文学部Faculty of Letters
LIT200BC（文学 / Literature 200）文学概論BIntroduction to Literature B
山田 稔Minoru YAMADA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | A2428 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 金6/Fri.6 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 2～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリーCategory | 日本文学科 |
| 他学科公開科目 | |
| クラスGroup | |
| 昼夜表記Day or Night | 夜間時間帯 |
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Outline (in English)
Course Outline: What is "literature" in modern times? Continuing from the lecture in the first semester, I will think about literature after the Showa era based on the situation at that time.
Learning Objectives: Through this, you will learn about the structure of literary works, research methods for literature, and interdisciplinary research with other genres, and deepen your understanding.
Learning Activities Outside of the Classroom: Read the works covered in the lecture in advance. After that be prepared to write a literary review.
Grading Criteria/Policy: The evaluation is comprehensively judged by the submission of short assignments in class (20%), an essay test (70%), and the degree of participation in the class (10%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
現代において「文学」とはどういうものか。前期の講義から引き続き、昭和以降の文学についてその時々の状況を踏まえて考えていく。その中で、文学作品の構造・文学の研究方法・他ジャンルとの学際的研究などを知り理解を深める。また、戦後の文学の代表者と、その文学精神の継承者について、個々の独自性と表現についての認識を深めていく。
到達目標Goal
昭和以降の文学作品の個々におけるテーマと構造の把握、それらを研究する方法論の認識を深める。特に、戦後以降の多様な文学のありようと作家精神について認識を深め、自己の今後の文学研究に生かせることを目標に学んでいく。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
秋学期は、昭和以降の現代文学の状況と文学の研究方法について、多方面から考えていく。特に戦後の文学の検討とそれ以降の文学の関係性にも注意しながら、作品分析を行い、多様な方法について状況論なども踏まえ検討していく。
また、文学の多様な方法意識についても、その歴史性を意識しながら、認識を深めていく。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：文学と文学研究
小田切秀雄『文学概論 増補版』―春学期の復習もかねて
第2回[対面/face to face]：文学理論と方法意識
学際と様々な文学へのアプローチ
第3回[対面/face to face]：戦前・戦中の文学
横光利一・小林秀雄・中原中也、そして梶井基次郎と中島敦
第4回[対面/face to face]：同２回
同
第5回[対面/face to face]：敗戦と文学
志賀直哉『灰色の月』と石川淳『焼け跡のイエス』の位置
第6回[対面/face to face]：同２回
太宰と安吾―敗戦の意味「斜陽」と「堕落論」
第7回[対面/face to face]：戦後文学について
近代文学派と戦後派作家
第8回[対面/face to face]：同２回
武田泰淳の戦後―『蝮のすゑ』、『ひかりごけ』など
第9回[対面/face to face]：同３回
埴谷雄高―自同律と存在革命『死霊』
第10回[対面/face to face]：同４回
戦後詩―「荒地」と田村隆一
第11回[対面/face to face]：現代の文学―第三の新人以降
戦後派への対し方―大江健三郎、遠藤周作、安岡章太郎、古井由吉
第12回[対面/face to face]：同２回
中上健次と村上春樹、村上龍
第13回[対面/face to face]：さまざまな現代文学
小川洋子と川上弘美―日常性への異和と静かな世界（「バックストローク」「ことり」「神様」など）
第14回[対面/face to face]：さまざまな現代文学２
村田沙耶香などとＳＦ的世界、その他
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
講義で取り上げる作品は事前に読んでおくこと。そして作品論を書くことを想定して準備をしておくこと。
テキスト（教科書）Textbooks
上記に挙げた作品
どの作品も文庫などで比較的入手しやすいものである。特に本の指定はしない。各自で入手しやすいものを使ってください。
参考書References
別冊國文學№51「近代文学 現代文学 論文・レポート作成必携」學燈社
前期の参考書を基本に置きつつ、現代的なものとして
「ゼロ年代の想像力」宇野常寛（ハヤカワ文庫）
「現代小説のレッスン」石川忠司（講談社現代新書）
「日本の同時代小説」斎藤美奈子（岩波新書）
成績評価の方法と基準Grading criteria
数回に１回の授業日の小課題提出（２０％）と取り上げたテキスト作品から一つを作品論の論述テスト（７０％）として実施する。
また、授業への参加度（１０％）などを総合的に判断し評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
今年度新たに担当するので、ありません。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
なし
その他の重要事項Others
作品は変更する場合がある。その場合は事前に連絡する。