文学部Faculty of Letters
GEO200BF（地理学 / Geography 200）世界地誌（６）Regional Geography (6)
加賀美 雅弘Masahiro KAGAMI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | A3448 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 火2/Tue.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 2～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリーCategory | 地理学科 |
| 他学科公開科目 | |
| クラスGroup | |
| 昼夜表記Day or Night |
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Outline (in English)
For the study on regional geography of Europe we will grasp change of borders and trend of the ethnic groups in Eastern Europe. Specifically, with attention to the nation formation since modern Europe and the ethnic minority problems that have arisen on borders, we will consider the actual situation of Eastern Europe, focusing on "ethnic memory" and "regional disparity of economy". The goal of this lecture is systematical understanding of Europe with geographical contexts. Your overall grade in the class will be decided based on the following, examination taken in the last class (40%), reaction paperin every class (60%)
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
この講義は，東ヨーロッパにおける国境の変化と民族集団の動向を明らかにし，これをもとにヨーロッパ地誌を考える。具体的には，東ヨーロッパにおける近代以降の国家形成とそれに連動して生じてきた少数民族問題を背景にして，「民族の記憶」と「経済の地域間格差」に着目しつつ現代ヨーロッパの民族問題に関する考察を行う。
到達目標Goal
近代以降のヨーロッパにおける国家と民族集団の動向に着目し，地域統合を進めるEUにおける地域的課題について考察することにつなげることによって，ヨーロッパを動態的に理解することを目指す。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
授業は講義形式で行われる。基本的にはパワーポイントを使用し，配布プリントとあわせて講義内容の理解をはかる。また，毎時間に課すリアクションペーパーで学習内容の理解度を確認し，その総括を次回の授業で解説する。また，出された質問に対する回答も行う。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：オリエンテーション
授業の全体像，進め方などを説明する。また，地域としてのヨーロッパの概要を解説する。
第2回[対面/face to face]：ヨーロッパ理解の視角
ヨーロッパ地誌学の視点について解説する。
第3回[対面/face to face]：EUによるヨーロッパ統合（1）
第二次世界大戦からヨーロッパ統合までの経緯を解説する。
第4回[対面/face to face]：EUによるヨーロッパ統合（2）
ヨーロッパ東西分断からヨーロッパ統合までの経緯を解説する。
第5回[対面/face to face]：EUによるヨーロッパ統合（3）
地域統合の可能性と課題について解説する。
第6回[対面/face to face]：記憶としての民族問題(1)
東ヨーロッパの国家成立と少数民族集団について解説する。
第7回[対面/face to face]：記憶としての民族問題(2)
近代以降の東ヨーロッパにおける民族移動について解説する。
第8回[対面/face to face]：記憶としての民族問題(3)
東ヨーロッパにおける民族迫害とその記憶について解説する。
第9回[対面/face to face]：記憶としての民族問題(4)
ユーゴスラヴィア紛争とその記憶について解説する。
第10回[対面/face to face]：記憶としての民族問題(5)
ドイツ・チェコ国境地域における記憶について解説する。
第11回[対面/face to face]：地域間格差と民族問題（1）
ヨーロッパのロマ問題について解説する。
第12回[対面/face to face]：地域間格差と民族問題（2）
東ヨーロッパにおけるロマの社会的特性について解説する。
第13回[対面/face to face]：地域間格差と民族問題（3）
ヨーロッパにおけるロマの地域問題について解説する。
第14回[対面/face to face]：まとめ（試験を含む）
授業内容を整理し，ヨーロッパの地域的特性についての理解を確認する。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
予習として，テキストを読んで内容を整理しておく。復習として，授業で学んだ内容をテキストを読み直してまとめる作業を行う。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト（教科書）Textbooks
『国境で読み解くヨーロッパ―境界の地理紀行』 加賀美雅弘著，朝倉書店，3000円
参考書References
授業中に適宜紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
最終時限に実施する試験：40％，授業中に課すリアクションペーパーの内容：60％
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業内で行うリアクションペーパーに授業に関する質問や意見を記載することによって，その内容をできるだけ次回の授業に反映させる。