文学部Faculty of Letters
LIT200BD（文学 / Literature 200）英文学史ＢHistory of English Literature B
丹治 愛Ai TANJI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | A2904 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 金2/Fri.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 2～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリーCategory | 英文学科 |
| 他学科公開科目 | |
| クラスGroup | |
| 昼夜表記Day or Night |
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Outline (in English)
Outline and objectives: This lecture follows the history of English and British literature from the 19th century to the latter half of the 20th century, with the background of such historical incidents as the rapid urbanization as a result of the Industrial Revolution, the decline of rural areas inversely proportional to it, the development of imperialism and the expansion of colonies, the spread of the national degeneration theory, the outburst of two World Wars, the formation of a welfare state, the diffusion of the British disease and the appearance of Thatcherism as the reaction to it. This lecture selects works with relevance to the national identity of England, and in doing so, explains how literature relates to the overall historical trends and how a literary work reflects the national identity of the era when it was created.
Learning activities outside of classroom: Before/after each class meeting, students will be expected to spend a total of four hours to understand the course content.
Grading Criteria/Policies: Final grade will be calculated according to the following process: Mid-term report and in-class contribution (50%), term-end examination (50%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
産業革命の結果としての急激な都市化、それと反比例する農村の衰退、帝国主義的展開と植民地の拡大、国民退化論の流行、二つの世界大戦、福祉国家への転換、英国病の蔓延とサッチャリズムといった歴史的事件を背景にして、19世紀から20世紀後半までのイギリス文学の歴史をたどるが、そのなかで、とくにイングランドのナショナル・アイデンティティとの関連性をもつ作品を優先的に読んでいく。そのことをとおして、文学が全体的な歴史の動向とどのように関連しあい、そしてその作品が生み出された時代のナショナル・アイデンティティをどのように反映しているかを見ていく。
到達目標Goal
・イギリス文学史を、イギリス史の大きな動向と関連づけながら概観できる。
・そのことをとおして、イギリス（イングランド）の国家像（ナショナル・アイデンティティ）がどのように形成され変容してきたかを述べることができる。
・文学作品の解釈の方法を身につけるとともに、作品の一部を英語で講読することをとおして、英語読解能力を向上させる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP3」「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
原則として講義形式であるが、リアクションペーパーの提出などをとおしてできるだけコミュニケーションの機会をつくる。
対面授業とオンライン授業を併用する（２週ごとに交代）。その授業形式にあわせて、授業内容の順序を変えることがある。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]：イントロダクション（19世紀初頭までの流れ）
19世紀初頭までの英文学史の流れを、ナショナル・アイデンティティと関連させながら概観する。
第2回[対面/face to face]：19世紀前半――Austen,Pride and Prejudice, Sense and Sensibility
19世紀前半の歴史的出来事とともに、文化的・文学的状況を学習する。
第3回[対面/face to face]：19世紀なかば――Emily Brontë,Wuthering Heights
19世紀なかばの歴史的出来事とともに、文化的・文学（小説）的状況を学習する。
第4回[対面/face to face]：19世紀なかば――Dickens, Christmas Carol, Eliot, Silas Marner,
19世紀なかばの歴史的出来事とともに、文化的・文学（詩）的状況を学習する。
第5回[対面/face to face]：19世紀末――Hardy, Tess of the D’Urbervilles
19世紀末の歴史的出来事とともに、文化的・文学的状況を学習する。
第6回[対面/face to face]：19世紀末――Morris, News from Nowhere
19世紀末の歴史的出来事とともに、文化的・文学的状況を学習する。
第7回[対面/face to face]：20世紀前半（１）――Gissing, The Private Papers of Henry Rycloft
1900年代の歴史的出来事とともに、言語的・文化的・文学的状況を学習する。
第8回[未定/undecided]：映画Howards Endを見てディスカッション
映画Howards Endを見て、その内容について議論する。
第9回[未定/undecided]：20世紀前半（２）――Forster, Howards End; Maurice
1910年代の歴史的出来事とともに、文化的・文学的状況を学習する。
第10回[未定/undecided]：20世紀前半（３）――Woolf, Mrs Dalloway; Between the Acts
戦間期の歴史的出来事とともに、文化的・文学的状況を学習する。
第11回[未定/undecided]：20世紀後半（１）――Osborne, Look Back in Anger; Sillitoe, "The Loneliness of the Long-Distance Runner"
第二次大戦後の歴史的出来事とともに、文化的・文学的状況を学習する。
第12回[未定/undecided]：映画The Remains of the Dayを見て、ディスカッション
映画The Remains of the Dayを見て、その内容について議論する。
第13回[未定/undecided]：20世紀後半(２)――Ishiguro, The Remains of the Day
20世紀後半の歴史的出来事とともに、文化的・文学的状況を学習する。
第14回[対面/face to face]：期末試験とまとめ
学期全体をとおして学習したことを確認する。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。あらかじめ与えられた課題（たとえば作品）を読むこと、授業内で指示された課題を提出すること、そして指示された主題に関して中間レポートを書くこと。
テキスト（教科書）Textbooks
授業内で配布する資料。
授業であつかう作品のうち２つ。
参考書References
教科書以外で、授業であつかうことになる作品。
成績評価の方法と基準Grading criteria
１．イギリスの歴史を概観できること。
２．それとの関連で文学作品の特徴を説明できること。
リアクションペーパーと中間レポートなどの平常点５０％
期末試験５０％
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
できるだけ学生とのコミュニケーションの要素を増やしていきたい。