理工学部Faculty of Science and Engineering
MEC400XB（機械工学 / Mechanical engineering 400）環境工学Environments Engineering
井上 保雄Yasuo INOUE
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 理工学部Faculty of Science and Engineering |
| 添付ファイル名 Attached documents |
環境工学講義内容2022 |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | H5091 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 月3/Mon.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 小金井 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー＜理工学部＞Category |
機械工学科機械工学専修 学科専門科目 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
Outline
Many students of the machinist subject find a job in the maker and are engaged in design duties. It is the times when environmental consideration is indispensable to a product design. I get necessary environment-related knowledge as an engineer or a member of society and recognize the importance. In addition, it is significant for the future life that environment, energy, the welfare acquire basic knowledge to affect environment as a member of society in the future in an important field.
Learning Objective
1.I understand a basic matter about the model 7 pollution, the mechanical element of the prevention device.
2.I understand a role in recycling society such as environmental management, an environmental assessment, recycling reuse, the zero-emission.
3. I learn about global warming, renewable energy and understand the Japanese basic engery plan.
4. I develop a heart of the contribution to society to learn about overall environmental problem widely, and to maintain a global environment.
5.I know one end of true duties by the example of flows from the research and development of the environmental product in the company concerned, the order of the large-scale project to the delivery.
6.I know the trend of the advanced technique of the field of sound.
Learning activities outside of classroom
A new problem produces the environmental problem every day. It is important to become sensitive to a newspaper and information including the Internet to get the latest information.
In addition, I have a question toward a phenomenon to be caused around the body, the mechanism of a product, the device, and a technical sense is fed, and this is connected for the growth as the engineer in the future by touching a custom to think about.
Grading Criteria/Policy
Your overall grade in the class will be decided based on the following.
Term-end examination : 50%, Short reports : 50%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
機械工学科の学生の多くは、メーカに就職し、設計業務に携わる。製品設計には環境配慮が欠かせない時代になっている。技術者あるいは社会人として必要な環境関連の知識を得るとともに、その重要性を認識する。また、環境、エネルギー、福祉等は将来的にも重要分野で、社会人として環境に係る基礎知識を身につけることは、今後の人生にとって有意義である。
到達目標Goal
1. 典型7公害についての基本事項、防止装置の機械的要素等について理解する。
