国際文化学部Faculty of Intercultural Communication
POL200GA（政治学 / Politics 200）国際関係研究Ⅰ（アクターに着目した理論の捉え方）International Studies I(Theories and Actors)
市岡 卓Takashi ICHIOKA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 国際文化学部Faculty of Intercultural Communication |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | C1040 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | 国際関係研究１ |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 水2/Wed.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 1～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | ○ |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 旧科目との重複履修Duplicate Subjects Taken Under Previous Class Title | × |
| 人数制限・選抜・抽選Capacity/Selection/Rondom | |
| 毎年・隔年Frequency | 毎年開講 |
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Outline (in English)
(Course outline)
This course focuses on "actors" in global society, which are not only nation-states but also NGOs and private companies. It enables students to analyze the global issues from various perspectives and to recognize the significance of "actor-oriented" and theoretical approach in international studies.
(Learning objectives)
The goals of this course are to A, B, and C.
A. Students become able to explain how vairous actors including non-state actors have effect on international relations.
B. Students become able to theoretically explain issues related to international relations.
C. Students become able to correctly understand content of related materials.
(Learning activities outside of classroom)
A. Students will be expected to read news articles on international relations every day.
B. Students will be expected to study materials to be used in the class before each class. Standard time required for this study will be an hour.
C. Students will be expected to study reference material shown in the class after each class. Standard time for this study including writing a short report will be three hours.
(Grading criteria/policy)
Your overall grade in the class will be decided based on the following: Short reports: 60%, Term-end report: 40%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
本授業ではアクター（行為の主体）に着目して「国際関係」を学ぶ。「国際関係」を国家の関係のみで語ることは困難であり、特にＮＧＯや企業などの民間アクターの存在は重要である。本授業ではそのために必要な理論を習得するとともに、それを通して国際社会の諸問題を多角的に分析する力を養う。
到達目標Goal
（１）非国家アクターを含む様々なアクターが「国際関係」にどのような影響を及ぼしているかを説明できる。
（２）「国際関係」に関わる事件や問題が生じたとき、理論的に現象を説明することができる。
（３）関連する文献の趣旨を正しく読み取ることができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
国際文化学部のディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
大学の行動方針レベルが２となった場合、この授業は原則としてオンラインで行う。詳細は学習支援システムで伝達する。
講義形式で行う。毎回授業の中で課題を提示し、課題に対するリアクションペーパーの提出を求める。
対面による授業を予定しているが、新型コロナウイルス感染症対策の観点から、受講者数が教室の定員を超えないことを確認するため、初回の授業はオンラインで行う（具体的方法は４月に入ってから学習支援システムで連絡する。）。以降の取扱いは初回の授業で説明する。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[オンライン/online]：イントロダクション
授業のねらい、授業計画、授業の進め方を説明する。
2[対面/face to face]：リアリズム
国家間の紛争をもたらす要因に注目するリアリズムの理論を理解する。
3[対面/face to face]：リベラリズム
国家間の協調をもたらす要因に注目するリベラリズムの理論を理解する。
4[対面/face to face]：コンストラクティビズム
理念が国際社会の構造にもたらす変化に注目するコンストラクティビズムの理論を理解する。
5[対面/face to face]：国際経済関係
国際経済システムのグローバル・ガバナンスの問題について、アクターの役割に注目し考察を行う。
6[対面/face to face]：貧困と開発
世界規模での富の偏在の問題について、アクターの役割に注目し考察を行う。従属論等関連する理論についても学ぶ。
7[対面/face to face]：地球環境問題
地球温暖化対策を中心に、地球環境問題への取組みの課題について、アクターの役割に注目し考察を行う。
8[対面/face to face]：人権
国際社会の人権への取組みやその課題について学ぶ。その中で国際機関、NGO等のアクターの役割を考察する。
9[対面/face to face]：安全保障
冷戦終結による安全保障概念の変化、それへの国際社会の様々なアクターの対応について学ぶ。
10[対面/face to face]：民族や宗教に関わる紛争
冷戦終結後に活発化した民族や宗教に関わる紛争、それへの国際社会の様々なアクターの対応について学ぶ。
11[対面/face to face]：テロリズム
国際社会に脅威をもたらすアクターである「テロリスト」の活動とそれへの対応の課題について学ぶ。
12[対面/face to face]：NGO
経済、開発、環境、人権など多様な国際社会の問題の解決を目指すNGOの活動とその課題について学ぶ。
13[対面/face to face]：企業
グローバル・ガバナンスの担い手としての役割が期待される企業の取組みの可能性と課題について学ぶ。
14[対面/face to face]：まとめ
これまでの授業を振り返り、多様なアクターの行動とそれらがこれからの国際社会にもたらす影響について考察する。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
新聞を読む習慣をつけ、国際関係に係る記事を毎日読むこと。
準備学習として、事前に共有する資料を参照し下調べをしておくこと（１時間を標準とする。）。復習として、授業の都度示す参考文献を読み考察を深めること（リアクションペーパーの作成を含め３時間を標準とする。）。
テキスト（教科書）Textbooks
教科書は使用しない。参考となる文献は、授業の都度示す。
参考書References
山田高敬・大矢根聡編（2011）『グローバル社会の国際関係論［新版］』有斐閣。
滝田賢治・大芝亮・都留康子（2017）『国際関係学（第2版）』有信堂。
成績評価の方法と基準Grading criteria
毎回の授業の後で提出を求めるリアクションペーパーに60%、期末のレポート試験に40%を配分する。いずれについても、授業の内容を正しく理解できているか、自分で考察した内容を盛り込んでいるかについて評価を行う。この成績評価の方法をもとに、本授業の到達目標の60%以上を達成した者を合格とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業中の議論の時間を確保する。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
授業コードを使って学習支援システムに自己登録すること。
その他の重要事項Others
政府および民間企業で国際関係業務に関わってきた教員が、自身の政府間交渉や国際ビジネスの体験を交え、国際関係をめぐる諸問題について講義を行う。
「国際関係学概論」を受講していることが望ましい。