デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design
CST300NC(土木工学 / Civil engineering 300)鋼構造デザイン実習Steel Structure Design and Drafting
鈴木 泰之、山下 修平Yasuyuki SUZUKI, Shuhei YAMASHITA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | B2538 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 木4/Thu.4,木5/Thu.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes |
2018年度以前入学者は選択必修科目 都市:建築士 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | 選択 |
入学年度Admission year | |
カテゴリー(2023年度~)Category (2023~) | |
カテゴリー(2019~2022年度)Category (2019~2022) |
都市環境デザイン工学科 専門科目 展開科目 |
カテゴリー(招聘学科)Category | 都市 |
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Outline (in English)
Learn how to design steel structures through practical training. In this training, the basis of steel structure design will be studied through lectures and exercises, after which students will perform designs of practical steel structures utilizing this knowledge. In the design training, design calculation, drawing and quantity calculation for steel pedestrian bridges are carried out based on individually assigned design conditions.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
鋼構造の設計方法について、実習を通して習得する。本実習では、まず、鋼構造設計の基礎を、講義ならびに演習を通して習得した後、これらの知識を活用して鋼構造のデザイン実習を行う。デザイン実習は、鋼歩道橋を対象として個別に与えられた設計条件に基づき、設計計算、作図および数量算出を行う。講義は、実際の橋梁設計の手順に沿って実習形式で進められる。これにより学生は、構造力学の基礎と鋼構造設計との関連について習得することができ、かつ、実社会で行われている「設計」という行為の手順やポイントを身に着けることができる。
到達目標Goal
鋼構造の主材料である鋼の性質や鋼構造の設計方法を演習問題を通して習得する。次にこれらの知識を活用して鋼歩道橋の設計計算を行い、その結果に基づき施工性を考慮した図面を作成することにより、鋼橋の設計計算法や図面の読み方を取得する。
この講義の受講後、学生は「設計という行為がどのようなものであるか」について、および、「1、2年次で学んだ構造力学が、実務の鋼構造設計において、どのように使われているのか」について、理解することを目標とする。さらに、鋼橋の設計をひととおり手順を追って学習していることから、学生が実社会においても抵抗なく鋼橋の設計に対応できる能力を身に着けるていることを到達目標とする。各講義で出題される演習問題の提出、設計計算書、設計図面、数量計算書を提出することにより、単位が与えられる。
【修得できる能力】*【修得できる能力】*
- (A)歴史・文化・自然の理解・尊重:
- (B)技術者倫理:
- (C)工学基礎学力:
- (D)専門基礎学力:
- (E)専門知識の活用・応用能力:10%
- (F)総合デザイン能力:40%
- (G)コミュニケーション能力:20%
- (H)継続的学習能力:10%
- (I)業務遂行能力:20%
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
デザイン工学部都市環境デザイン工学科ディプロマポリシーのうち、「DP3」、「DP4」、「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
与えられた課題に対して各々が問題に対する解答の作成、与えられた設計条件に対する設計計算書の作成、製図、数量の算出を行う。製図は手書き・CADいずれでもよい。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:鋼構造概論
鋼構造の特徴について、鋼橋を例に取り説明する。
鋼橋の構成要素と要素の役割および鋼橋設計に必要な基本事項について説明する。
2[対面/face to face]:鋼構造演習(構造力学の設計への応用 荷重)
既習得の構造力学の知識の鋼構造設計への応用について、演習を通して学習する。荷重と荷重強度に関する演習課題を行う。
3[対面/face to face]:鋼構造演習(構造力学の設計への応用 荷重強度)
既習得の構造力学の知識の鋼構造設計への応用について、演習を通して学習する。荷重と荷重強度に関する演習課題を行う。
4[対面/face to face]:鋼構造演習(作用・断面力の算出)
既習得の構造力学の知識の鋼構造設計への応用について、演習を通して学習する。作用(断面力)の算出に関する演習課題を行う。
5[対面/face to face]:鋼構造演習(断面諸元・抵抗)
既習得の構造力学の知識の鋼構造設計への応用について、演習を通して学習する。断面諸元および抵抗の算出に関する演習を行う。
6[対面/face to face]:鋼構造演習(添接・補剛設計)
既習得の構造力学の知識の鋼構造設計への応用について、演習を通して学習する。添接の考え方、部材の補剛方法、補剛材の設計方法について演習を行う。
7[対面/face to face]:鋼橋設計計算書の作成(設計条件・荷重・荷重強度)
鋼単純桁(歩道橋他)を例に取り、設計計算書を作成する。この実習では、荷重・荷重強度を取り纏める
8[対面/face to face]:鋼橋設計計算書の作成(断面力・断面決定・添接)
鋼単純桁(歩道橋他)を例に取り、設計計算書を作成する。この実習では、断面力算出・断面計算・添接計算を扱う
9[対面/face to face]:鋼橋設計計算書の作成(補剛設計・横桁・支点上補剛材)
鋼単純桁(歩道橋他)を例に取り、設計計算書を作成する。この実習では、補剛設計・横桁・支点上補剛材を扱う。
10[対面/face to face]:鋼橋の製図(構造一般図)
設計計算書を基にした製作図面の作成方法の説明を行う。設計計算書が完成した学生は教員による確認を受けた後、製図作業に着手する。製図は手書き・CADいずれでも可とする。この実習では、構造一般図の作図を行う。
11[対面/face to face]:鋼橋の製図(主桁)
作成された設計計算結果を基に、鋼歩道橋の製作図面を作成する。製図は手書き・CADいずれでも可とする。この実習では、主桁の作図を行う
12[対面/face to face]:鋼橋の製図(構造詳細図)
作成された設計計算結果を基に、鋼歩道橋の製作図面を作成する。製図は手書き・CADいずれでも可とする。この実習では、構造詳細図の作図を行う。
13[対面/face to face]:材料の算出
作成された製作図面を基に、鋼橋製作に必要な材料を算出する。
算出結果は、数量計算書として取りまとめる。
14[対面/face to face]:成果品の提出、講評
設計計算書、製作図面、数量計算書を教員に提出し、講評を受ける。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
1~6 構造力学の復習
7~13 進捗が遅い学生は、授業時間外で成果の作成進捗を補うこと。
本授業の準備学習・復習時間は、合わせて1時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
必要に応じて資料を配布
参考書References
道路橋示方書・同解説 (公)日本道路協会 平成29年11月
合成桁の設計例と解説 (一)日本橋梁建設協会 平成30年2月
大倉一郎:鋼構造設計学の基礎、(株)東洋書籍
中井・北田・山口・事口・平城:例題で学ぶ橋梁工学、共立出版(株)
田島富男、徳山昭:絵とき鋼構造の設計、(株)オーム社
中井博、北田俊行:新編 橋梁工学、共立出版(株)
成績評価の方法と基準Grading criteria
演習問題の提出および採点結果 40点
鋼歩道橋他の設計計算 40点
鋼歩道橋他の製図 15点
鋼歩道橋他の数量計算 5点
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
教える側が「当然理解しているであろう、あるいは、理解したであろう」と考えている事項を質問にくる学生が多い。教える側にとって、当然であることも、実は、学生にとって、理解されていないことが多いことに、改めて気づく。懇切丁寧に分かり易い説明に心がける。また、学生の理解を深めるために、基礎演習に力を入れる。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
ノートパソコン、電卓、定規
その他の重要事項Others
同分野での実務経験を有する教員が担当する。
鋼構造デザイン実習は学生証番号偶数が受講する。
製図は、CAD・手書き何れも可とする。