経営学研究科Graduate School of Business Administration
MAN500F1-0087(経営学 / Management 500)流通システム論Distribution System
横山 斉理Narimasa YOKOYAMA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 経営学研究科Graduate School of Business Administration |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | X7196 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 月6/Mon.6,月7/Mon.7 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 4 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory |
修士課程(夜間)授業科目 マーケティングコース |
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Outline (in English)
This class aims at confirm understanding of retail and distribution in Japan. We will read literature of retail and distribution in Japan for this aim. Additionally, we will learn research methodology at the same time.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業では、専門書や論文を読みこなしていくことで、流通システムに関する研究動向を探りつつ、同時に、研究方法についても学習していきます。
到達目標Goal
到達目標は、日本の流通システムについて深く理解した上で、関連する研究論文を読みこなせるようになることです。そのために、学術て研究とは何か、論文とは何かを理解するためのディスカッションや、研究に用いられている方法についての解説も行います。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」に関連、特に「DP1」は強く関連している。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
双方向型のオンライン授業を実施します。授業支援システムを通じてzoomのURL等をお知らせします。
具体的な進め方としては、専門書あるいは論文の輪読と研究方法(方法論)の学習を進めていきます。研究には方法論が不可欠です。方法論は、認識論的前提を問うものからテクニックレベルまで幅広いですが、この授業では、流通・マーケティング研究の専門書や論文を紐解きながら、同時に、テクニックレベルでの方法論の理解を進めることを目的とします。方法論を同時並行的に学ぶことにより、専門書(論文)の読解が深くなるという効果も期待しています。課題等に対するフィードバックは授業内のディスカッションを通じて行います。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:オリエンテーション、日本の流通システムとそのダイナミクス
授業概要の説明、自己紹介、使用教材の説明、分担決定。
日本の流通システムについて解説を行い、論点についてディスカッションします。
2:専門書の購読および解説、ディスカッション
『小売構造ダイナミクス』第1章「日本の小売構造の特質と研究の系譜」を深く読み込みます。
3:専門書の購読および解説、ディスカッション
『小売構造ダイナミクス』第2章「小売構造と消費市場の相互作用」を深く読み込みます。
4:専門書の購読および解説、ディスカッション
『小売構造ダイナミクス』第3章「小売市場内での小売業者間の競争」を深く読み込みます。
5:専門書の購読および解説、ディスカッション
『小売構造ダイナミクス』第4章「本書の分析視点と実証分析の課題・方法」を深く読み込みます。
6:専門書の購読および解説、ディスカッション
『小売構造ダイナミクス』第5章「顧客満足の規定因(1)ー統計アプローチ」を深く読み込みます。
7:専門書の購読および解説、ディスカッション
『小売構造ダイナミクス』第6章「顧客満足の規定因(2)ー集合論アプローチ」を深く読み込みます。
8:専門書の購読および解説、ディスカッション
『小売構造ダイナミクス』第7章「小売組織内での知識創造」を深く読み込みます。
9:専門書の購読および解説、ディスカッション
『小売構造ダイナミクス』第8章「店頭従業員の新種的行動」を深く読み込みます。
10:専門書の購読および解説、ディスカッション
『小売構造ダイナミクス』第9章「店頭従業員の能力獲得」を深く読み込みます。
11:方法論を学べるテキストあるいは論文の購読および解説、ディスカッション
方法論についてのテキストあるいは論文を深く読み込み、その方法の特徴についてディスカッションします。
12:方法論を学べるテキストあるいは論文の購読および解説、ディスカッション
方法論についてのテキストあるいは論文を深く読み込み、その方法の特徴についてディスカッションします。
13:方法論を学べるテキストあるいは論文の購読および解説、ディスカッション
方法論についてのテキストあるいは論文を深く読み込み、その方法の特徴についてディスカッションします。
14:振り返り
これまでの学びを振り返ります。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。授業に先立って各自に課題を割り当てます。受講生は課題をこなしてきた上で、授業内で積極的にディスカッションに参加することが求められます。
テキスト(教科書)Textbooks
横山斉理(2019)『小売構造ダイナミクスー消費市場の多様性と小売競争』有斐閣
参考書References
佐藤郁哉(1992)『フィールドワーク』新曜社
佐藤善信監修(2015)『ケースで学ぶケーススタディ』同文舘出版
田村正紀(2006)『リサーチ・デザイン 経営知識創造の基本技術』白桃書房
Yin, R. K.(2011)『新装版ケーススタディの方法(第2版)』千倉書房(近藤公彦訳)
成績評価の方法と基準Grading criteria
課題提出(60%)
発表・議論への参加(40%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
受講生の状況に合わせて授業計画や内容を調整することがあります。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
分担個所の発表担当者はプレゼンのスライドと配布資料を用意してください。
担当教員の専門分野等
<専門領域>
流通論、マーケティング論
<研究テーマ>
小売業の顧客満足、リテール・マネジメント
<主要研究業績>
Azuma,N., N. Yokoyama, W. Kim, (2020),"UNPACKING THE CAUSAL RECIPES OF RETAILING MIX ON CONSUMER SATISFACTION IN GROCERY SHOPPING USING QUALITATIVE COMPARATIVE ANALYSIS (QCA)", American Collegiate Retailing Association (ACRA)2020 Conference Proceedings 131-140.
Azuma,N., N. Yokoyama, W. Kim (2020), "A study on Grocery Retail Competition in the `Small Spatial Market' Setting and the Determinants of Different Levels of Customer Satisfaction - A Fuzzy-set Qualitative Comparative Analysis (fsQCA) Approach -", Aoyama Business Review, 42, 1-43.
Azuma,N., N. Yokoyama, W. Kim (2020), "A Mixed-method Study on the Determinants of Different Levels of Customer Satisfaction wiht a 'Mini Supermarket' Multiple in a Spatially Small Urban Market Setting-A Concurrent Approach with fsQCA and MRA- ", 青山経営論集 54(4) 1-35.
横山斉理(2019)『小売構造ダイナミクスー消費市場の多様性と小売競争』、有斐閣
横山斉理・尾形真実哉(2018)「マルチレベル分析を用いた店頭従業員の能力獲得に関する実証研究」、『組織科学』、51(3)、69-86.
横山斉理(2017)「食品スーパーにおける顧客満足の規定要因:fsQCAアプローチ」、『組織科学』、51(2)、14-27.
横山斉理(2015)「食品スーパーの顧客満足を規定する要因に関する経験的研究」、『流通研究』、17(4)、21-36.
横山斉理(2014)「チェーン小売企業の実証分析におけるマルチレベル分析の適用~一般線形モデル(GLM)と階層線形モデル(HLM)の比較~」、『日本マーケティング学会マーケティングカンファレンス2014プロシーディングス』、207-209.
Yokoyama, N., & D.H. Ryu, “The characteristics of Japanese small and medium-sized retailers’ business succession”, Proceedings of the 7th Oxford Asia Retail Conference: The Impact of Retailing in Emerging and Mature Markets, 2014, 1-18、他。