連帯社会インスティテュートInstitute for Solidarity-based Society
POL500Q1-212(政治学 / Politics 500)比較社会労働運動史Comparative Studies of Social and Labor Movement History Ⅰ
篠田 徹Toru SHINODA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 連帯社会インスティテュートInstitute for Solidarity-based Society |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | X9923 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 火7/Tue.7 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 選択必修科目 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
We learn comparatively and globally histories of social and labor movements from perspectives of class, race, ethnicity, gender, and sexuality in this course. Taking cases which show significances in various contexts, we discuss dynamics of movements such as in what conditions people can cooperate and/or not. Students have opportunities of doing research at libraries and archives and having interviews with practitioners of trade unions and cooperatives on some specific cases according to their interests. They also have chances to give a presentation on their research projects. Through this course, students are expected to learn of how important taking care of history should be for their own activities.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この講義では、労働組合や労働運動の歴史とさまざまな協同組合運動の歴史を、階級、人種、エスニシティ、ジェンダー、性に関わる政治経済、社会文化運動の歴史とともに学び、相互の関係や影響、そしてそれらの複合的な運動が発展した環境を考察します。受講生はこの授業で、こうした社会労働運動史を各国間の比較や、地域や地球大の文脈の中で理解します。また、受講生は講義のほかに、発表や文献調査、運動史の執筆の機会を経験します。
到達目標Goal
受講生は、第一に日本を含む世界各国の社会労働運動史の知識と情報を得ることができます。第二にそれらの社会労働運動史を各国の政治経済、社会文化の歴史と関連させて理解することができます。第三にそれらの社会労働運動史のパターンを、各国比較や地球大の文脈の中で考察することができます。第四に比較社会労働運動史のアプローチを利用して、関心ある歴史的事実や言及したい歴史的経験について、各自のスタイルで物語ることができます。第五に比較社会労働運動史のアプローチを使って、自身が関与する、あるいは関心ある諸運動間の連携を図ることができます。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP3」に関連、特に「DP2」に強く関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
この講義では、ケーススタディの手法を取ります。したがって各国の社会労働運動の通史ではなく、さまざまなパターンやスタイル、環境や背景を説明するために適宜事例研の比較研究を行います。なお以下の授業計画は、受講生の関心や学習経験に基づき協議の上、順番や仔細な内容において部分的に変更される可能性もあります。
この講義は、基本的にZoomを使用し、オンライン授業形式で行いますが、コロナウイルス感染症の進展状況に応じて、受講生の皆さんと相談しながら、最も効果的な学習方法の発見に努め、臨機応変な対応を心掛けます。
授業で出された課題に対する受講生各自の作業について、随時本人ならびに全体へのフィードバックを行い、またそこに反映された学習状況を次なる授業内容と課題に繋げます。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:オリエンテーション
授業の概要を説明します。
第2回:社会労働運動史概論
社会労働運動史の要点を学びます。
第3回:比較社会労働運動史概論
比較社会労働運動史の技法を学びます。
第4回:西ヨーロッパ社会労働運動の形成
西ヨーロッパにおける社会労働運動の起源と発展を学びます。
第5回:南北ヨーロッパ社会労働運動の形成
南北ヨーロッパ大陸における社会労働運動の起源と発展を学びます。
第6回:東ヨーロッパ・ロシア社会労働運動の形成
東ヨーロッパ・ロシアにおける社会労働運動の起源と発展を学びます。
第7回:北アメリカ社会労働運動の形成
北アメリカにおける社会労働運動の起源と発展を学びます。
第8回:南アメリカ社会労働運動の形成
南アメリカにおける社会労働運動の起源と発展を学びます。
第9回:アフリカ社会労働運動の形成
アフリカ社会労働運動の起源と発展を学びます。
第10回:アジア社会労働運動の形成
アジア社会労働運動の起源と発展を学びます。
第11回:日本社会労働運動の形成
日本社会労働運動の起源と発展を学びます。
第12回:世界社会労働運動の形成
世界社会労働運動の起源と発展を学びます。
第13回:作品発表会
受講生各自が作成した運動物語を聞き、皆で講評します。
第14回:まとめ
授業の全体をふりかえります。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
最初の授業でお知らせします。
参考書References
逐次授業中にご紹介します
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点60%
レポート課題40%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
なし
その他の重要事項Others
なし
担当教員の専門分野等
<専門領域>比較労働政治
<研究テーマ>世界社会労働運動史
<主要研究業績>
単著『世紀末の労働運動』(1989)岩波書店 ほか