連帯社会インスティテュートInstitute for Solidarity-based Society
POL500Q1-213(政治学 / Politics 500)協同組合運動の理念と歴史Intellectual history of cooperative movements
社会課題の諸相と論争
伊丹 謙太郎Kentaro ITAMI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 連帯社会インスティテュートInstitute for Solidarity-based Society |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | X9925 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期前半/Fall(1st half) |
曜日・時限Day/Period | 水6/Wed.6,水7/Wed.7 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 選択必修科目 |
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Outline (in English)
Students learn some historical debates on cooperative movement in Japan. Through these lectures, anyone can have his/her own standpoint on the concept of "co-op".
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本科目では、日本の協同組合運動が、どのような社会的課題に向き合い、そこでいかなる論争が生まれたのかを中心にして協同組合運動の史的展開について議論する。
到達目標Goal
日本の協同組合運動に対する史的読解を通して、対象としての協同組合運動や協同組合研究に貫通する問題意識を獲得する。歴史的視座から理解することで、今日直面する課題の大きさを客観的に評価できる能力を涵養する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP3」に関連、特に「DP2」に強く関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
・本科目は2コマx7回の構成となっている。各回前半は、講義形式で各時代状況と社会課題、そして協同組合人がどのように当該課題に取り組もうとしたのかを中心に説明する。後半は、これを承けて、当該課題がどのような現代性をもっているのか、あるいは今に何を受け継ぐべきであるのかについて等、学生間でディッスカッションが行われる。
・この授業は、Zoomを使用し、オンライン授業形式で行う。ZoomのID・パスコード等については、初回授業までに学習支援システム(Hoppii)に掲載する。
・最終授業で、これまでの講義内容のまとめや復習だけでなく、課題に対する講評や解説も行う。
※COVID-19の情勢次第で、Zoomから通常授業に戻すことがあります。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期前半
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:協同組合前史
江戸末期までに開花した相互扶助組織の実態と文化的背景についての議論
第2回:産業組合法成立前後の論争
1900年前後の産組法案の変遷過程
第3回:市街地購買組合の発展
大正期の市街地購買組合(消費組合)の勃興と類型化。連合会組織の課題
第4回:産業組合主義と翼賛体制への抵抗
昭和恐慌後の産業組合運動の再活性化と翼賛体制への抵抗、産業報告会への吸収まで。協同組合保険運動
第5回:焦土に芽生えた協同組合
終戦後の協同組合運動、日本協同組合同盟による大連立構想の蹉跌と各種協同組合法の成立まで。協同組合保険から共済運動へ
第6回:労働者福祉運動の展開
中央物対協から労福協へ(福祉はひとつ)
第7回:市民生協の時代
市民運動としての生協運動の発展と成熟(女性の社会参加と組合員の多様化)
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
特になし
参考書References
各回授業にて紹介する
成績評価の方法と基準Grading criteria
出席点20%、レポート点80%にて評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
2020年度は講義内容のウェイトが重かったがめ、21年度は十分な質疑・学生討論の時間を確保できるよう改善する。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
Zoom受講に必要な機器・環境(PCおよびネット接続)
担当教員の専門分野等
<専攻>
協同組合論、公共哲学
<研究テーマ>
協同組合思想、協同組合運動史、デジタル経済と協同主義、
非営利組織連携論、賀川豊彦研究