社会学研究科Graduate School of Sociology
SOC500E1－0207（社会学 / Sociology 500）社会学原典研究２Readings in Sociology ２
小林 直毅
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 社会学研究科Graduate School of Sociology |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2021 |
| 授業コードClass code | X6349 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 木4/Thu.4 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | 修士課程「社会学原典講読」と合同 |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience |
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Outline (in English)
Graduate students will be able to read and understand the basic literature of sociology of body originating from Foucault's thought.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語・英語併用 / Japanese & English
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
「生権力」だけにはとどまらず、『臨床医学の誕生』や『知の考古学』などの著作となって現れたMichel Foucaultの思想を源流とする「身体の社会学」の成果と課題を、この分野の基本的文献を読み解くことで考察する。
到達目標Goal
20世紀後半以降の社会学の思想的展開とその優れた実践的成果のひとつとして「身体の社会学」を、「生権力」「身体」「言説」「知」「近代」「文化」「政治」「メディア」といった多角的視点から理解し、考察できるようになることを目指す。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語・英語併用 / Japanese & English
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
今日では「身体の社会学」の原典ともいえるもっとも基本的な文献のひとつである、Bryan S. Turner (2008) The Body and Society: Explorations in Social Theory, Third Edition, Sage Publications.を講読する。毎回の授業では、参加者が各自の関心に応じてテキストの章を分担し、ぞれぞれの内容のレジュメを準備して報告、討論する。
課題等へのフィードバックは、各回の授業内で行う。
＊本授業は原則として対面形式で実施するが、受講者の希望があればオンラインでの参加も可とする。なお、第１回の授業はオンラインを併用して実施するので、オンラインでの受講を希望する場合は、学習支援システムの「授業情報」に記載のあるメールアドレスまで、その旨、あらかじめ連絡すること。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回：イントロダクション
現代の社会学思想の成り立ちを考える。
第2回：The Mode of Desire
テキストの第１章を講読し、討論する。
第3回：Sociology and the Body
テキストの第２章を講読し、討論する。
第4回：The Body and Religion
テキストの第３章を講読し、討論する。
第5回：Bodily Order
テキストの第４章を講読し、討論する。
第6回：Eve's Body
テキストの第５章を講読し、討論する。
第7回：The End of Patriarchy?
テキストの第６章を講読し、討論する。
第8回：The Disciplines
テキストの第７章を講読し、討論する。
第9回：Government of the Body
テキストの第８章を講読し、討論する。
第10回：Disease and Disorder
テキストの第９章を講読し、討論する。
第11回：Ontology of Difference
テキストの第10章を講読し、討論する。
第12回：Bodies in Motion
テキストの第11章を講読し、討論する。
第13回：The Body and Boredom
テキストの第12章を講読し、討論する。
第14回：Epilogue: Vulnerability and Values
テキストの第13章を講読し、討論する。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は各２時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
Bryan S. Turner (2008) The Body and Society: Explorations in Social Theory, Third Edition, Sage Publications.
参考書References
Alan Petersen and Robin Bunton (eds.) (1997) Foucault, Health and Medicine, Routledge.
Deborah Lupton (2012) Medicine as Culture: Illness, Disease and the Body, Third Edition, Sage Publications.
成績評価の方法と基準Grading criteria
分担報告（50％）、討論（50％）の達成度で評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
該当なし。
担当教員の専門分野等
＜専門領域＞
メディア文化研究
＜研究テーマ＞
メディア／アーカイブ研究、水俣病事件報道研究
＜主要研究業績＞
『メディアテクストの冒険』（世界思想社、2003 年）
『テレビはどう見られてきたのか』（共編著、せりか書房、2003 年）
『水俣学研究序説』（共著、藤原書店、2004 年）
『水俣学講義 [第２集]』（共著、日本評論社、2005 年）
『テレビニュースの社会学』（共著、世界思想社、2006 年）
『「水俣」の言説と表象』（編著、藤原書店、2007 年）
『テレビジョン解体』（共著、慶應義塾大学出版会、2007 年）
『ポピュラーＴＶ』（共著、風塵社、2009 年）
『放送番組で読み解く社会的記憶―ジャーナリズム・リテラシー教育
への活用―』（共著、日外アソシエーツ、2012 年）
『メディア・リテラシーの現在―公害／環境問題から読み解く』（共著、ナカニシヤ出版、2013 年）
『ニュース空間の社会学―不安と危機をめぐる現代メディア論』（共著、世界思想社、2014年）
『原発震災のテレビアーカイブ』（編著、法政大学出版局、2018年）