人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies
SOC200HA(社会学 / Sociology 200)NPO・ボランティア論NPO & Voluntary Activities
新田 英理子
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | C2203 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水5/Wed.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(一般・総合型選抜、編入学試験入学者)Category | |
カテゴリー(社会人RSP入試入学者)Category | |
カテゴリー(2022年度以前)Category (~2022) |
展開科目 コース共通科目 |
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Outline (in English)
In this class, we will receive reports from NPO/volunteer practitioners, who understand NPOs and volunteer work from multiple points of view. Through such experiences, students in this class will have opportunities to deepen their understanding of such work and consider how they want to engage with society as citizens.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
自分がより良くありたいと願うように、社会をより良くしたいと願うときに、ボランティア、NPO(Nonprofit Organization)について、多面的、多角的に理解していることで、社会との向き合い方の幅を広げることができます。
日本において、NPOが一般的になってきたのは、ここ20年ほどです。
ボランティアは、「奉仕」を越えて、ソーシャルグッド、ソーシャルビジネス、NPOの担い手として、ますます注目を集めています。また、NPO・ボランティアと親和性の近い言葉として、市民社会・市民という言葉があります。
この授業では、NPOやボランティアを多角的、多様に理解すると同時に、SDGs達成に向けて活動する、NPOの実践者、ボランティアの実践者からの情報提供も受けます。それらを通じて、ひとりひとりが、市民として、社会とどのように向き合い、関わっていくのか、理解を深め、考える機会とします。
到達目標Goal
・NPOの意味、役割、これまでの歴史、運営や財源、行政や企業との関係などについて理解を深めるとともに、現代社会の持続不能性と持続可能性について考えます。
・ボランティアの意味、役割、これまでの歴史、NPOとの関係について理解するとともに、SDGsとボランティア、SDGsと市民について、考えます。
・NPO・ボランティアが取り組んできた課題への理解を通して、社会の変化や現代社会の課題について問題意識をもち、自分たちひとりひとりができることについて考えます。
・今後のより良い社会のあり様を、どのように考えていけばよいのか。市民一人ひとりが、社会とどのように向き合い、関わるべきか、学生自身も含めて考えます。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
・原則として各回ごとに、テーマにそった講義を行います(ZOOMのときは、ブレークアウトセッションを行います)。
・毎回、小グループで話し合い、グループの意見をリアクションペーパーに書き、提出してもらいます。
・毎回、リアクションペーパー(感想・質問・意見)を提出してもらいます。大学の行動方針レベルの変更に応じた授業形態の詳細は学習支援システムでお知らせします。
・リアクションペーパーの質問については、次々回の授業の冒頭でコメントし、前回授業の振り返りの時間をとります。また、リアクションペーパーの意見等をもとに、学生からも意見を出してもらい、学生間で様々な視点や考えを学びあいます。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:オリエンテーション
ボランティア、NPO、SDGsに関する基礎知識
・授業の目標、内容、進め方についての説明
・私たちの生活と、持続可能性
第2回:NPOの基礎知識~NPOとは何か
・NPO歴史的背景
・NPOの意味と意義
・日本社会におけるNPO種類
(NPO、NGO、CSOなど)
第3回:SDGsの基礎知識
~SDGsとは何か
・SDGsの歴史的背景
・SDGsの意味と異議
・SDGsの担い手としてのNPO、ボランティアの意味
第4回:ボランティア・ボランタリー活動とは何か?
・ボランティアの歴史的背景
・ボランティアの意味と意義
・個人、組織や法人格とは
第5回:NPO・ボランティアの実践~事例を通して①
差別/格差の問題と向き合う、NPO・ボランティアの実践事例(LGBT等)を通して、持続可能性について考える
第6回:ソーシャルビジネスとソーシャルグッド
・ソーシャルビジネスとは
・営利、非営利をNPOから見るとは
・NPO法の制定過程
と他の法人制度との比較
第7回:NPO・ボランティアの実践~事例を通して②
環境問題(プラスチックごみ問題)と向き合う、NPO・ボランティアの実践事例(クリーンアップ等)を通して、持続可能性について考える
第8回:NPO・ボランティアの実践~事例を通して③
生物多様性と向き合うNPO・ボランティアの実践事例(希少種保全等)を通して、持続可能性について考える
第9回:市民社会とは何か
中間発表
・市民社会とは
・行政組織や企業組織との違い
・中間発表
第10回:NPO・ボランティアの実践~事例を通して④
外国にルーツをもつ人たちが抱える問題と向き合うNPO・ボランティアの実践事例(学習支援等)を通して、持続可能性について考える
第11回:NPO・ボランティアの実践~事例を通して⑤
貧困/格差の問題と向き合う、NPO・ボランティアの実践事例(路上生活者支援)を通して、持続可能性について考える
第12回:パートナーシップ
・パートナーシップによって課題を解決するとは
・NPO・ボランティアにとってのパートナーシップの概念を理解する
第13回:授業の振り返りと発表①
全体を通しての授業の振り返り
・半期を通じて、調べてきたNPO・ボランティア活動の発表
第14回:授業の振り返りと発表②と補足
全体を通しての授業の振り返り
・半期を通じて、調べてきたNPO・ボランティア活動の発表
・補足
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします
・毎回の講義で紹介される資料等を使用して必ず予習・復習をすること。
・各回のレジュメ(パワーポイント資料)配布するので、授業後、各自授業内容を振り返り内容をよく理解し、自分なりの考えを整理してみること。疑問点等があれば、次回授業のリアクションペーパーで提出してください。
・欠席した場合も授業支援システムからレジュメをダウンロードして授業内容を把握しておくこと。
・参考書等で授業内容と関連する内容を読み、考察を深めること。
・各自で、関心のある分野のNPOの事例をインターネット等で調べたり、NPO支援センターなどで情報収集したり、実際にボランティア参加してみることをお勧めします。
テキスト(教科書)Textbooks
テキストは指定しません。
参考書References
「基本解説。そうだったのかSDGs」SDGs市民社会ネットワーク発行 1000円
「知っておきたいNPOのこと基本編」日本NPOセンター発行 500円
その他、授業内でも紹介します。授業で聞くだけでなく、参考書のいずれかを購入するか、各自でNPOに関する本や小冊子を入手し、授業とあわせて理解や考察を深めるようにしてください。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(授業中の発言、リアクションペーパーの提出、参加姿勢など):40%
テスト・レポート:60%
なお、原則として、4回以上欠席した者は、成績評価を行わない。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度授業担当者変更によりフィードバックできません。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特にありません。
その他の重要事項Others
・現在もSDGsを達成するために活動しているCSOのネットワーク組織で活動をしています。
・また、20年間、NPOとしてNPOを支援し、活動を行ってきた経験をもとに、具体的な事例や体験談を交えて授業を行います。
・学生による発表を随時取り入れたいと思いますので、授業計画を一部変更することもあります。
関連の深いコース
履修の手引き「D.6 専門科目一覧・コース関連科目表」を参照してください。
実務経験のある教員による授業
本科目は、「実務経験のある教員による授業」に該当しません。