経営学部Faculty of Business Administration
MAN300FB(経営学 / Management 300)経営組織論ⅠBusiness Organization I
長岡 健Takeru NAGAOKA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 経営学部Faculty of Business Administration |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A4363 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 火2/Tue.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 3~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
入学年度Admission year | |
カテゴリー(2019年度以降)Category (2019~) | 経営学科専門科目300番台 |
カテゴリー(2018年度以前)Category (~2018) | 経営学科専門科目 |
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Outline (in English)
In our everyday life, we have consciously or unconsciously many contact points with “organisations” in various ways. However, the casual and frequent contact would sometimes lead us to getting indifferent to “organisations”, and possibly prevent our deep understanding of the nature of “organisations”.
In this course, by using the conceptual tools of Management Organisation Theory, we carry out both theoretical and practical analyses into the three facets of business organisations; 1) individual behaviours, focusing on learning, motivation, leadership, and so on; 2) functions of small groups, focusing on communications, creative collaborations, and so on; 3) structures and cultures of whole organizations, focusing on organisational change, innovation, diversity management, and so on.
The objectives of this course are 1) to deepen our understanding of various aspects of business organisations in the context of the modern society in Japan, and 2) to sharpen our insights into both individual and group behaviours in Japanese business organisations, and the contexts in which the organisational behaviours are situated.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
日常生活の中で、私たちは様々な「組織」に関わっています。しかし、日常的経験があるが故にかえって深く考えることをせず、その結果として、本質的な理解が妨げられることも多いのではないでしょうか。
この授業では、経営組織論の概念をもとに個人、集団、組織全体についての考察を進め、現代社会における「組織」の諸側面を深く理解すると同時に、組織における個人・集団の振る舞いや、経営組織の活動の背後にある意味を洞察する力を磨いていくことをめざします。
到達目標Goal
• 多様な組織観・人間観をもとに、現代社会における「組織」の諸側面について、多面的かつ批判的に考察できる。
• 経営組織論の概念枠組と用語を用いて、組織における個人と集団の振る舞いや、現代社会における経営組織の活動の背後にある意味を理解し、説明することができる。
• 組織における個人と集団の活動や、現代社会における経営組織の活動を深く理解するための本質的な「問い」を、主体的に見いだすことができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1-4」、「DP4」に関連が特に強い
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
• 全14回をzoomを使ったオンライン授業(リアルタイム配信型)で行います。
• 一方向的なビデオ配信ではなく、双方参加型の授業運営を行います。
春学期の授業(経営組織論Ⅰ)では、「組織と個人の創造的関係」という視点から、関連する概念や理論をもとに、振る舞いの背後にある意味を読み解いていきます。具体的には、「個人の振る舞い」「キャリア開発」「集団の振る舞い」「組織と個人の関係」という4つのテーマに関する様々なトピックを取り上げ、多面的かつ批判的な考察を進めます。
授業の進め方については、「参加者が主体的に考える場」の実現をめざして運営します。テーマ毎に、2週を1モジュールとした授業構成とします。各モジュールでは、テーマに関する講義を行いますが、受講者が主体的に考え、発言する機会をできる限り設けていく予定です。さらに、各モジュールの前後の授業では、それぞれのテーマに関連した事例や検討課題を取り上げ、講義の中で学んだ理論/概念との関係を意識しながら、現実社会における「組織」の諸側面を読み解いていきます。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
Ⅰ 春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:オリエンテーション
授業のねらいと進め方についての説明と導入講義
第2回:個人の振る舞い(1)
仕事の中での「学習と成長」に関する基礎概念
第3回:個人の振る舞い(2)
組織における「モチベーション(動機づけ)」に関する基礎概念
第4回:事例研究(1-1)
「組織と個人の創造的関係」の事例に関するゲスト講義
第5回:キャリア開発(1)
組織における「キャリア・デザイン」の基礎概念
第6回:キャリア開発(2)
組織における「専門職」の意味/意義/位置づけ
第7回:事例研究(1-2)
「組織と個人の創造的関係」の事例に関するゲスト講義
第8回:集団の振る舞い(1)
経営学における「集団(グループ)」の意味/意義/位置づけ
第9回:集団の振る舞い(2)
組織における「創造的コラボレーション」の可能性と課題
第10回:事例研究(1-3)
「組織と個人の創造的関係」の事例に関するゲスト講義
第11回:組織と個人の関係(1)
組織における「対話的コミュニケーション」の可能性と課題
第12回:組織と個人の関係(2)
組織における「リーダーシップ」の基礎概念
第13回:事例研究(1-4)
「組織と個人の創造的関係」の事例に関するゲスト講義
第14回:ラップアップ
春学期の授業で取り上げた諸概念の振り返りと総括講義
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
経営学の基礎的科目を履修していない受講者は、各回の「講義項目」と「学習内容」を確認し、『経営組織』(下記、参考書)の該当箇所を読み、疑問点などを整理した上で、授業に臨んでください。シラバスで指定したテキスト・参考書以外にも、それぞれのテーマに関連する文献を授業中に適宜紹介していきますので、自分の興味・関心に沿ったものを選び、読み進めてください。なお、本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
各テーマ(モジュールごと)に振り返りレポートを作成します(4回)。この振り返りレポートは成績評価の対象となります(成績評価中40%)。
テキスト(教科書)Textbooks
各講義に関連した資料を配布します。資料は「学習支援システム」上にPDFファイルでアップしますので、各自で事前にダウンロードした上で、授業に臨んでください。
参考書References
以下に挙げたものは、春学期・秋学期に共通した参考書です。この3冊以外にも、各回の講義テーマに関連する文献を授業中に紹介していきます。
• 金井壽宏 『経営組織』(日経文庫) 日本経済新聞社
• ロビンス,S.P.『組織行動のマネジメント』 ダイヤモンド社
• グロービス経営大学院 『グロービス MBA 組織と人材マネジメント』 ダイヤモンド社
成績評価の方法と基準Grading criteria
①テーマ(モジュールごと)の振り返りレポート(4回)、②ゲスト講義へのコメント(4回)、③最終レポート(1回)により評価します。評価の割合は以下の通りとします。
[評価の内訳]
• 振り返りレポート(4回) :40%
• ゲスト講義へのコメント(4回) :20%
• 最終レポート(1回) :40%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
今年度はできる限り具体的事例を取り上げて検討していきます。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
• zoomを使ったオンライン授業(リアルタイム配信型)を受講するための機器と環境は各自で準備してください。
• 受講者が主体的に考え、発言する意見交換の場として、Twitterを活用する予定です。受講者はTwitterのアカウントを設定し、授業中にアクセスするための機器を各自で用意してください。
• 上記【テキスト】で説明した通り、授業中に使用する資料を、事前に「授業支援システム」からダウンロードすることも必要です。
その他の重要事項Others
『経営学総論Ⅰ/Ⅱ』もしくは 『組織論入門』を事前に履修していることが望ましい。