文学部Faculty of Letters
PHL300BB（哲学 / Philosophy 300）哲学特講（７）－２Special Lecture on Philosophy (7)-2
大森 一三Ichizo OMORI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | A2225 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 木2/Thu.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 2～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリーCategory | 哲学科 |
| 他学科公開科目 | |
| クラスGroup | |
| 昼夜表記Day or Night |
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Outline (in English)
【Course Outline】
The theme of this lecture is "The Problem of Evil in Philosophy". We will examine how philosophers have discussed and thought about "evil" from ancient times to the present, and consider its characteristics and specific issues. We will also examine the relationship between "evil" and various contemporary phenomena and social problems.
【Learning Objectives】
The goal of this lecture is for each student to understand how "evil" has been considered or not considered in the history of philosophy and ethics, and to understand what issues and challenges exist when we question "evil" from a philosophical and ethical perspective today.
【Learning Activities Outside of Classroom】
I encourage you to read the relevant texts introduced in class on your own. If you need to prepare for the discussion, we will inform you of this in advance.
【Grading Criteria】
In-class report (50%), evaluation of comments made during discussion (20%), final report (30%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
本講義のテーマは「哲学における悪の問題」です。古代から現代に至るまで、哲学者たちがどのように「悪」を論じ、考えてきたのかを考察しながら、その特徴と固有の課題を考察してゆきます。また、現代におけるさまざまな現象や社会的問題と「悪」との関連を考察してゆきます。
到達目標Goal
学生一人ひとりが、哲学・倫理学史の中で、「悪」がどのように考えられ、あるいは考えられてこなかったを理解すること。そして今日、哲学的・倫理学的観点から「悪」を問う際には、どのような論点と課題があるのかを理解することが、本講義の到達目標です。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
本授業では講義とディスカッションによる相互交流形式をとります。講義に際しては、関連する思想の基本的なポイントを理解し、ディスカッションに際しては、具体的な社会的事例などを通して、問題を複眼的に捉える訓練を行ってゆきます。
また、授業内でレポートを作成していただき、翌週の授業ではそのレポートの紹介を行いながら議論を進めてゆきます。 講義の内容は、西洋哲学の起源である古代ギリシャから現代に至るまで、様々 な哲学者たちがどのように「悪」を論じてきたのか、その思想と社会的・時代的な背景も含めて考察してゆきます。また、現代的な問題とも関連する場合には、適宜、授業内で紹介してゆきます。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]：オリエンテーション
自己紹介・講義の進め方など
第2回[対面/face to face]：「悪」の歴史的源泉についての考察
古代ギリシャ思想における「悪」の考察
第3回[対面/face to face]：中世キリスト教思想にお
ける「悪」
ヘレニズムから教父哲学における「悪」の考察
第4回[対面/face to face]：宗教と「悪」の問題
中世から現代に至るまでの宗教と「悪」の問題について
第5回[対面/face to face]：近代哲学における「悪」
17,18 世紀の哲学者たちにおける「悪」について
第6回[未定/undecided]：カント倫理学における 「悪」
カントの「根源悪」概念についての考察
第7回[未定/undecided]：ドイツ観念論における
「悪」
ヘーゲル・フィヒテ・シェリングにおける「悪」
第8回[未定/undecided]：中間報告
これまでの講義を踏まえた総括
第9回[未定/undecided]：生の哲学における「悪」
19 世紀の哲学者たちと「悪」について
第10回[未定/undecided]：「世界大戦の時代」における「悪」
20 世紀の体験と20 世紀の思想家たちにおける「悪」について
第11回[未定/undecided]：「暴力」と「悪」の問題
暴力論と「悪」の問題の関係性についての考察
第12回[対面/face to face]：応用倫理学における「悪」 の問題
生命倫理、医療倫理、環境倫理など、 現代の応用倫理学における「悪」の問題についての考察
第13回[対面/face to face]：ケア・エシックス」における「悪」の問題
「ケア・エシックス」は悪をどのように理解するのか
第14回[対面/face to face]：本講義のまとめ
あらためて全体像を捉え直す。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業で紹介した関連テキストを是非、自分で読み進めてください。 また、ディスカッションのために準備をしておく必要がある場合は、事前に資料の紹介も含め、その旨を伝えます。
テキスト（教科書）Textbooks
講義内容が多岐にわたるため、特定のテキストは定めません。必要資料は授業内で紹介します。また、一部コピー等も配布します。
参考書References
授業内で随時紹介しますが、各哲学者の邦訳原典が主な参考書です。
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業内レポート(50%)、ディスカッションでの発言の評価(20%)、 期末レポート(30%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
ディスカッションの時間をできるだけ多く取り、相互交流的な授業を心がける
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
授業内レポートの提出はhoppiで行います。時間の制限がありますので、授業内および授業後に速やかに取り組めるようにしておいてください。