法学部Faculty of Law
LAW300AB(法学 / law 300)英米法Ⅱ英米法Ⅱ
小山田 朋子Tomoko OYAMADA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | A0126 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木3/Thu.3 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 3~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:履修を希望する場合は、所定の手続きに従って申請すること。 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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Outline (in English)
In this course, students will learn some aspects of modern American law, and compare them with Japanese law by studying some famous cases.
At the end of the course, students are expected to acquire basic knowledge of American law and to understand Japanese law more deeply.
Before and after each class meeting, students will be expected to spend two hours to prepare and understand the course content.
Final grade will be calculated according to Mid-term quiz (50%) and term-end quiz (50%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
英米法の中でも現代アメリカ法を扱います。「黒人などのマイノリティについて大学入試で優先的に合格とする制度は平等なのか」や、「同姓の2人が結婚するのは権利なのか」という問題について、アメリカの最高裁判所は判決を出してきました。「同性婚は憲法上の権利だ」という2015年の判決については、わが国でも新聞等で報じられました。
もちろん結論もインパクトがありますが、「大学とは何か?」「結婚とは何か?」ということが判決文の中で論じられているのは、新鮮だと思います。
また、近年注目されている製造物責任法やAIと法についても扱います。
受講生が、わが国との比較を通して、アメリカ法への理解だけでなく、わが国の法についても新しい発見を得ることがこの授業の目的です。「文化・社会と法コース」ともっとも強い関連を持ちますが、他のコースも含めすべてのコースに属している科目です。
なお、英語はまったく使用しません。また、英米法Ⅰを履修している必要はありません。
到達目標Goal
わが国との比較から、アメリカ法の特徴をつかむこと、それによって、わが国の法のあり方への理解も深めることができることを目指します。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」、「DP3」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
対面授業とオンライン授業を組み合わせた開講となります。初回のZOOMのURL等は、9月15日までに学習支援システムの「お知らせ」に提示します。また、各回の授業形態に変更がある場合等も学習支援システムの「お知らせ」に提示しますので、定期的に確認して下さい。 ①解説を付した課題の資料を配付するので各自学習する、②対面あるいはオンラインでの授業を受ける、③学期に2回程度、理解を確認するクイズやアンケートを行う、 という方法を予定しています。
講義だけでなく、理解を助ける映像も使います。特に、陪審制については、実際の陪審裁判を記録したビデオや映画等の教材も使って、裁判への素人の参加について考えてみたいと思います。
また、数回に一度、それまでの授業の重要な部分や、リアクションペーパに書かれた学生からの疑問点やコメントをとりあげ、解説します。
なお、英語はまったく使用しません。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:イントロダクション
授業の進め方とアメリカ法を学ぶ意味
第2回[対面/face to face]:奴隷制はどのようになくなったか?
映画『グローリー』を見る
第3回[オンライン/online]:奴隷制と憲法の関係
映画の解説と憲法
第4回[対面/face to face]:奴隷制と判例
奴隷制を最高裁はどう扱ったか?
第5回[オンライン/online]:奴隷制と憲法改正
憲法改正による変化
第6回[対面/face to face]:人種差別
人種差別はどのように残ったか?
第7回[オンライン/online]:人種差別と判例
最高裁は人種差別をどう扱ったか?
第8回[対面/face to face]:現代の人種差別:アファーマティブ・アクション
アファーマティブ・アクション(大学に優先的に合格させる)は望ましいか?
第9回[オンライン/online]:現代の人種差別:陪審
陪審と人種差別の問題(O.J.シンプソン事件:白人ばかり/黒人ばかりの陪審でいいか?)
第10回[対面/face to face]:同性婚をめぐる判例
同性婚についての判決
第11回[オンライン/online]:同性婚をめぐる判例の分析
同性婚についての判決と反対意見を比較する
第12回[対面/face to face]:製造物責任の裁判
製造物責任法の裁判のビデオを見て解説する
第13回[オンライン/online]:AIと法
自動運転車をめぐる法的問題と議論の紹介
第14回[対面/face to face]:まとめ
全体のまとめと疑問点の解説
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
アメリカ法の授業は初めて受講する学生ばかりですから、基礎知識は必要ありません。
また、英語はまったく使用しないので、英語についての準備も必要ありません。
授業の受講の間には、数回に一度、授業内容を振り返ったり、学生からの疑問点に答える時間を設けるので、疑問点や理解できなかった部分について意識しておくといいでしょう。本授業の復習時間は1時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
授業はレジメを配布して行い、テキストは指定しません。
参考書References
樋口範雄『はじめてのアメリカ法』(有斐閣)
(とても読みやすい本です)
そのほか授業内で適宜紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
理解を確認するクイズを成績評価の対象とします(100%)。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業内で理解を確認したりするための時間を取ってきましたが、その時間のおかげで、理解できていなかった部分がわかったり、より理解を確実にすることができたという、学生からの感想がありました。
また、これまでに、難しかったとの声があった箇所については、より分かりやすい解説を心がけています。
また、これまでの学生からの希望を受けて、数回に一度、それまでの授業の重要な部分や学生からの疑問点やクイズの準備方法などを解説する時間を設けるようにしました。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
準備するものはありません。
その他の重要事項Others
授業の初回および2回目で、講義の進め方、成績評価についてなど説明します。