連帯社会インスティテュートInstitute for Solidarity-based Society
POL600Q1-401(政治学 / Politics 600)論文指導ⅠThesis advice I
柏木 宏Hiroshi KASHIWAGI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 連帯社会インスティテュートInstitute for Solidarity-based Society |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | X9918 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 土5/Sat.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 専門科目(NPOプログラム) |
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Outline (in English)
The Thesis Advice (NPO) I and II are designed for students to complete their master’s thesis. While taking these two classes, students have opportunities to get advice from leading teaching staff as well as other teaching staff.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
連帯社会インスティテュート・NPOプログラムの立ち位置を踏まえ、社会的課題解決と社会システム変革の視点を根底に据えながら、これまで研究してきた理論と実践現場の課題に集約して、指導教員と院生による修士論文を完成していく。なお、インスティテュート所属の他の教員によるコメントも受けつつ実施する、論文指導科目である。
到達目標Goal
修士論文を完成させ、2年間の研究成果を集大成することが到達目標となる。その前提として、NPO特殊演習の1と2において、先行研究の検討や修士論文の構想を具体的に示すうえで重要な意味を持つ、研究計画の立案が行われることになる。また、研究テーマを追求するための理論的枠組みやメソドロジーも能力も獲得していくことになるが、論文の執筆過程を通じて、こうした能力もブラッシュアップされていくことが期待される。
なお、この授業は、ディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP3」に関連、特に「DP2」に強く関連している。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP3」に関連、特に「DP2」に強く関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
・授業の内容
受講生は、指導教員をはじめとして、連帯社会インスティテュート所属の教員らの支援をえながら、論文作成に必要な準備を進めていく。受講生全体によるセミナーと個人指導に加え、インスティテュート所属の他の教員のコメントを受ける機会として、論文の構想発表が設定される。下記の「授業計画」は一つの目安であり、受講生各自の研究テーマとメソドロジーなどに沿って、論文完成へプロセスを策定していく。
・授業の形式
授業は、Zoomを使用し、オンライン授業形式で行う。ZoomのID・パスコード等については、初回授業までに学習支援システム(Hoppii)に掲載する。授業開始後、新型コロナウイルスの感染状況が改善し、対面授業が可能となった場合は、対面授業に切り替える。その場合、事前通知を行い、2週間後より対面授業に切り替える。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:オリエンテーション
本授業の進め方や評価方法などについて説明するとともに、受講生の関心や希望を聞き、今後の授業に反映させる。また、大学院でのコースワークを経ながら、研究論文完成のためにどのような準備必要か検討、決定する。
第2回:研究計画書の改定と発表1
特論演習2で作成した研究計画をさらに改善し、発表を行い、フィードバックを受ける。
第3回:研究計画書の改定と発表2
特論演習2で作成した研究計画をさらに改善し、発表を行い、フィードバックを受ける。
第4回:先行研究の検索方法
先行研究の意義と検索方法について理解する。
第5回:先行研究の検索と選定
各自の研究計画書に対応した先行研究の検索を行い、選定後、整理する。
第6回:先行研究の発表1
検索、取得した先行研究の内容を吟味、検討したうえで、発表し、院生と教員からフィードバックを受ける。
第7回:先行研究の発表2
検索、取得した先行研究の内容を吟味、検討したうえで、発表し、院生と教員からフィードバックを受ける。
第8回:研究計画書の改定と発表1
先行研究の調査、整理、教員らからのフィードバックを反映させて、研究計画書を改定し、発表を行う。
第9回:研究計画書の改定と発表2
先行研究の調査、整理、教員らからのフィードバックを反映させて、研究計画書を改定し、発表を行う。
第10回:論文構成の構想づくり
論文の構想をまとめて、報告資料を作成する。目次、参考文献リストを準備する。
第11回:個別指導
論文構想発表会を前に、論文構想の進捗状況を点検し、研究の進め方について指導を受ける。
第12回:論文構想発表会1
受講生が構想を発表し、全教員による指導を受ける。
第13回:論文構想発表会2
受講生が構想を発表し、全教員による指導を受ける。
第14回:研究構想の点検と作業の計画
論文構想の作業を振り返り、夏休み中の作業を確認する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
・学習の内容
上記の「授業計画」の内容にしたがって、先行研究の文献検索と取得した文献の整理、分析、修士論文に用いるオリジナルな研究の準備、研究計画書とその改正版、構想発表の資料の作成などを行う。
・学習に要する時間
授業時間外の学習は、各回ごとに異なる。予習については、発表の準備が必要な回は4時間、それ以外は1時間、復習については、毎回1時間が見込まれる。修士論文に用いるオリジナルな研究の準備に毎週2時間程度要する。
テキスト(教科書)Textbooks
特定のテキストは定めない。授業中に配布する資料を用いて、授業を行う。
参考書References
受講生の希望と必要に応じて、随時、紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業の参加度(30%)、指導の参加度と指導に基づく改善度(40%)、論文構想発表会の報告とその後の改善度(30%)に基づき、評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
オンライン授業に必要なPCやWi-Fi設備などを用意したうえで、学習支援視システム利用できる環境の準備が必要。
その他の重要事項Others
特になし。
担当教員の専門分野等
<専門領域>
NPO論、NPOマネジメント
<研究テーマ>
日米のNPO、社会運動
<主要研究業績>
・『アメリカの外国人労働者』(明石書店、1991年)
・『企業経営と人権:アメリカに学ぶ社会貢献とNPO』(解放出版社、1993年)
・『アメリカのなかの日本企業:グラスルーツとジャパンバッシング』(日本評論社、1994年)
・『災害ボランティアとNPO』(共編著、朝日新聞社、1995年)
・『ボランティア活動を考える:アメリカの事例から』(岩波書店、1996年)
・『NPOインターンシップの魅力』(共編著、アルク、1998年)
・『アメリカの労働運動の挑戦』(労働大学、1999年)
・『NPOマネジメントハンドブック』(明石書店、2004年)
・『指定管理者制度とNPO』(明石書店、2007年)
・『NPOと政治』(明石書店、2008年)
・『創造都市経済と都市地域再生』(共著、大阪公立大学共同出版会、2011年)
・『みんなで考える広域複合災害』(共著、大阪公立大学共同出版会、2013年)
・『高齢者が動けば社会が変わる』(共著、ミネルヴァ書房、2017年)
・『未来を切り拓く女性たちのNPO活動』(共著、明石書店、2019年)
・『コロナ禍における日米のNPO』共編著、明石書店、2020年