連帯社会インスティテュートInstitute for Solidarity-based Society
POL500Q1-211(政治学 / Politics 500)NPOの資金環境Financing of NPO
小堀 悠Yu KOBORI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 連帯社会インスティテュートInstitute for Solidarity-based Society |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | X9932 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期後半/Fall(2nd half) |
曜日・時限Day/Period | 月6/Mon.6,月7/Mon.7 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 選択必修科目 |
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Outline (in English)
Fundraising in the social sector.
KEYWORD:Fundraising method、Donation market、Crowdfunding、Cause marketing、Social investment、Social impact bond.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
NPOをはじめとするソーシャルセクターにおける資金獲得(ファンドレイジング)について扱う。資金環境の動向、制度、資金調達手法等について、具体的な手法や事例を交えながら講義を行う。特に、ここ数年において大きな変化があり、注目を集めている寄付、社会的投資などに関して重点的に取り上げる。本科目では、NPOの資金環境の理解を深めるとともに、より実践的な手法の修得を目的とする。
到達目標Goal
・NPOや組合など民間非営利組織における事業戦略と資金の関係性を理解し、多様な資金の特徴や活用例について説明ができる。
・ファンドレイジング(資金調達)に関する戦略構築、獲得手段を把握し、所属組織や連携団体において、資金調達における実務に応用ができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP3」に関連、特に「DP3」に強く関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
この授業は、オンライン受講形式(ZOOM予定)にて、実施する。
各回のテーマに応じて、「講義」、「事例紹介」、「ワークショップ(グループディスカッションや演習)」、「ふり返り」、を組み合わせて実施する。
フィードバックは、各回の授業の最後に全体に対して行う。
なお、各回の出席状況、授業内での発表等によって、成績評価を行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期後半
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:NPOの資金環境の全体像(1)
・オリエンテーション
・NPOの資金構造、資金の種類と特徴、資金獲得手法、ファンドレイジング戦略の基本フレームワークについて(前半)
第2回:NPOの資金環境の全体像(2)
・NPOの資金構造、資金の種類と特徴、資金獲得手法、ファンドレイジング戦略の基本フレームワークについて(後半)
第3回:寄付概論
国内の寄付市場の最新動向、寄付税制など寄付に関連する制度、休眠預金活用、ファンドレイザーの倫理について
第4回:寄付獲得手法(1)
「クラウドファンディング」、企業と連携した「コーズリレーテッドマーケティング」、「B to N」マーケットなど多様化する寄付手法と活用事例
第5回:寄付獲得手法(2)
・支援者獲得の4ステップについて
・「ドナーピラミッド」、「ドナージャーニ」、「指標設計」など寄付獲得に向けた分析及び戦略策定手法について
第6回:(1)社会的投資・融資
(2)社会的インパクト評価
(1)国内での活用が拡大する社会投資・融資分野での資金調達について、ソーシャルインパクトボンド(SIB)、金融機関によるNPO融資などの現状について
(2)インパクト評価・マネジメントについて
第7回:(1)人材育成・教育について
(2)まとめ
NPOの資金環境の拡大に向けて鍵となる、ファンドレイザーなどの専門的な人材の育成、寄付教育などについて
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
特定のテキストは使用しない。毎回の講義資料は授業開始までに、登録されているメールアドレスに、事前送付する。
約300ページからなるオリジナルスライド、ワークシートによって実施する。
参考書References
各回の講義時に提示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業での発言や参加姿勢(60%)、授業内での発表(40%)を判断して、評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
受講者の希望(資金調達業務への従事状況など)に応じて、資金調達の実践的な手法の紹介なども内容に取り入れて、講義を行う。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特になし
その他の重要事項Others
特になし
担当教員の専門分野等
<専門領域>NPOマネジメント、非営利組織のファンドレイジング(資金調達)、非営利組織の評価、企業連携