文学部Faculty of Letters
HIS200BE（史学 / History 200）西洋現代史Western Contemporary History
古川 高子Takako FURUKAWA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | A3146 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 月3/Mon.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 2～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリーCategory | 史学科 |
| 他学科公開科目 | ○ |
| クラスGroup | |
| 昼夜表記Day or Night |
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Outline (in English)
【Goals of the course】
Studying history from the perspective of nation-states, nations, ethnic groups and areas. And enhancing the thinking ability and understanding the meanings and roles of various events in the world history of 19. and 20. century.
【Learning objectives and methods】
Introducing ideas and discussions about nations, nation-states, and ethnic groups. Including some case studies, examining events in world history from the viewpoint of nations, nation-states, and ethnic groups.
Basically lectures, including answering questions.
【Learning activities outside of classroom】
Reading suggested books in the class to learn and understand historical concepts and events.
【Grading criteria/policy】
40％ from contributing through positive attitude in class and book reviews, 60% from a writing test with notes, reports and summary.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
歴史的考察力を養い、現代世界で生じている様々な事件や事柄を理解するために、国民国家、国民、民族、地域という視点から歴史を学ぶ。
到達目標Goal
西洋近現代史において扱われる国民国家、国民、民族、地域といった概念で示される事象が具体的にどのようなものだったのか、またどのような意味を持っていたのかを理解する。そして、国民国家の形成とその変遷や地球全体にまたがる人の移動等の歴史的変容過程を学ぶことで、現在の新自由主義時代に生じている諸問題の端緒を把握する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
・国民、国民国家、自由主義、国民主義、帝国主義等の諸概念に関する歴史学上の議論を紹介するとともに、西洋諸国が支配した地域における問題も含めた近現代史の諸事象を国民や民族、地域といった視点で考察する。授業は講義を中心に進める。
・講義のレジュメは、前日までに学習支援システムを通じて配布するので、各自プリントアウトして、授業にそれを利用すること。
・講義において疑問に感じたことについては授業の最後の時間に質問時間を設けるのでそこで行うこと。時間不足で解答できなかった質問については学習支援システムを通して全員に回答する。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]：イントロダクション
試験等の受け方、書評の行い方、註の付け方等の説明
第2回[対面/face to face]：国民国家の諸問題
ネイション概念、国民国家、ネイション・ナショナリズム研究の紹介、地域概念等の解説
第3回[対面/face to face]：フランス革命と国民
フランス革命の意味、フランス革命と植民地支配、女性にとってのフランス革命
第4回[対面/face to face]：産業革命・社会問題
資本と労働、階級形成、社会問題、社会主義の思想、1848年革命、ウィーンの労働者街区
第5回[対面/face to face]：帝国主義の時代
帝国主義、米西戦争、南アフリカ戦争他
第6回[対面/face to face]：世界をマクロとミクロに把握する
近代化論、従属論、世界システム論、エトノスという把握の仕方
第7回[対面/face to face]：人の移動と世界
大都市の成立、新大陸、移民の世紀
第8回[対面/face to face]：ヴェルサイユ体制と国民国家の制度化
第一次世界大戦前のネイションとナショナリティ、ウィルソンの14箇条、マイノリティ保護
第9回[対面/face to face]：ファシズム時代の国民主義と国民的抵抗
世界各地のファシズム、世界恐慌、反ファシズム
第10回[対面/face to face]：アジア・アフリカ・ラテンアメリカ諸国（1）
冷戦、アジア諸国の独立、アラブ地域の動向と中東戦争
第11回[対面/face to face]：アジア・アフリカ・ラテンアメリカ諸国（2）
アフリカ諸国の独立、ラテンアメリカの動向
第12回[対面/face to face]：冷戦の時代
ヨーロッパにおける冷戦、国民国家体制の普遍化、冷戦国家
第13回[対面/face to face]：新自由主義の時代
新自由主義の成立、グローバル・サウス、新自由主義のヘゲモニー
第14回[対面/face to face]：試験、まとめ
授業内筆記試験
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業内で指示する参考書をできるだけ読み、国民、国民国家、民族あるいは地域といった概念や事例の理解を深めること。本授業の予習・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト（教科書）Textbooks
教科書は特に用いない。
参考書References
参考書は授業中に適宜指示する。
但し、以下の参考書は本講義において重要なので可能な限り読んでおくこと。
・小沢弘明「東欧における地域とエトノス」歴史学研究会編『現代歴史学の成果と課題 II 1980-2000年 国家像・社会像の変貌』（青木書店、2003）pp. 223-237．
・木畑洋一『二〇世紀の歴史』（岩波書店、2014）．
成績評価の方法と基準Grading criteria
・レポート（書評論文）を含む平常点（40％）および筆記試験（60％）による総合評価を行う。
【レポート（書評論文）】は、講義で示す参考書から各自の選好に従って、2冊選んで読み、相互に結びつけながら書評を行った上で、評者=学生の意見まで入れたものとする。それを学習支援システムを通じて提出（提出時期は講義開始時に指示）。書評「論文」であることに注意せよ。
【筆記試験】は、ノート・レジュメのみ、持ち込み可の論述試験。授業で学んだ事柄について、多くの参考書を読んで理解を深め、論点を抜き出してノートにまとめておき、それをもとに筆記・レポート試験に臨むこと。試験当日に参考文献を読んでも間に合わない知識と思考力および論理力を試す試験を行うので、必ず参考書を読んでおくこと。試験は暗記したものを記すものではないので、文章を正しく、論理的に書く練習をしておくこと。
【注意】レポート（書評論文）において、参考文献を利用した場合は、かならず、出典（頁も含む）および引用註を付けること。剽窃が判明した場合は、全体の評価しないので注意すること。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし。