公共政策研究科Graduate School of Public Policy and Social Governance
SOS600P1-503(その他の社会科学 / Social science 600)論文研究指導2ASeminar 2 on Master Thesis A
廣瀬 克哉Katsuya HIROSE
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 公共政策研究科Graduate School of Public Policy and Social Governance |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | X9132 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 土5/Sat.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory |
公共政策学専攻 (修士課程)研究指導科目 |
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Outline (in English)
This is part of the research-training program for master course 3rd semester students working in the area of public policy studies. The workshop's principal objective is to foster intellectual exchange by showcasing work from leading and emerging scholars. The workshop will provide a forum in which research students can present their work, discuss the theoretical and methodological problems involved, discuss common challenges in conducting research in this area and obtain feedback on their work.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
公共政策研究科の論文指導科目として、修士課程2年目の学生を対象に修士論文やリサーチペーパーを各自の設定した研究テーマに即してどのように取りまとめていけばいいかを指導するものである。
到達目標Goal
各自の論文を実際に書きあげることが最終的な目標だが、そのまえに、修士課程1年目の論文研究指導1の成果を踏まえて、引き続きの課題として、(1)それぞれが関心を持ち熱意を持って取組める研究テーマを確定すること、(2)その研究テーマを追求できる適切な理論枠組や方法を確定し習熟すること、(3)論文というものの構成の仕方を理解しそれを実際に適用できること、(4)必要な資料を収集したり先行研究をフォローした時の技法や留意点を理解しそれを実際に適用すること、を具体的な目標として取組む。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」に関連している。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
各履修者の学習・研究の進捗に応じて進めていく。下に示す「授業計画」はあくまで目安であるが、まさに目安として、1年間にどんなことを身につけたらいいかをあらかじめ知っておくために活用してもらいたい。
各自の研究の進展に応じて、研究報告を行い、相互に議論を深めることを基本とする。
基本的には対面で行うことを予定しているが、感染状況によってZoomによるオンラインに切りかえて行う場合がある。指導学生を登録したGoogle Classroomを設定する予定であり、発表資料等はそれを使って共有する。
学生へのフィードバックは授業内で行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:論文を完成させる心構え
1年目での成果を確認し、今年度の論文完成までのスケジュールをイメージできるようにする。
第2回:研究テーマと論文の方向性の確認
論文の方向性とそれに利用する基本資料を示してもらい、指導を行なう。
第3回:論文の仮説と理論枠組
執筆を予定している論文の基本的な仮説と理論枠組を報告してもらい、指導を行なう。
第4回:資料探索
図書館、フィールド調査などを通じて,それぞれの論文構想に必要な資料の所在を確認し、論文執筆までの作業を計画する。
第5回:論文の構成
この時点での目次を作成してもらい、それを題材に、論文の構成の仕方、論述の順序などを考える。
第6回:文献リストの作成
論文執筆に必要な参考文献、先行研究のリスト化を行なう。
第7回:主要参考文献と理論枠組の彫琢
論文作成に当たってベーシックなものとして依拠している(あるいは批判の対象としている)文献を報告してもらい、論文の基本的な理論枠組について議論する。
第8回:主要資料の読み込み
論文作成上のもっとも重要な資料を題材に、それをどのように読み解いて論文に生かそうとしているかを報告してもらう。
第9回:論文の基本ルール
論文を書くことへの意欲が高まった時期を捉えて、論文の形式上のスタイル、例えば、註の付け方とか文献表の作り方、更には学会誌への投稿の際の様々なルールなどについて、一通りの指導を行なう。
第10回:研究テーマ設定上の悩みの解決
それぞれの院生が持っている研究テーマ設定・推進上の悩みを聞き、解決の方策を考える。
第11回:論文の一部の試作
作業がもっとも進んでいる部分、あるいはもっとも書きやすい部分を、実際に書き下ろししてみる。構想することと実際に文章を書くことの間にはかなり大きな飛躍が必要である。これをこの時期に実感してもらう。
第12回:論文の構想、仮説、理論枠組の確認
一部試作してもらった経験を踏まえて、あらためて構想、構想、理論枠組や報告してもらい、指導を行なう。
第13回:全体の構想と章立て
あらためて現段階の目次を作成してもらい、論文の構想を確認し、まだ準備が十分でない箇所を確認する。
第14回:論文執筆の展望
春学期の最後に当たり、これまでの指導を踏まえたスケジュールと夏休み中の予定について確認する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
この科目の性質からして、まさに各院生が自分の論文に取組むことそのものであるのだが、具体的には、それぞれの回ごとに、「授業の到達目標」欄に示した4つの項目に沿って、具体的に行なっておくべき作業を指示する。特に、締切り間際に慌てるのではなく、11月中には第1稿が完成しているように進めてもらいたい。
テキスト(教科書)Textbooks
テキストは使用しない。
参考書References
各履修者の関心や資質、到達度などに応じて、その都度指示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
「授業の到達目標」欄に記した4つの項目を果たしてまたどの程度身につけたか、論文の執筆に向けた各回の指導内容をどのくらい実践できたか、を評価基準とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
該当なし。