人文科学研究科Graduate School of Humanities
HIS700B4（史学 / History 700）史学特殊演習ＢⅡSeminarB: HistoryⅡ
長井 純市
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 人文科学研究科Graduate School of Humanities |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2021 |
| 授業コードClass code | X1341 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 月7/Mon.7 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 史学専攻(博士後期課程) |
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Outline (in English)
This is a course for the PhD candidates. The object of this course is for every student to obtain and enhance critical thinking ability and the skill of writing a PhD dissertation on the topic of the Japanese modern history through a presentation of his/her research, discussion, and a book review.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
・授業の概要：日本近現代史に関わる博士論文の作成に必要な能力・技能を養う。
・目的：博士論文作成に向けた企画・構想力、批判力および表現力を養う。
到達目標Goal
到達目標：１）先行研究の動向を把握し、問題の所在を発見する。２）その上で課題を設定し、課題解決の論理を、史実・史料の取捨選択を行いつつ、構成する。３）最終的に自分の独自性や独創性を主張し、当該研究分野における業績たり得る歴史像を相当の分量で著述する。４）日本近現代史研究に関わる英語文献の読解力を養成し、高める。５）歴史学における博士の学位にふさわしい歴史観と社会的情報発信力を獲得する。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
・進め方：演習形式である。
・方法：研究発表と質疑応答、最先端の研究に関わる新刊書の合評会を行う。教室での対面授業を行うが、新型コロナウィルス感染防止策としてZOOMを利用して教室での対面授業を同時配信する方式を併用することもある。リアクションペーパーにおける受講生の疑問や質問、コメントなどには、次回の授業冒頭あるいは学習支援システムにおいて対応する。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回：イントロダクション
授業全体の概要説明。
第2回：課題図書紹介（1）
課題図書の提示とねらいの説明及び質疑応答。
第3回：課題図書に関する発表（1）
担当受講生による課題図書に関する発表、教員の講評、参加者一同による自由質疑。
第4回：課題図書紹介（2）
課題図書の提示とねらいの説明及び質疑応答。
第5回：課題図書に関する発表（2）
担当受講生による課題図書に関する発表、教員の講評、参加者一同による自由質疑。
第6回：課題図書紹介（3）
課題図書の提示とねらいの説明及び質疑応答。
第7回：課題図書に関する発表（3）
担当受講生による課題図書に関する発表、教員の講評、参加者一同による自由質疑。
第8回：課題図書紹介（4）
課題図書の提示とねらいの説明及び質疑応答。
第9回：課題図書に関する発表（4）
担当受講生による課題図書に関する発表、教員の講評、参加者一同による自由質疑。
第10回：課題図書紹介（5）
課題図書の提示とねらいの説明及び質疑応答。
第11回：課題図書に関する発表（5）
担当受講生による課題図書に関する発表、教員の講評、参加者一同による自由質疑。
第12回：課題図書紹介（6）
課題図書の提示とねらいの説明及び質疑応答。
第13回：課題図書に関する発表（6）
担当受講生による課題図書に関する発表、教員の講評、参加者一同による自由質疑。
第14回：まとめ
授業総括と質疑応答。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
・準備学習：課題図書を読んでおくこと。発表者は配布資料を作成しておくこと。
・復習：参考書や関連文献を読むこと。また、学術文献が掲載されているウェブサイトを利用して識見を広げること。毎回授業終了後学習支援システムの「授業内掲示板」サイトに掲示される授業の要点を読み、同システムの「一般ディスカッション」サイトを活用すること。
・本授業の準備・復習時間は、各２時間以上を標準とする。
テキスト（教科書）Textbooks
継続的に使用する刊本としてのテキストはない。授業内合評会で取り上げる図書については事前に予告する。
参考書References
・Marius B. Jansen, The Making of Modern Japan, Harvard University Press, 2002
・アジア歴史資料センター、独立行政法人国立公文書館、国立国会図書館のウェブサイトによる公開史料と関連コラム
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点100％。なお、特別な事情がなく、授業への参加度が不良と判断された場合には、不合格の評価とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
博士論文執筆促進のための助言を増やすこととする。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
・授業支援システムを利用することができるIT機器。
・ZOOM授業を受講することができるIT機器。
その他の重要事項Others
・「史学特殊演習ＡⅠ」（春学期）との継続履修を強く推奨する。
・学習支援システムを授業運営上フル活用するので、頻繁に閲覧し、見落としがないようにすること。
・発表者は事前に配布資料を添付ファイル形式で学習支援システムの「一般ディスカッション」サイトにアップロードし、受講生が各自ダウンロードできるようにしておくこと。
担当教員の専門分野等
＜専門領域＞
日本近現代政治史
＜研究テーマ＞
日本近現代史における政治指導者、明治国家における地方制度整備をめぐる政治過程
＜主要研究業績＞
「杉原夷山宛田中光顕書翰紹介」（『法政大学文学部紀要』第66号、2013年３月）
「田中光顕関係文書紹介」（一）～（十三続）（『法政大学文学部紀要』第52～65号、2005～2012年）
『山県有朋関係文書』第1～3巻（山川出版社、2004～2007年）
『木戸孝允関係文書』第1～4巻（東京大学出版会、2006～2009年）
『河野広中』吉川弘文館（2009年）、
「河野広中覚書（上）（下）」（『法政史学』第72号、2009年９月、同73号、2010年３月）
「韓国をめぐる河野広中の周辺」（『法政史学』第74号、2010年９月）
「中国をめぐる河野広中の周辺」（『法政史学』第76号、2011年９月）
『棚橋小虎日記・昭和20年』（法政大学大原社会問題研究所、2009年）
『棚橋小虎日記・昭和17年』（法政大学大原社会問題研究所、2011年）
「杉原夷山宛田中光顕書翰について」（『日本歴史』第761号、2011年10月）
「A Year in America」（『法政大学文学部紀要』第71号、2015年10月）
「明治日本と日本人」（独立行政法人国立公文書館『平成30年秋の特別展躍動する明治図録』、2018年）
『棚橋小虎日記・昭和19年』（法政大学大原社会問題研究所、2019年）