文学部Faculty of Letters
HIS200BE（史学 / History 200）西洋古代史Western Ancient History
後藤 篤子Atsuko GOTOU
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | A3143 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 金3/Fri.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 2～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリーCategory | 史学科 |
| 他学科公開科目 | ○ |
| クラスGroup | |
| 昼夜表記Day or Night |
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Outline (in English)
Course Outline： This course deals with the history of the ancient Celts and the influence of ancient Rome on them.
Learning Objectives：By the end of the course, students are expected to acquire fundamental knowledges concerning the ancient Celts and to be able to consider the problem of acculturation.
Learning Activities outside of Classroom：Before/ after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.
Grading Criteria：Grading will be decided based on term-end examination (80%) and in-class contribution (20%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
古代ケルト人の歴史と文化、および彼らがローマの支配下に組み込まれる過程について学び、「外国支配」への抵抗と同化、異文化接触による社会と文化の変容など、現代世界にも通じる諸問題について考えます。
到達目標Goal
・古代ケルト人の社会と文化について基本的知識を習得する。
・ガリアのケルト社会がローマの支配下に組み込まれていく歴史的過程を説明できる。
・ガリアの社会と文化がローマとの接触によりどのように変容したかを考察できる。
以上を到達目標とします。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
講義形式で進めますが、毎回、質疑応答の時間を設けます。講義の概要と関連史料・図版等を記載したレジュメは、各回の授業の数日前には学習支援システムを通じて配布します。学期中に数回、講義内容の区切りのよい所でリアクションペーパーを提出してもらい、次回授業時で全体講評と質疑応答、場合によっては討議を行います。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]：イントロダクション
「ケルト人」とは
第2回[対面/face to face]：古代ケルト人の起源
ハルシュタット文化について
第3回[対面/face to face]：古代ケルト人の移動
古代ケルト人の移動とそのインパクト
第4回[対面/face to face]：ラ・テーヌ期のケルト人
ラ・テーヌ文化の形成と発展
第5回[対面/face to face]：古代ケルト人の宗教(1)
古代ギリシア・ローマの文献史料から
第6回[対面/face to face]：古代ケルト人の宗教(2)
考古学的知見から
第7回[対面/face to face]：ローマとの接触
ローマ属州「プロウィンキア」成立前後の状況
第8回[対面/face to face]：ローマによる征服
カエサルによるガリア・コマタ征服と『ガリア戦記』が描くガリア社会
第9回[対面/face to face]：ローマ支配の確立
アウグストゥスによるガリア諸属州の組織化
第10回[対面/face to face]：ローマ支配への同化と抵抗
１世紀のガリア史概観
第11回[対面/face to face]：ガロ=ローマ文化の出現(1)
都市景観に見る「ローマ化」の進展とガリア的特徴
第12回[対面/face to face]：ガロ=ローマ文化の出現(2)
農村地帯の状況
第13回[対面/face to face]：ガロ=ローマ文化の出現(3)
ローマ支配下ガリアの宗教世界
第14回[対面/face to face]：春学期のまとめ
到達度の確認
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
教室授業に臨む前に学習支援システムを通じて事前配布される講義レジュメに必ず目を通し、知らない人名や事項については『世界史辞典』（角川書店）等の参考図書類らレジュメ記載の参考文献等を利用して、まず自分で調べてみること。授業後は、講義内容で理解が不十分と思われる点や、新たに出てきた疑問等について、講義ノートや参考文献を利用して自分で調べ、考えてみる。それでもに凝る疑問点については、次回授業の質疑応答時間等で解決を図る。本授業の事前学習・復習は、計４時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
テキストは使用しません。講義概要と関連史料・図版等を記載したレジュメを毎回、学習支援システムを通じて事前に配布します。
参考書References
バリー・カンリフ『図説ケルト文化誌』、蔵持不三也訳、原書房、1998年。
木村正俊『ケルトの歴史と文化（上）・(下）』、中公文庫、2018年（増補新版）。
後藤篤子「ローマ属州ガリア」、『世界歴史大系・フランス史１』（山川出版社、1995年）第２章。
その他の参考文献は、講義レジュメで紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末に行う筆記試験80％、平常点（リアクションペーパや質問等、授業への積極的取り組み）20％で評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
2021年度の「授業改善アンケート」は、回答率が極めて低く、講義内容も変わりますので、あまり参考にできませんでしたが、2021年度は講義レジュメを学習支援システムにアップするのが遅れがちだったことが最大の反省点で、今年度は受講生に十分な予習時間を取ってもらえるよう、余裕をもってアップすべく努めます。