社会学研究科Graduate School of Sociology
SOC500E1-2205(社会学 / Sociology 500)メディア特殊研究1(ブランド広告の意味研究)Special Issues in Media and Communications 1
青木 貞茂
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 社会学研究科Graduate School of Sociology |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | X6025 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 金5/Fri.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
In contemporary society, brand is an existence with great significance and value that cannot be ignored in our everyday life. We will clarify how the brands, created by advertisement information, influence us and how their significance and values are produced in light of structuralism, semiotics, and pragmatics.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
現代社会においてブランドは、私達が生きていく上で無視できないほど大きな意味・価値を持った存在である。このブランドを創造するのが広告情報であり、どのように私達に働きかけ、影響を与えるのか、意味・価値の生成構造について構造主義、記号論、語用論をふまえ明らかにする。
到達目標Goal
現代のブランド広告などに関して構造主義・記号論などの方法を駆使して、その構造・意味を分析・把握することができるようになる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
主にブランド広告あるいは関連情報を中心として、記号論、言語学における語用論等の方法を駆使し、様々な情報を分析素材として構造・意味解析を実行する。その隠された意味、表現構造を明るみに出し、ともに情報の意味についての考察を深めていく。本授業は、Zoomを使用してオンラインで実施する。課題等へのフィードバックは、各回の授業内で行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
春学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:授業のオリエンテーション
授業のコンセプトと全必要な予備知識などについて説明
第2回:現代社会におけるブランド、広告、文化
ブランド、広告、文化は、現代社会の中でどのような機能と役割を果たしているのか
第3回:ブランドの存在論
現代社会におけるブランドの存在意義
第4回:ブランド価値の発見
ブランドの価値、意味内容のための調査方法
第5回:ブランド価値の構造化
ブランドの価値、意味内容を定義する
第6回:ブランド価値の管理
ブランドの価値をぶれずに管理する手法
第7回:ブランド・シンボルの概念
ブランドの表現を構成するシンボルの内容
第8回:ブランドにおけるシンボル・チェーン
ブランドのシンボル間のチェーン構造とはどのようなものか
第9回:成功したブランド広告のケース分析
世界的に成功したブランド広告の事例を分析
第10回:ブランド広告の構造分析
ブランド広告を構造主義、記号論の方法で分析
第11回:言語ゲームとブランド・コミュニケーション
言語ゲーム論からみたコミュニケーション戦略
第12回:ブランド広告と物語
ブランド広告を効果的に拡散する物語
第13回:ブランドマネジメントの方法
ブランド表現、シンボルのマネジメント方法
第14回:ブランド広告と情報戦略
ブランドに関する情報発信戦略の概要と授業全体でのまとめ
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
日常生活においてブランドとその広告表現について積極的な関心を持ち、情報収集を行なう。予習、課題がある場合、適宜授業内で指示する。本講義では、準備時間2時間、復習時間2時間、1回につき計4時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
青木貞茂『文化の力』(NTT出版、2008年)
青木貞茂『キャラクター・パワー』(NHK出版新書、2014年)
参考書References
津金澤聡廣・佐藤卓己編『広報・広告・プロパガンダ』(ミネルヴァ書房、2003年)
佐藤卓己・渡辺靖・柴内康文編『ソフト・パワーのメディア文化政策』(新曜社、2012年)
他適宜授業内で指示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(70%)、課題レポート(30%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
なし。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
なし。
その他の重要事項Others
オフィスアワーは、火曜日の昼休み、青木の研究室にて実施。
担当教員の専門分野等
<専門領域>広告論、ブランド論
<研究テーマ>文化と広告、ブランド、マーケティング
<研究業績>単著『文脈創造のマーケティング』(日本経済新聞社、1994年)、『文化の力』(NTT出版、2008年)
共著『記号化社会の消費』(ホルト・サウンダース・ジャパン、1985年)、『広告の記号論』(日経広告研究所、1987年)、『文化の消費が始まった』(日本経済新聞社、1989年)、『広報・広告・プロパガンダ』(ミネルヴァ書房、2003年)、『ソフト・パワーのメディア文化政策』(新曜社、2012年)
共訳書としてレイモア『隠された神話』(日経広告研究所、1985年)