文学部Faculty of Letters
HIS200BE（史学 / History 200）日本史特講ⅠSpecial Lecture on Japanese History I
中山 学Manabu NAKAYAMA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | A3154 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 水3/Wed.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 2～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリーCategory | 史学科 |
| 他学科公開科目 | ○ |
| クラスGroup | |
| 昼夜表記Day or Night |
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Outline (in English)
(Course outline)
From the early to mid 18th century, the Edo Shogunate implemented a series of policies aimed at re-strengthening of dominance.
In this course, we will focus on the policy on drug distribution that Shogun Yoshimune Tokugawa showed enthusiasm among the policies implemented at that time, and consider the factors that strongly promoted this policy.
(Learning Objectives)
Be able to explain the content of the drug distribution policy implemented in the middle of the 18th century and the factors behind it.
(Learning activities outside of classroom)
Preparation and review of teaching materials written in Japanese (56 hours)
(Grading Criteria /Policy)
Several reports submitted during the course:50%
Courde-end report:50%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
18世紀前期から中期にかけて、江戸幕府は、支配の再強化を目的とした一連の政策を実施した。８代将軍徳川吉宗の親裁によって実施された「享保改革」がそれである。この授業では、当時実施された政策うち、吉宗が特に意を注いだと考えられる医薬分野の政策に注目し、この政策が強力に推し進められた要因について考える。近世日本が、自己完結しえない世界の中に位置づいていたが故の政策展開であったという点に注視したい。
到達目標Goal
享保改革期に実施された医薬政策の内容と展開要因を説明することができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
史料を読み解きながら講義します。
なお、授業の内容理解を確かなものとするため、学習支援システムを利用して課題を出し、提出されたリポートにコメントを付すなど、個別指導も実施します。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]：徳川吉宗の人物像(1)
吉宗の出自と将軍職就任の事情（開始前に授業ガイダンスを実施）
第2回[対面/face to face]：徳川吉宗の人物像(2)
将軍家の正統性観念と救済の秩序、そして吉宗の自覚
第3回[対面/face to face]：徳川吉宗の人物像(3)
将軍家の正統性観念と救済の秩序、そして吉宗の自覚（続）
第4回[対面/face to face]：享保改革期の医薬政策(1)
政策実施の背景：都市社会の形成と薬材需要の高まり
第5回[対面/face to face]：享保改革期の医薬政策(2)
政策実施の背景：医学界の新機軸「古医方」の出現
第6回[対面/face to face]：享保改革期の医薬政策(3)
特殊人材の採用と薬草調査
第7回[対面/face to face]：享保改革期の医薬政策(4)
特殊人材の採用と薬草調査（続）
第8回[対面/face to face]：享保改革期の医薬政策(5)
和薬種改めの実施
第9回[対面/face to face]：享保改革期の医薬政策(6)
和薬種改めの実施（続）
第10回[対面/face to face]：享保改革期の医薬政策(7)
和薬種改めの実施（続）
第11回[対面/face to face]：医薬政策の展開要因(1)
「にせ薬種」問題
第12回[対面/face to face]：医薬政策の展開要因(2)
「にせ薬種」問題（続）
第13回[対面/face to face]：医薬政策の展開要因(3)
「にせ薬種」問題（続）
第14回[対面/face to face]：医薬政策の展開要因(4)
まとめ
「にせ薬種」問題（続）／享保改革期医薬政策の歴史的意義
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
学習支援システムを介して配布する資料（教材）の予習と復習（56時間）
テキスト（教科書）Textbooks
特に指定しない（毎回資料配付）。
参考書References
辻 達也『徳川吉宗』吉川弘文館(1985年)
安田 健『江戸諸国産物帳－丹羽正伯の人と仕事』晶文社(1987年)
田代和生『江戸時代 朝鮮薬材調査の研究』慶應義塾大学出版会(1999年)
新村 拓『日本医療史』吉川弘文館(2006年)
大石 学『徳川吉宗―日本社会の文明化を進めた将軍(日本史リブレット人)』山川出版社(2012年)
成績評価の方法と基準Grading criteria
小リポート（50％）、期末リポート（50％）
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
この授業では近世史料を素材とします。このため講義内容はやや難しくなりがちですが、できるだけ平易な説明となるよう努めたいと思います。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
教材配布のために学習支援システムを利用しますので、各自インターネットの使用を前提としたパソコンまたはタブレットを準備してください。
その他の重要事項Others
日本史特講Ⅳのテーマと関連します。