現代福祉学部Faculty of Social Policy and Administration
SOW300JB（社会福祉学 / Social Welfare 300）福祉の思想と歴史History of Social Welfare
白川 耕一Koichi SHIRAKAWA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 現代福祉学部Faculty of Social Policy and Administration |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | N1115 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 土1/Sat.1 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 2～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | ○ |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | ・成績優秀者の他学部公開科目履修で修得者は履修不可。 |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | ・他学部公開科目で修得者は履修不可。 |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 入学年度Admission year | |
| カテゴリー（2021年度以前）Category (~2021) | |
| カテゴリー（福祉コミュニティ）Category (Department of Community Development) |
専門教育科目 専門展開科目 |
| カテゴリー（臨床心理）Category (Department of Clinical Psychology) | |
| カテゴリー福祉コミュニティ学科（2020年度以前入学者）Category福祉コミュニティ学科 (~2020) | |
| カテゴリー福祉コミュニティ学科（2021年度以降入学者）Category福祉コミュニティ学科 (2021~) | |
| カテゴリー臨床心理学科（2020年度以前入学者）Category臨床心理学科 (~2020) | |
| カテゴリー臨床心理学科（2021年度以降入学者）Category臨床心理学科 (2021~) |
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すべて閉じるHide All
Outline (in English)
(1) Course Outline
Welfare State- Past, Present, and Future-
The reform of welfare system is a problem of great urgency in all the developed countries because of big changes of economy, family, and employment. In this lecture the history of the European welfare states in the 20th century is treated. Through the survey we will have a view on the future of welfare states.
(2)Learning Objectives
(a) Students should be able to explain the historical development of the Welfare States in the 20th Century.
(b) Students should be able to explain Philosophie, goal, and dominant Theory of welfare in each era.
(c) Students should be able to explain the important words, for example, “social inclusion”, “social exclusion”, and “the right of life” in the historical context.
(3) Learning activities outside of classroom
Students will be expected to read the reference books and thesises in the bibliography in pace with progress of the lecture. Before/ after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.
(4) Grading Criteria
Your overall grade in the class will be based on the fallowing:
Term-end examination (essay-type):70% and in-class contribution: (30%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
題目「福祉国家―形成・展開・未来―」
どの国にあっても、福祉国家の改革が焦眉の課題である。本講義では、20世紀における英・独の福祉国家の歴史分析をおこない、それを通じて福祉国家の未来を考えたい。
到達目標Goal
・イギリス等を事例に、福祉国家の形成および発展を説明することができる。
・時代によって変化する福祉の目標を説明することができる。
・社会的包摂、社会的排除、ワークフェアなどのキーワードを説明することができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」と「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
講義は口頭による説明と黒板書きを中心にすすめ、適宜資料プリントを配布する。
授業後課題に対しては、授業内やHoppii等を活用してフィードバックを行うことを予定にしている。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：はじめに
講義概要の説明
第2回[対面/face to face]：福祉国家への道
社会保険の導入
第3回[対面/face to face]：戦争と福祉国家
世界大戦のインパクト
第4回[対面/face to face]：戦後の再建
1940年代の動向
第5回[対面/face to face]：50年代の改革
社会保険改革
第6回[対面/face to face]：福祉国家の「頂点」
1970年代の改革と停滞
第7回[対面/face to face]：新しい社会問題
貧困への再発見
第8回[対面/face to face]：高齢者問題
高齢者の貧困
第9回[対面/face to face]：福祉と哲学
福祉と自由の両立
第10回[対面/face to face]：外国人と福祉国家
外国人労働者
第11回[対面/face to face]：家族の変容と改革
1990年代の改革
第12回[対面/face to face]：福祉国家改革
福祉から就労へ
第13回[対面/face to face]：移民と福祉
難民危機（2015年）
第14回[対面/face to face]：総括と展望
福祉国家の未来
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
・講義内容に関係した文献目録を適宜配布するので、講義ペースに合わせて、文献を読む。例えば、第2回と第3回については、セイン『イギリス福祉国家の社会史』、第4回から第12回までは、二宮『福祉国家と新自由主義』、第9回から第13回までは、水島『反転する福祉国家』、田中『福祉政治史』を熟読の上、理解すること。講義の予習に１時間、授業後の復習のために3時間の家庭学習を必要とする。
・山崎史郎『人口減少と社会保障』を、講義受講前に読んでおくことが望ましい。
テキスト（教科書）Textbooks
使用しない。
参考書References
菊池馨実『社会保障再考』（岩波新書 2019年）
斎藤義彦『ドイツと日本 「介護」の力と危機』（ミネルヴァ書房 2012年）
田中拓道『福祉政治史』（勁草書房 2017年）
二宮元『福祉国家と新自由主義―イギリス現代国家の構造とその再編』（旬報社 2014年）
平岡公一『イギリスの社会福祉と政策研究』（ミネルヴァ書房 2003年）
水島治郎『反転する福祉国家―オランダモデルの光と影』（岩波書店 2012年）
山崎史郎『人口減少と社会保障』（中公新書 2017年）
パット・セイン『イギリス福祉国家の社会史』（ミネルヴァ書房 2000年）
成績評価の方法と基準Grading criteria
１．学期末に論述形式の筆記試験をおこなう。
２．筆記試験の得点（７割）、平常点（３割）で成績評価を決定する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
板書があまりシスティマテックではありませんが、板書自体が目的ではなく、口頭による説明の補助という位置づけですので、ご理解ください。説明が早口にならないように気を付けたいと思います。