デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design
CST200NC（土木工学 / Civil engineering 200）PC構造デザインDesign of PC Structures
酒井 秀昭Hideaki SAKAI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | B3649 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期後半/Fall(2nd half) |
| 曜日・時限Day/Period | 木3/Thu.3,木4/Thu.4 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | |
| 備考（履修条件等）Notes | 都市：建築士 |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 選択・必修Optional/Compulsory | 選択 |
| 入学年度Admission year | |
| カテゴリー（2023年度~）Category (2023~) | |
| カテゴリー（2019~2022年度）Category (2019~2022) |
都市環境デザイン工学科 専門科目 基礎科目 |
| カテゴリー（招聘学科）Category | 都市 |
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Outline (in English)
This course is on prestressed concrete (“PC”) taught by the civil engineering department. It features subjects on bridge and buildings utilizing PC structure. PC structure is made up of concrete with compressive force applied and drastically improves the concept of conventional reinforced concrete by applying compression force in advance to concrete which is weak against tension. PC structure is widely adopted in bridges for social infrastructure, and contributes greatly to efficient construction and the reduction of life cycle cost. It is expected that students will greatly contribute as engineers in the future by learning the design of PC structure.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
プレストレストコンクリート（Prestressed-Concrete）（以下、PCという）について、主にPC橋梁を事例としその力学的特性と設計の基本を学ぶ。PCとは、コンクリートに予め圧縮力を与えたコンクリートをいい、引張に弱いコンクリートに予め圧縮力を与えることで、従来の鉄筋コンクリートの概念を飛躍的に向上させた構造である。PC構造は、社会インフラとしての橋梁に広く採用されており、ライフサイクルコストの削減や効率的整備に大きく貢献している。このPC構造のデザインを学習することにより、今後の技術者としての将来に大きく貢献できるものと期待される。
到達目標Goal
「PC構造デザイン」では、PCの原理、力学的特性、設計法、維持管理法について、基礎的な内容やその適用事例などを幅広く学習する。到達目標は、構造力学の復習も含め、学生諸君が社会においてPC技術に携わる際、躊躇無く取組めるよう、基礎的見識の習得及びPC構造のデザインの基礎習得を目指す。
【修得できる能力】*【修得できる能力】*
- （Ａ）歴史・文化・自然の理解・尊重:
- （Ｂ）技術者倫理:
- （Ｃ）工学基礎学力:
- （Ｄ）専門基礎学力:70％
- （Ｅ）専門知識の活用・応用能力:30％
- （Ｆ）総合デザイン能力:
- （Ｇ）コミュニケーション能力:
- （Ｈ）継続的学習能力:
- （Ｉ）業務遂行能力:
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
デザイン工学部建築学科ディプロマポリシーのうち、「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
最初にプレストレストコンクリート（ＰＣ）の概要を掴むため、その概念、歴史・変遷、近年の適用事例について学ぶ。その後、PC構造物のライフサイクルマネジメント手法およびデザインの基本的考え方を学ぶ。さらに、プレストレスの作用・仕組み、プレストレスを作用させたPC構造物の設計方法ならびに維持管理手法について具体的に学習する。授業は、パワーポイント（PPT）と黒板を用いて説明する。PPTの内容については、授業支援システムに登録する。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]：PC構造の概要
授業の目的や進め方を説明する。また、PC構造の特徴を把握する。
2[対面/face to face]：PC構造の発展と構造物
PC構造の開発の経緯と活用例を知ることにより、PC構造の特性を理解する。
3[対面/face to face]：ＰＣ構造の橋梁への適用
PC構造の橋梁への適用例を学習することにより、PC構造の利点を理解するとともにPC構造のデザインの基礎を理解する。
4[対面/face to face]：PC構造の技術・材料
PC構造を可能とするための基本的な技術および構成材料の種類や特徴を理解する。
5[対面/face to face]：PC橋の種類・架設工法
近年のPC橋の形式や架設工法について、鋼構造との複合構造も含めて理解する。
6[対面/face to face]：ＰＣ橋のライフサイクルマネジメント
PC橋の計画・設計・施工・維持管理のライフサイクルマネジメントを理解することにより、PC構造のデザインの基本的考え方を理解する。
7[対面/face to face]：ＰＣ橋のプランニング
PC橋の設計供用期間、維持管理区分および要求性能の設定方法を学習して、構造形式や構造形状の計画方法を理解する。
8[対面/face to face]：PC橋のデザインの概要
PC橋の性能照査型設計による性能確保に関する基本概念および性能照査型設計の手順を理解する。
9[対面/face to face]：PC橋のデザイン(作用と限界値)
PC橋の死荷重、活荷重および環境作用などの作用の設定方法および材料等の限界値の設定方法を理解する。
10[対面/face to face]：PC橋のデザイン(応答値と性能照査)
PC橋の応答値の算定方法および要求性能に対する性能の照査方法を理解する。
11[対面/face to face]：PC橋のデザイン計算(作用と限界値)
PC橋の活荷重作用の算定、環境作用の算定に関する事例および性能照査の事例により、PC橋の設計方法を理解する。
12[対面/face to face]：PC橋のデザイン計算(応答値と性能照査)
PC橋の活荷重作用、環境作用による応答値の算定に関する事例および性能照査の事例により、PC橋の設計方法を理解する。
13[対面/face to face]：PC橋の保全方法
PC橋の維持管理における維持管理計画の策定、診断、記録および対策の基本概念および手順を理解する。
14[対面/face to face]：全体のまとめ
全体の復習を行って、PC構造のデザイン方法の理解を深める。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
受講する前に、構造力学、鉄筋コンクリートおよび鋼・コンクリートなどの材料に関する今までの関連授業の内容を再確認したうえで、授業に臨む。授業の中でレポートを１回提出する。
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
授業は、PPTと黒板説明を中心とする。
PPTの資料は、全て、授業支援システムに登録するので準備のこと。
参考書References
・コンクリート標準示方書 基本原則編、設計編、維持管理編（公益社団法人土木学会）
・道路橋示方書・同解説 Ⅰ共通編、Ⅲコンクリート橋・コンクリート部材編（社団法人日本道路協会）
・コンクリート構造設計施工規準(公益社団法人プレストレストコンクリート工学会）
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末試験の成績を重視（７０％）するが、レポート提出も考慮（３０％）する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
図や写真等をなるべく多く活用し、わかりやすい授業内容とする。
その他の重要事項Others
橋梁の計画・設計・施工・維持管理の経験を有する者が、プレストレストコンクリート構造及びプレストレストコンクリート橋梁のデザインについて具体的に講義する。