経営学研究科Graduate School of Business Administration
MAN600F1－0039（経営学 / Management 600）経営学演習Seminar in Business Administration
永山 晋Susumu NAGAYAMA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 経営学研究科Graduate School of Business Administration |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2021 |
| 授業コードClass code | X7044 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 年間授業/Yearly |
| 曜日・時限Day/Period | 土5/Sat.5 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 4 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 修士課程（昼間）授業科目 |
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Outline (in English)
This seminar aims to develop your academic skills to study creativity, innovation, and computational social science in order to write up your master thesis in these fields.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
本演習は、人材・組織マネジメント領域、とりわけに創造性やイノベーション、計算社会科学に関わるテーマの修士論文の作成とこれを通じた当該分野における研究作法の習得を目的とする。
到達目標Goal
「その学問分野に触れていない人が聞いても面白く、学術的にも高水準な修士論文を執筆すること」を到達目標とする。具体的には、①創造性・イノベーション、計算社会科学の観点に即して研究テーマを絞り込む、②研究テーマに関連する先行研究を探索し、批判的に読み込み、論点を整理する、③先行研究を踏まえて、自らの研究課題、仮説を具体的に設定する、④課題・仮説を検証するための調査方法を検討し、選択した方法に則って調査を実施する、⑤収集したデータを分析し、課題・仮説の検証を行う、⑥研究成果の学術的・実践的意義およびその限界について検討する、⑦分析結果を論文として論理的にまとめる、⑧以上について、口頭での説明や他者との意見交換、が必要となる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」に関連、特に「DP2」「DP3」は強く関連している。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
Zoom等を用いたリアルタイム講義を行う。履修者の人数、研究テーマ、研究方法、進捗度合等に応じて、指導スタイルが変わるが、基本的には、個別ではなく修論執筆予定の学生全員参加の形式で、各々の研究進捗報告をベースに進める。したがって人数分の資料準備が求められる。場所や時間帯はある程度融通を持たせ、週末や平日の時間帯等を利用して行う。この他に、4月上旬のプロポーザル発表会（1〜2日）、9月の中間報告会では、人材・組織マネジメントコース全教員からの指導を受けることで、多様な視点から研究テーマを掘り下げていく機会が設けられている。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
通年
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回：イントロダクション
授業運営や参加ルールの説明、および修論執筆計画の年間計画について
第2回：研究計画書の作成指導①
研究リソースや研究関心の確認
第3回：研究計画書の作成指導②
テーマ設定について
第4回：研究計画書の作成指導③
研究方法や研究意義について
第5回：先行研究の検討①
先行研究の渉猟方法
第6回：先行研究の検討②
先行研究の読み方
第7回：先行研究の検討③
先行研究のまとめ方
第8回：先行研究の検討④
先行研究全体の批判的検討と研究課題の特定
第9回：調査方法の検討①
仮説構築とそれに基づく調査対象の検討
第10回：調査方法の検討②
分析枠組みと分析方法に関する検討
第11回：調査方法の検討③
調査の具体的項目に関する検討
第12回：調査方法の検討④
調査実施にあたっての注意事項や調査倫理について
第13回：調査方法の検討⑤
パイロット調査の報告
第14回：コース中間報告会の準備
発表報告資料やプレゼンへの助言
第15回：中間報告会の振り返り
アドバイス内容に基づく研究計画の改善
第16回：調査実施状況の確認①
調査進捗の報告に基づく基本的フィードバック
第17回：調査実施状況の確認②
研究課題とデータの整合性に関するフィードバック
第18回：調査実施状況の確認③
必要な追加調査や調査項目の修正への助言
第19回：調査結果の検討①
仮分析に基づく結果の批判的検討
第20回：調査結果の検討②
分析結果（発見事実）と先行研究の知見との比較
第21回：調査結果の検討③
分析結果の理論的、実践的貢献とその含意に関する検討
第22回：調査結果の検討④
分析結果の限界と今後の課題に関する検討
第23回：論文執筆の基本的指導①
論文作法の確認、章立てや構成について
第24回：論文執筆の基本的指導②
個別章ごとの議論内容と注意点について
第25回：論文内容の指導①
問題意識と先行研究ならびに研究課題までの展開について
第26回：論文内容の指導②
研究方法と分析結果ならびに考察までの展開について
第27回：論文内容の指導③
全体の整合性の確認および文献表とアブストラクトの確認
第28回：論文の最終チェック
発見事実に関する批判的見直しと論文体裁等全体の最終確認
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
基本的には毎回、各自の報告をベースに進める。報告内容は進捗によって異なるが、研究計画書の作成、先行研究の検討状況、分析方法の自学自習、質問票や聞き取りガイドラインの作成、分析結果のまとめ、論文の目次や文献表など、適宜指示を行う。
テキスト（教科書）Textbooks
特定の教科書は用いない。当該授業向けのシラバスおよび論文執筆要綱を配布する。
参考書References
その都度必要な内容に応じて指示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業参加時の報告内容、進捗状況などの平常点：50点
修士論文の出来：50点
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
留学生も含まれるため、出来るだけ明確な日本語で指導を行う。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
プログラミングなどに使用するパソコンを持参すること。参加者人数分の各自の報告資料。データ共有時や執筆原稿などの量が多くなる場合は事前にメール等で共有すること。なお、必要なら指導内容を録音してよいが、その際は申し出ること。
担当教員の専門領域等
＜専門領域＞
経営組織論、計算社会科学
＜研究テーマ＞
創造性
＜主要研究業績＞
永山晋（2017）「日本企業の生産性は本当に低いのか：1321社に基づく提言」『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー』７月号, ダイヤモンド社, pp.72-86,