文学部Faculty of Letters
HIS100BE（史学 / History 100）日本史概説ⅠIntroduction to Japanese History I
小倉 淳一Junichi OGURA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | A3101 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 水1/Wed.1 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 1～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリーCategory | 史学科 |
| 他学科公開科目 | |
| クラスGroup | |
| 昼夜表記Day or Night |
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Outline (in English)
The aim of this course is to learn about Japan from the Paleolithic Age to the Kofun period.
Students will be able to describe the cultural characteristics of each period based on archaeological materials.
Students will be able to examine how people in each period responded to their natural and social environments.
Students will be able to explain and compare the characteristics of human groups from the Paleolithic to the Kofun period.
The standard preparation and review time by students is 2 hours each.
The final grade will be calculated based on the final exam (70%) and normal score (30%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
旧石器時代から古墳時代までの概要を学ぶ。
日本史の基盤となる原始・古代の人間集団の動向を掴み、自己の研究基盤形成の基礎とすることを目標とする。
歴史学・考古学の研究を行う上で、歴史的事実とその解釈について理解する。
到達目標Goal
考古学的な成果に基づき、各時代における文化的な特色を説明することができる。
各時代の人々の自然環境・社会環境への対応について検討することができる。
旧石器時代から古墳時代までの人間集団のありかたについて説明することができるとともに、それらを比較検討することができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
日本列島において人類が活動を開始した旧石器時代から、狩猟・採集経済に生活の基礎がおかれた縄文時代、大陸型の水稲耕作が広く行われる弥生時代、前方後円墳が営まれ政治権力が広範囲に発達してゆく古墳時代までの展開について、考古学資料を中心として学ぶ。列島の原始・古代像を考えるための基礎となる授業と位置づけたい。
授業方法は講義形式による。受講者は必ず自分のノートを作成すること。プリントも併用する。
小テストを実施する場合や筆記試験のフィードバックについては授業内に行うかオフィス・アワー（月曜5限）で対応する。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：概要説明
授業の概要と方法・評価基準
第2回[対面/face to face]：旧石器時代の姿
人類の進化と旧石器文化の概要
第3回[対面/face to face]：日本の旧石器文化
日本列島における旧石器文化の概要
第4回[対面/face to face]：旧石器時代から縄文時代へ
旧石器時代後期の石器から土器の登場まで
第5回[対面/face to face]：縄文時代の生業
採集・狩猟文化の概要
第6回[対面/face to face]：縄文時代の社会
集落や墓からみる縄文時代の社会構造
第7回[対面/face to face]：縄文時代から弥生時代へ
縄文時代の終焉と新文化の形成
第8回[対面/face to face]：稲作の開始
稲作農耕技術の姿と主体者
第9回[対面/face to face]：弥生農村の姿
環濠集落と集団関係
第10回[対面/face to face]：金属器の普及とその意義
青銅器を中心とする儀器・祭器のありかた
第11回[対面/face to face]：弥生墓制と社会の特質
地域的な墓制の展開と地方間の関係
第12回[対面/face to face]：前方後円墳の成立と波及
弥生墳丘墓から古墳への変化と社会
第13回[対面/face to face]：古墳時代中期の政治と外交
中期古墳の特徴とヤマト王権の変質
第14回[対面/face to face]：古墳時代の終焉
後期古墳の特徴および古墳の消滅
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
関連文献を読み、旧石器時代から古墳時代にかけての理解を深めておくこと。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト（教科書）Textbooks
特に指定しない。ただし、参考書として掲げたもののうち、新書等は非常に読みやすいので、十分に活用すること。
参考書References
日本列島を中心とした旧石器時代から古墳時代にかけての概説書を読んでおくこと。通史のシリーズなどに触れ、各時代の特色を理解すべきである。このほかの文献については授業内で紹介する。
吉田晶（1998）『新日本新書 490 倭王権の時代』新日本出版社
今村啓爾（1999）『歴史文化ライブラリー 76 縄文の実像を求めて』吉川弘文館
白石太一郎編（2002）『日本の時代史 1 倭国誕生』吉川弘文館
鈴木靖民編（2002）『日本の時代史 2 倭国と東アジア』吉川弘文館
石川日出志（2010）『農耕社会の成立 シリーズ日本古代史１』岩波新書
吉村武彦（2010）『ヤマト王権 シリーズ日本古代史２』岩波新書
佐々木憲一ほか（2011）『はじめて学ぶ考古学』有斐閣アルマ
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末に論述式の筆記試験を行う。授業内にも小テストを実施することがある。試験は成績評価の70％とする。平常点は成績評価の30％とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業外に取り組む学習が成績に結びつくことを理解してほしい。参考書類を事前に読んで授業に臨むことで理解度も高まり、試験にも余裕を持って臨むことが可能となる。
高校までの授業形態を意識した講義形式で授業を進めるので、聴く力、まとめる力を十分に発揮し、考える力を伸ばしてほしい。
その他の重要事項Others
※担当者は博物館学芸員としての実務経験を有しており、授業では物質資料にもとづく歴史展開を中心に講義する。