理工学部Faculty of Science and Engineering
COT300XE(計算基盤 / Computing technologies 300)クラウドコンピューティングCloud Computing
下村 道夫Michio SHIMOMURA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 理工学部Faculty of Science and Engineering |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | H6110 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水4/Wed.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー<理工学部>Category |
応用情報工学科 学科専門科目 |
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Outline (in English)
The aim of this course is to help students acquire elemental technologies for making cloud computing safe and easy to use and basic knowledge of information communication related services using big data.
By the end of the course, students are expected to acquire extensive basic knowledge of ICT that is essential for future ICT careers as followings:
- What is cloud computing.
- What are the technologies used in cloud computing.
- What are the services by cloud computing.
Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.
Your overall grade in the class will be decided based on the following
Term-end report: 70%、Three times mini-examinations : 30%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
(本講義は「グリッドコンピューティング」と同一内容である。)
インターネットの進展に伴い、分散コンピューティングが主流になりつつある。その端緒がグリッドコンピューティングであり、そのビジネス発展形がクラウドコンピューティングである。分散コンピューティング環境を「安全で使いやすいもの」にするためには新たな技術が必要となる。
本授業では、グリッド/クラウドコンピューティングを「安全で使いやすいもの」にするための要素技術を解説する。また、これらの技術をベースとするビッグデータについても解説する。
到達目標Goal
グリッドコンピューティングやクラウドコンピューティングとは何か、それらに使われている技術はどのようなものか、それらを利用したサービスにはどのようなものがあるのかなどを把握することで、将来、ICT(情報通信技術)に携わる職種(研究開発、SE、プログラマ等)に就く際に必要不可欠な広範囲な基礎知識習得を図ることを目標とする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」と「DP2」と「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業では、グリッド/クラウドコンピューティングの要素技術であるセキュリティ,ジョブ実行管理、データベース管理、プログラミングモデル等の基礎的な内容に触れるとともに最新の応用事例なども取り入れていく。
課題等の提出・フィードバックは「学習支援システム」を通じて行う予定。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1回[対面/face to face]:グリッド/クラウドコンピューティングの概要(1)
グリッド/クラウドの概念や要素技術を体系的に学ぶ
2回[対面/face to face]:グリッド/クラウドコンピューティングの概要(2)
グリッド/クラウドに関連する幅広い基礎知識を学ぶ
3回[対面/face to face]:セキュリティ(1)
分散されたコンピューティング環境における、安全なサービス実行のためのセキュリティ要件と課題について、認証技術を中心に学ぶ。
4回[対面/face to face]:セキュリティ(2)
分散されたコンピューティング環境における、安全なサービス実行のためのセキュリティ要件と課題について、ディジタル署名技術を中心に学ぶ。
5回[対面/face to face]:小テスト1
これまでの内容に関する確認テストとその解説を行い、理解内容を確実なものとする。
6回[対面/face to face]:セキュリティ(3)
分散されたコンピューティング環境における、安全なサービス実行のためのセキュリティ要件と課題について、認証連携(シングルサインオン)技術を中心に学ぶ。
7回[対面/face to face]:情報サービス
分散されたコンピューティングリソースを効率的活用をもたらす情報サービス技術を学ぶ。
8回[対面/face to face]:ジョブ実行管理,スケジューリング
分散されたコンピューティングリソースを用いて効率的にジョブ実行を行うための管理方式やスケジューリング方式について学ぶ。
9回[対面/face to face]:データベース管理
分散された情報リソースの効率的利用を可能とする分散データベースシステムについて学ぶ。
10回[対面/face to face]:小テスト2
これまでの内容に関する確認テストとその解説を行い、理解内容を確実なものとする。
11回[対面/face to face]:プログラミングモデル,クラウドコンピューティングサービスと要素技術1
プログラミングモデル(マスタ・ワーカ方式)、クラウドコンピューティングの定義や形態について学ぶ。
12回[対面/face to face]:クラウドコンピューティングサービスと要素技術2
クラウドコンピューティングの要素技術として、GoogleFileSystem、Bigtable、分散Key-Valueストア等の概要を学ぶ。
13回[対面/face to face]:ビッグデータ
クラウド技術が活用されているビッグデータの内容と社会課題を解決する具体的な応用例を学ぶ。
14回[対面/face to face]:小テスト3
これまでの内容に関する確認テストとその解説を行い、理解内容を確実なものとする。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習等の授業時間外学習は、4時間を標準とする】
・予習として、授業計画に示されたキーワードについてインターネット検索などにより調べ、不明点を抽出する。
・復習として、授業内での不明点の調査、関連知識の調査、レポート課題、小テストに向けた復習などを実施する。
テキスト(教科書)Textbooks
指定するテキストは特にない。 毎回、授業プリントを配布する。
参考書References
指定する参考書は特にない。 毎回、授業プリントを配布する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
レポート1回(70%)、 小テスト3回(30%) 、平常点等によって決定する。
オンライン授業になった場合も同様とする.
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
グリッド/クラウドコンピューティングに限定せず、それをきっかけに、関連する情報通信技術に関する基礎知識、ビジネス現場での活用例、サービス事例等についても幅広く取り上げる。また、社会事象の捉え方、社会での振る舞い方といった高度情報社会を生きる社会人としての基本思考、基本言動にも言及する。
その他の重要事項Others
担当教員は通信サービス系企業に約20年間勤務し、数々のネットワークサービスに関して、研究から実用化開発、保守運用業務の実務経験を有してる。本授業ではこれらの業務経験に基づいた情報通信サービスの技術、サービスに関する具体的事例なども紹介する。
オンラインでの開講となった場合、オンライン授業の方法や授業計画の変更、成績評価方法の変更などについては、学習支援システムでその都度提示する。担当教員から学習支援システムを通じた連絡がないか、日ごろからよく確認するようにしてください。