経営学部Faculty of Business Administration
MAN300FB（経営学 / Management 300）国際会計論ⅡInternational Accounting II
筒井 知彦Tomohiko TSUTSUI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 経営学部Faculty of Business Administration |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2021 |
| 授業コードClass code | A4386 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 金2/Fri.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | 3～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 入学年度Admission year | |
| カテゴリー（2019年度以降）Category (2019～) | |
| カテゴリー（2018年度以前）Category (～2018) | 経営学科専門科目 |
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Outline (in English)
This unit provides an overview of the accounting issues uniquely confronted by companies involved in international business. This includes how accounting is practiced in countries around the world with comparison to the US. In addition, focus will also be on Global rules and regulations issued by international organizations such as IFRS-International Financial Reporting Standards and IASB – International Accounting Standards Board which are evolving due to international entities requiring global standardization.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
国際会計論Ⅱでは、企業の事業活動の国際化、資本市場の国際化等が進むな
かで、国際的に共通の物差しを作り、企業の収益や財政状態の国際的な比較
を容易にするよう求める声が強まっていることから、会計基準の国際的調和
化を取り上げます。具体的には、国際会計基準の設定の経緯、国際会計基準
の基本的考え方、日本的経営と会計、日本基準と国際会計基準の相違、アメ
リカの会計・監査の変遷と会計不正について講義します。
到達目標Goal
(1)国際会計基準の基本的な考え方が理解できる。
(2)日本的経営と会計の関係が理解できる。
(3)日本が会計を巡って現在置かれている状況と対応が理解できる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1-2」、「DP4」に関連が特に強い
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
資料を配布し、オンデマンドで講義を行います。ビデオを数回、視聴します。適宜、計算問題により理解度を確認します。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
Ⅱ 秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回：イントロダクション
授業の進め方、会計ルールの多様化、調和化、コンバージェンス、アドプション、エンドースメント
第2回：会計ルールの変遷
会計ビッグバン前後の会計基準の変遷
第3回：会計ビッグバン①
会計ビッグバンまでの日本：日本的経営、株式の持ち合い、含み益、外国人投資家、資本効率
第4回：会計ビッグバン②
会計ビッグバンに伴う会計基準の改訂、ビデオ①
第5回：国際会計基準の設定①
ＩＡＳＣの設立、４つの転換点、ＩＯＳＣＯの支援、コアスタンダードの完成
第6回：国際会計基準の設定②
ＩＡＳＢへの改組、ノーウオーク合意、東京合意
第7回：国際会計基準への対応
国際会計基準への我が国の対応
第8回：国際会計基準の基礎①
概念フレームワーク、資産負債アプローチと収益費用アプローチ
第9回：国際会計基準の基礎②
公正価値と取得原価、原則主義と細則主義、ビデオ②
第10回：国際会計基準の基礎③
退職給付会計の仕組み、確定給付型年金と確定拠出型年金
第11回：国際会計基準の基礎④
ビデオ③、退職給付会計の計算問題
第12回：アメリカの会計制度の変
遷
大恐慌以前、大恐慌後（証券法、証券取引法）、ＳＥＣの設立、ＦＡＳＢによる会計基準の設定
第13回：アメリカの監査制度の変
遷
会計不正と規制強化
第14回：まとめ
秋学期の講義の総復習
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
講義前にプリントを予習し、講義後にはプリントを読み直すこと。プリントに
ある計算問題について実際に解いてみること。講義やプリントで関心を持っ
た部分について自ら調べてみるとよい。本授業の準備学習・復習時間は、各
2 時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
テキストは使用しない。毎回、プリントを配布する。
参考書References
定評のあるテキストとして、桜井久勝『テキスト国際会計基準新訂版』（2018年）白桃書房、橋本尚『ＩＦＲＳ会計学基本テキスト』（2018年）中央経済社などがある。国際会計基準が網羅されている辞書的な文献として企業会計基準委員会『IFRS基準』（2020年）中央経済社がある。
成績評価の方法と基準Grading criteria
定期試験またはレポート (70%)、平常点（小テストなど 30 ％）により評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
①リアクションペーパーに質問やコメントを書いてもらい、それについて授
業内でフィードバックします。
②適宜、問題演習を行います。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
電卓を利用することがあります。
その他の重要事項Others
関連科目：会計学入門Ⅰ/Ⅱを履修していることが望ましい。財務会計論Ⅰ/Ⅱ
を並行履修することが望ましい。