キャリアデザイン学研究科Graduate School of Career Studies
EDU500M1-1305(教育学 / Education 500)生涯学習論Lifelong Learning and Education
久井 英輔Eisuke HISAI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | キャリアデザイン学研究科Graduate School of Career Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | X8013 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水6/Wed.6,水7/Wed.7 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 4 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory |
プログラム科目 キャリア教育・発達プログラム |
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Outline (in English)
This course examines the concept of “non-formal education,” knowledge on various cases of non-formal education, and viewpoints for international comparison by text reading, presentation, and discussion.
This course aims to help students acquire ability to grasp the characteristics of various activities of social education and lifelong learning in Japan from the viewpoint of “non-formal education”, and ability to understand these activities from the viewpoint of international comparison.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
(授業の概要)
この授業では、ノンフォーマル教育の概念、具体的な事例に関する知識と国際比較に必要な視点について、文献講読とディスカッションを通じて検討する。
(授業の意義と目的)
ノンフォーマル教育の概念や事例に関する理解を通じて、日本において「社会教育」「生涯学習」と名指される様々な取り組みの特性を把握し、国際的な広い視野から捉える力を養うことを目的とする。
到達目標Goal
ノンフォーマル教育に関する概念の歴史的な展開とその構造に関する理解、ノンフォーマル教育に関連する多様な取り組みの事例についての知識、ノンフォーマル教育の取り組みの国際比較(特に日本の事例と他国の事例をどう比較するか)に必要な視点を獲得する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち,「DP1」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
最初数回のガイダンス的な授業以外は、文献講読とそれを踏まえたディスカッションとする。それぞれの文献について、発表を担当する受講者は、要約とコメント(ディスカッションに資する論点の提示)を中心としたレジュメを作成することとする。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:授業内容説明と問題関心の共有
授業の進め方の詳細について説明するとともに、生涯学習に関する教員、受講者の問題関心を共有する。
第2回:ノンフォーマル教育概念の理解
ノンフォーマル教育の概念規定を行った基本的な文献とその性格について解説する。
第3回:ノンフォーマル教育の国際比較①
ノンフォーマル教育の概念規定をめぐる近年の議論について、文献講読を基に検討する。
第4回:ノンフォーマル教育の国際比較②
ノンフォーマル教育の多様性を論ずるための参照軸について、文献講読を基に検討する。
第5回:ノンフォーマル教育の国際比較③
ノンフォーマル教育とフォーマル教育(学校教育)の関係性について、文献講読を基に検討する。
第6回:ノンフォーマル教育の国際比較④
学校教育を代替するノンフォーマル教育の事例について、文献講読を基に検討する。
第7回:ノンフォーマル教育の国際比較⑤
発展途上国での識字に関わるノンフォーマル教育の事例について、文献講読を基に検討する。
第8回:ノンフォーマル教育の国際比較⑥
ノンフォーマル教育の観点から見たホームスクーリングの事例について、文献講読を基に検討する。
第9回:ノンフォーマル教育の国際比較⑦
ノンフォーマル教育の観点から見た民族、宗教的マイノリティの学校について、文献講読を基に検討する。
第10回:ノンフォーマル教育の国際比較⑧
ノンフォーマル教育に対する評価のあり方について、文献講読を基に検討する。
第11回:ノンフォーマル教育の国際比較⑨
ノンフォーマル教育と社会福祉との関連について、文献講読を基に検討する。
第12回:ノンフォーマル教育の国際比較⑩
ジェンダー・性の多様性に関するノンフォーマル教育の取り組みについて、文献講読を基に検討する。
第13回:ノンフォーマル教育の国際比較⑪
生活改善をめぐるノンフォーマル教育の取り組みについて、文献講読を基に検討する。
第14回:ノンフォーマル教育の国際比較⑫
これまでの文献講読をふまえ、ノンフォーマル教育の国際比較に必要な視点について検討する。
第15回:日本における社会教育行政
日本の社会教育行政の概要について、文献講読を基に検討する。
第16回:日本における民間の社会教育の展開
日本における民間の社会教育事業の展開について、文献講読を基に検討する。
第17回:ノンフォーマル教育の視点から見た日本①
日本における社会教育と学校教育の関係を、文献講読を基に検討する。
第18回:ノンフォーマル教育の視点から見た日本②
日本に住む外国人の生徒・児童を対象としたノンフォーマル教育の取り組みを、文献講読を基に検討する。
第19回:ノンフォーマル教育の視点から見た日本③
日本における同和教育の展開を、文献講読を基に検討する。
第20回:ノンフォーマル教育の視点から見た日本④
日本における学童保育の展開を、文献講読を基に検討する。
第21回:ノンフォーマル教育の視点から見た日本⑤
日本の学校における部活動の展開を、文献講読を基に検討する。
第22回:ノンフォーマル教育の視点から見た日本⑥
不登校の生徒・児童を対象としたノンフォーマル教育の取り組みを、文献講読を基に検討する。
第23回:ノンフォーマル教育の視点から見た日本⑦
日本に住む外国人の生徒・児童対象をめぐる学校教育とノンフォーマル教育の関係の変化を、文献講読を基に検討する。
第24回:ノンフォーマル教育の視点から見た日本⑧
日本における大学生・大卒者の就職を視野に入れた学習活動について、文献講読を基に検討する。
第25回:ノンフォーマル教育の視点から見た日本⑨
日本における地域に根ざした社会教育施設としての公民館の活動について、文献講読を基に検討する。
第26回:ノンフォーマル教育の視点から見た日本⑩
ノンフォーマル教育における高齢者の学びについて、文献講読を基に検討する。
第27回:ノンフォーマル教育概念の再検討
ノンフォーマル教育の概念の有効性について、文献講読を基に検討する。
第28回:授業の振り返り
これまでの文献講読の内容に基づいて各受講者が論点を提示し、それを基に討論を行う。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
・各回の授業の前に課題の講読文献を予め読んでおくこと。
・各回の文献発表担当者は、丁寧な要約と、ディスカッションの論点となるコメントを用意すること
・各回の授業後、討論の内容と前回までの文献との関係を踏まえつつ、文献をもう一度読み直すこと。
・本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
Okano, K.H. eds. Nonformal Education and Civil Society in Japan, Oxon/New York: Routledge, 2016
Hideki, Maruyama, eds. Cross-Bordering Dynamics in Education and Lifelong Learning: A Perspective from Non-Formal Education, Abindon: Routledge, 2020.
これ以外にも、講読文献は多岐にわたるので、授業内で提示する。文献のマスターコピーまたはPDFファイルは、担当教員が用意する。
参考書References
特に指定しない。
成績評価の方法と基準Grading criteria
文献講読発表 50%
討論への貢献度 50%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度授業担当者変更によりフィードバックできません。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特になし
担当教員の専門分野等
<専門領域>
<研究テーマ>
<主要研究業績>