経営学研究科Graduate School of Business Administration
MAN500F1-0081(経営学 / Management 500)消費者行動論Consumer Behaviour
新倉 貴士Takashi NIIKURA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 経営学研究科Graduate School of Business Administration |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | X7190 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 水6/Wed.6,水7/Wed.7 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 4 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory |
修士課程(夜間)授業科目 マーケティングコース |
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Outline (in English)
This course is a series of lectures and discussions, structured to give students some of the basic, fundamental understandings on consumer behavior and brand marketing strategy.
To understand consumer, students will learn consumer’s cognition, attitude, and behavior.
Major course objectives are;
-To introduce students to knowledge about consumer behavior and marketing strategy.
-To learn consumer information processing model.
-To understand the relationship between consumer and brand.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
消費者行動に関する体系的な知識の獲得ができるように講義をします。マーケティング戦略の策定と実施には、消費者に関する知識が不可欠となります。講義では、消費者の認知・態度・行動とマーケティング戦略との対応づけを意識しながら、また修士論文の作成に向けて必要となる基礎的な知識を組み込み構成します。
履修生は、消費者行動に関する基礎的な知識の獲得と、実践的なマーケティング戦略を意識した消費者知識の獲得を目指してください。
到達目標Goal
消費者の認知側面と感情的な態度側面を意識し、実際の行動側面との関係を考えながら、理想的なマーケティング戦略の構築と実践を描けるよう努力して下さい。そのために履修者は、①消費者行動に関する体系的な知識を獲得できるよう、②消費者行動に関する概念や理論を理解することができるよう、③消費者行動とマーケティング戦略との関係が理解できるよう、努力してください。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」に関連、特に「DP1」は強く関連している。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
本講義では、マーケティングの基礎となる消費者の理解を目的とするために、消費者に関する体系的な知識と2020年までの歴史的な展開を講義します。また、ケースディスカッションにより、実践的な消費者知識を体得します。さらに、修士論文の作成に向けて、消費者研究の論文について講読し考察します。消費者行動論では、単に消費者の顕示的な行動を捉えるだけではなく、潜在的な認知や態度を理解することによって、それらの連鎖的な関係を捉えていきます。これによって、消費者行動の規定要因とマーケティング戦略との関係を考察することができます。
第1回~第2回は、授業ガイダンスと本講義の体系を概説します。第3回~第4回は、マーケティングにおける消費者行動の位置づけを確認します。第5回~第6回は、消費者行動論の歴史的な展開を説明します。第7回~第10回は、消費者行動のモデルについて説明します。第11回~第15回は、具体的な情報処理とその規定要因について説明します。第16回~第18回は、消費者とブランドとの関係について説明します。第19回~第24回は、ケースディスカッションを行いながら、消費者の情報処理とブランドマーケティングについて理解します。第25回~第26回は、修士論文作成のための準備をします。第27回は、授業の総括を行います。第28回は、授業の理解度を確認する最終試験を行い、終了後に解説とフィードバックを行います。
毎回、資料やケースを配布する予定です。
課題等に対するフィードバックについては、授業中に解説します。
授業形式はオンラインを予定しています。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:授業ガイダンス
講義の進め方や学習の方法に関する説明をします。
第2回:消費者行動論の概説
当科目の体系的な解説をします。
第3回:消費者行動とマーケティング1
マーケティングにおける消費者行動の位置づけを説明します。
第4回:消費者行動とマーケティング2
消費者行動のマーケティングへの応用を説明します。
第5回:消費者行動研究の歴史1
消費者行動研究の前史について説明します。
第6回:消費者行動研究の歴史2
行動科学的な消費者行動研究の展開を説明します。
第7回:消費者行動のモデル1
消費者行動モデルの概要について解説します。
第8回:消費者行動のモデル2
刺激-反応モデルと態度モデルについて説明します。
第9回:消費者情報処理モデル1
消費者情報処理モデルについて、その概要を説明します。
第10回:消費者情報処理モデル2
消費者情報処理モデルのメカニズムについて解説します。
第11回:情報の探索
内部探索と外部探索とこれらの規定要因についての説明をします。
第12回:情報の解釈
情報の解釈メカニズムについて説明します。
第13回:情報の評価
評価方略について説明します。
第14回:情報処理の規定要因1
規定要因である動機づけについて解説します。
第15回:情報処理の規定要因2
規定要因である能力について解説します。
第16回:消費者とブランド1
ブランドについての概説をします。
第17回:消費者とブランド2
ブランド構築とその事例について詳解します。
第18回:消費者とブランド3
ブランドのアイデンティティとイメージについて説明します。
第19回:ケース討議1:ディスカッション
ケースディスカッションを行います。
第20回:ケース討議1:フィードバック
ケースディスカッションのフィードバックをします。
第21回:ケース討議2:ディスカッション
ケースディスカッションを行います。
第22回:ケース討議2:フィードバック
ケースディスカッションのフィードバックをします。
第23回:ケース討議3:ディスカッション
ケースディスカッションを行います。
第24回:ケース討議3:フィードバック
ケースディスカッションのフィードバックをします。
第25回:修士論文作成に向けて
作成に向けた詳細な指導をします。
第26回:論文購読
消費者行動関連の論文を購読します。
第27回:講義全体のまとめ
これまでの授業内容の総括をします。
第28回:最終試験
解説とフィードバックをします。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各8時間を標準とします。
初回に配布する文献リストに基づき、第18回までは、事前に該当する書籍を熟読して授業に臨んで下さい。第19回からのケース討議と論文講読では、事前に配布する資料を熟読して、自分なりに整理をして授業でのディスカッションに備えて下さい。
テキスト(教科書)Textbooks
適宜案内します。
参考書References
『消費者行動論:マーケティングとブランド構築への応用』(青木幸弘他、有斐閣アルマ、2012年)
『消費者行動の知識』(青木幸弘、日経文庫、2010年)
『消費者行動論』(守口剛・竹村和久編著、八千代出版、2012年)
『消費者の認知世界:ブランドマーケティング・パースペクティブ』(新倉貴士、千倉書房、2005年)
成績評価の方法と基準Grading criteria
ケース討議への貢献(30%)
ケース討議・論文講読への貢献は、発言回数とその内容で判断します。
最終試験(70%)
最終試験では、講義とケースに関する理解度を確認します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
進行速度に気をつけながら進める予定です。
マイク音量の調整と板書の工夫をしながら進める予定です。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
ノートパソコン
その他の重要事項Others
マーケティング論、マーケティング・リサーチ論を履修しておくことが望ましい。