2. 環境管理、環境影響評価、リサイクル・リユース、ゼロエミッションなどの循環型社会に於ける役割について理解する。
3. 地球温暖化、再生可能エネルギー等について学び、日本のエネルギー基本計画との係りを理解する。
4. 環境問題全般について広く学び、地球環境を維持するため、社会貢献の心を養う。
5.企業における環境関連製品の研究開発、大型プロジェクトの受注から納入までの流れの事例により実業務の一端を知る。
6.音響分野の最先端技術の動向に触れる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」と「DP2」と「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
資料を配布し、パワーポイントを用いて、環境装置の写真なども見ながら、講義を行い、環境全般について理解してもらう。並行して、技術開発、先端技術など社会の実情をトピックスとして紹介する。提出された課題レポートから幾つか取り上げ講評や解説を行う。適時、質疑によって受講生の疑問にフィードバックを行う。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1回[対面/face to face]：環境概論
環境工学の講義内容、進め方、トピックスについて説明する。環境基本法、気候変動枠組条約締約国会議の状況、SDGs等の概要について解説する。
2回[対面/face to face]：環境問題の歴史と発展
環境問題の変遷について学習し、過去の環境関連事故の事例に学ぶ。なお、トピックスは基本的に毎回、紹介する。
3回[対面/face to face]：大気汚染
大気汚染の原因、評価、低減装置（脱硫、脱硝、集じん装置）等について学ぶ。
4回[対面/face to face]：水質汚濁
水質汚濁の原因、評価、活性汚泥法など水処理技術等について学ぶ。
5回[対面/face to face]：土壌汚染、地盤沈下
土壌汚染、地盤沈下の原因、評価、防止技術等について学ぶ。
6回[対面/face to face]：騒音
騒音の基礎、騒音苦情の実態、評価、防止技術（消音器、防音壁）等について最新技術を交えて学ぶ。
7回[対面/face to face]：低周波音
低周波音苦情の実態、低周波音の基礎、評価、防止技術、原因除去、低周波音用サイレンサ、アクティブ・ノイズ・コントロール）等について学ぶ。
8回[対面/face to face]：振動
振動苦情の実態、振動の基礎、評価、防止技術（防振、制振、免震、動吸振器）等について学ぶ。
9回[対面/face to face]：悪臭、ダイオキシン、ＰＣＢ
悪臭、ダイオキシンの発生原因と防止技術等について学ぶ。
10回[対面/face to face]：廃棄物
焼却設備など廃棄物処理方法、処分場等について学ぶ。
11回[対面/face to face]：リサイクル、リユース
循環型社会の形成に必要な、家電・建築・自動車・容器包装などリサイクルの方法・実態、各種リユースについて学ぶ。
12回[対面/face to face]：地球温暖化、新エネルギー
地球温暖化の原因と防止策、新(再生可能)エネルギー等について学ぶ。
13回[対面/face to face]：放射能、ゼロエミッション
放射能の基礎、影響、復旧策、ゼロエミッションによる循環型社会の構築等について学ぶ。
14回[対面/face to face]：環境管理と環境監査、環境影響評価(環境アセスメント)
環境ISO（ISO14001）の考え方と仕組み、環境影響評価(アセスメント)等について学ぶ。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習等の授業時間外学習は、4時間を標準とする】環境問題は日々、新たな問題が発生している。最新情報を得るためには、新聞やインターネットなど、情報に敏感になることが大切である。
また、身の周りで起こる事象、製品・装置のﾒｶﾆｽﾞﾑ等に疑問を持ち、考える習慣をつけることで、技術的センスが養われ、このことが将来、技術者としての成長につながる。
テキスト（教科書）Textbooks
講義毎に自作の資料を配布、または学習支援システムに資料を添付する。
参考書References
新公害防止の技術と法規 産業環境管理協会
（大気編、水質編、騒音・振動編など）
環境省、総務省などの各省、機械学会など各種学会のWeb.
松信八十男 著 地球環境論入門 サイエンス社
福田基一 他著 環境工学概論 培風館
久保田宏 他著 廃棄物工学 培風館
成績評価の方法と基準Grading criteria
課題レポート（５０％）と春学期試験（５０％）を合わせて評価する。100点満点とし、60点以上を合格とする。
課題レポートは環境に関する話題について、現状、問題点、解決方法、自分の考えなどをまとめ（１５００字以上）、６月末頃(別途指示)に提出する。
春学期試験は、テーマ毎に出題した中から、春学期試験時に受講者が選択(別途指示)して回答する。
90～100点を S
87～89点を A+
83～86点を A
80～82点を A-
77～79点を B+
73～76点を B
70～72点を B-
67～69点を C+
63～66点を C
60～62点を C-
0～59点を D(不合格)
未受験,採点不能をE(不合格)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
企業の新製品開発の実情、大型案件の受注活動から設計、製作、建設、納品に至る一連のプロジェクト業務の流れ、海外視察・学会などの体験談等々、トピックスとして紹介した事項が興味深かく、有益だったとの意見が散見された。今年度は充実させることを考えている。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特になし
その他の重要事項Others
大部分の学生は、卒業すると就職し、夫々の所属先で活躍することになる。人間として、技術者として成長するための心掛けなど、社会人として役立つ情報を紹介したいと考えている。
企業で長年、実業務（技術開発、ライン業務、プロジェクト業務）に携わり、また、豊富な学会活動などに基づいた経験談（事例）、最新技術などを紹介する。