人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies
SOC300HA(社会学 / Sociology 300)労働環境論ⅠWorking Conditions I
長峰 登記夫
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | C2220 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 火2/Tue.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(一般・総合型選抜、編入学試験入学者)Category | |
カテゴリー(社会人RSP入試入学者)Category | |
カテゴリー(2022年度以前)Category (~2022) |
展開科目 コース共通科目 |
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Outline (in English)
The lecture aims to help students understand various features of the Japanese employment system and, through it, relationships between work environments and private life through daily working life after graduation. For that, students will learn to get basic knowledge about various issues relating to employment starting from job searching to wages, promotion, job training, retirement, career changes, trade unions and so on.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
「仕事を通して労働環境と生活を考える」
到達目標Goal
本講では、仕事や雇用に関連した基礎的知識の習得をめざす。労働環境を考える前提としての基本的な雇用問題、すなわち就職から入社後の賃金や昇進、昇給、教育訓練、退職、転職、労働組合など、仕事や雇用に関係する基本的な概念や現象を理解でき、職業人としての基本的な知識の習得をめざす。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
就職、教育訓練、昇進、失業、退職といった、ライフステージに沿った雇用に関する様々なトピックを取りあげる。雇用の一般理論や労働組合、非正規雇用等の個別具体的なトピックも取り上げる。また、新聞記事などを利用しながら、その時々に話題になっていて、この科目に関係したアップトゥデートな諸問題をも随時紹介しつつ、本講との関連や現実社会への理解を深める。課題提出後の授業、または学習支援システムにおいて、提出された課題からいくつかポイントを取り上げ、全体に対してフィードバックを行う。大学の行動方針レベルの変更に応じた授業形態の詳細は学習支援システムでお知らせします。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:労働環境論入門
労働環境論では何を学ぶのか、なぜ学ぶのか等について考える。
2:雇用・処遇システム
日本の雇用システムの特徴と諸外国との違いについて基本的な知識を得る。
3:学校から職場へ
大学生の就職に焦点を当て、それが過去どう変化してきたのかを見ながら、現在の問題を考える。
4:能力開発とキャリア
日本企業の教育訓練の特徴は何か、諸外国とどう違い、どう変わってきたのかについて学ぶ。
5:ライフスタイルと就業意識
労働者のライフスタイルや就業意識が、戦後初期から高度経済成長期、バブル期を経てどう変わってきたのか学ぶ。
6:生活時間配分
私たちの生活のなかで、仕事とプライベートな生活がどう構成され、変化してきたのかについてみる。
7:技術革新と仕事・職場の変化
技術は仕事の遂行方法に大きく影響する。それが時代とともにどう変化してきたのかをみる。
8:賃金システム
労働条件の基本をなし、きわめて複雑な日本の賃金システムについてその基本を学習する。
9:企業と労働組合
労働条件設定について特別な地位を認められている労働組合の機能や役割について学ぶ。
10:非典型雇用
派遣やパート等非正規雇用の増加が大きな問題となっている。非正規雇用の現状や問題点について考える。
11:障がい者の支援
2016年に障がい者差別解消法が施行されて以降、障がい者の就職や就労支援の見直しがなされている。それに関する基本的な事項や現状について学ぶ。
12:コロナ禍と雇用問題
新型コロナの感染拡大は雇用にも大きな影響をもたらした。歴史上これほど全世界に大きな影響をもたらした疫病はなかったと思われる。その現状を簡単にふり返る。
13:日本的雇用慣行とは何か
日本的雇用慣行の特徴は何か、そのメリット、デメリットを含め総合的にふりかえる。
14:日本的雇用システムのまとめ
これまで見てきた日本的雇用システムの全体をふり返り、その特徴をまとめ、日本の労働環境やそこで働く人々の生活のあり方について考える。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
毎回の講義で紹介される資料等を使用して必ず予習・復習をすること。
より効率的に講義が理解できるよう、事前にテキストの関連する章を読み、理解できなかった箇所を再度読み返し、疑問点を確認し授業中に質問する。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
佐藤博樹・佐藤厚編著『仕事の社会学 変貌する働き方〔改訂版〕』有斐閣ブックス、2012 年、2310円。
参考書References
テキストでカバーできないテーマについては、随時、プリントやその週の関連する新聞記事等で補う。
成績評価の方法と基準Grading criteria
論述式試験もしくはレポート(80%)によりそれぞれのテーマについてどの程度理解し、説明できているか、文章表現は適切か等をみるとともに、平常点(20%、出席を含む)をも加味して総合的に評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
この科目に関連した時事的事象についてほぼ毎時間紹介しているが、これには学生からの要望も多く今後も継続する。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特になし
その他の重要事項Others
ここで扱うテーマは、卒業して就職する限りだれもが経験するようなものばかりです。自分が問題に直面したときに思い出して、どうすればその問題を解決できるのか、それを考える手掛かりとなるような知識と知恵を身につけてください。
関連の深いコース
関連の深いコースは「サステイナブル経済・経営コース」と「ローカル・サステイナビリティコース」です。コースについては履修の手引き「7.1 コース概要」を参照してください。
実務経験のある教員による授業
本科目は、「実務経験のある教員による授業」に該当しません。