺史社、1995年)
他、必要に応じて授業内で紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業内での発表・議論への参加度:40%
期末レポート(3000字以上):60%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
学生の皆さんが発言しやすい環境がつくれるようつとめます。また、クラス全体のディスカッションと教員による補足解説との配分をバランスよくしたいと思います。